希蝶 のコメント

 まいこさんのゴー宣ジャーナリスト、第2回目の方の感想です。先に知ったかぶりな話ばかり記したので、純粋に感想を。といっても、帚木の内容について、自分が感じることですが。
 
 帚木の雨夜の品定めのところや、紀伊守の妻である空蝉さんと契ってしまう源氏の姿、何だか昼ドラのような世界だな、とか思ったりします。あと、空蝉の弟の小君との関係…なるほど、少年愛ともとれるな、です。

 少し調べたのですが、梨木神社は神社本庁から独立しているのだとか。あと、廬山寺には近世の天皇家の陵があるみたいです。

 私は「雨夜の品定め」みたいな話はあまり好きではありませぬ。人には人の事情もあるし、それがそのまま自分自身の参考にはならぬ場合が多い、自分のがかりに恋をするとしても、まったく同じにはならぬのでは、とか感じます。確かに面白いののですが、「無責任に」他者の恋愛に対して、意見は言いたくはないです。
 参考にはなるし、人の生き方みたいなもをの知ることで、人生を豊かにするといった意味はあると思います。同情することはできる、とも。それと、眞子様の場合みたいに、要らぬ干渉を受ける場合は、はっきりと「松外れだ」という嫌悪感を示すのも大事かな、と。

 (また話を脱線させますが)シャーロック・ホームズものに「高名な依頼人」という話があり、とある貴族の令嬢がろくでなしの詐欺師みたいな男にひっかかって、それを、「とある匿名の高貴なかた」から依頼されて、ホームズが阻止するという話なのですが…、この場合は、多分。よしりん瀬先生が宮内庁から呼び出されて、という、近年のSPA!の「ゴー宣」に描かれている話とよく似ているのかな?(「高名な依頼人」というあたりなど)。そういう場合でもない限り、それこそ(終わっちゃったけれども)「ブギウギ」に登場する雑誌記者みたいなのが、スキャンダルで記事をでっちあげるのはいただけない、ホームズの短篇も、そういうのを防ぐための手段だったとも取れるのかな、とか。
 記事を記す側も、商売だけではなしに、もっと「責任」を持って、記事を記して干しい、「水に流してくれる」ことなど期待しない方がいい、です。

 …そうなのだけれども、他人から耳にした話が自分を突き動かすということはよくあることなのかな、それを帚木のエピソードが示しているのかな、というふうにも思いました。
 …このあと、夕顏と、生き霊なんですよね。もっと先だったのかな?
 次回も楽しみです。

 あと、「この程度のことは知っていて当然だ」というふうに自分も考えがちなのですが(横浜おどれらライヴの時に質問した「最後の授業」など)、(自分の視点からすると)意外に周知のことではなかったりすることもあるので、まいこさんの記事に、よしりん先生が「人は分からなかったくせに、分かったふりをします」とか「はアホと思われてもいいので、質問をいっぱい出します」というの、とても大事なのかな、と思いました。

 こんな感じです。

 それと、昨日の「光る君へ」を視聴しましたが、息子、伊周のことを気に掛け、弟の道兼にまで頭をさげる藤原道隆の姿が、幼い秀頼のことを心配する豊臣秀吉の姿と重なって見えました。人間、どれだけ權力を手に入れても、死ぬ間際には身近な人や周囲に、家族の今後をお願いするしかなのかな、と思いました。

 あと阿呆なことを記しますが…確かに「忘れじの」の歌、「儀同三司母」の歌でした。「高階貴子」さんと一致しなくって…。有名人だったんですね、藤原道隆の正妻のかたって。

 ということで、次号を期待します。

No.156 6ヶ月前

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