Dr.U のコメント

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 高森先生の本日のブログを読みました。

「同時代における確かな事実としては、元正天皇は父親である男性皇族(草壁皇子)の血筋(=男系)ではなく、母親である女性天皇(元明天皇)の血筋(=女系)による皇族として即位された、としか理解できないはずだ。これこそまさに「女系継承」。」

 この言い方は、少し強すぎるように思われます。次の言い方の方が適切ではないでしょうか。

「同時代における確かな事実としては、元正天皇は父親である男性皇族(草壁皇子)の血筋(=男系)《だけ》ではなく、母親である女性天皇(元明天皇)の血筋(=女系)に《も》よる皇族として即位された、としか理解できないはずだ。これこそまさに「女系継承」。」

 つまり、母方の血筋が極めて重要な役割を果たしたということは100%同意しますが、だからといって草壁皇子の血筋があまり意味のないような言い方をするのは不適切かと。
 それから、(本当にしつこくて申し訳ないのですが)、最後の一文は「女系継承」というより「母方継承」という言葉の方が正確なのではないでしょうか。男系固執派が「おまえたちは女系という言葉の正しい意味も理解してないじゃないか」などと言って(サトルさんの報告では倉山が例の著書でやってたらしいですね)、あげあし取りをしてくるのが、なんとも不愉快でなりません。わざわざそういう隙を与えてあげるのも、なんだか馬鹿らしい気がするのです。

 例えば、次のような言い方はできないでしょうか。

「日本の皇位継承は、父方の血筋だけでなく母方の血筋も重要だった、ゆえにそれは「父方継承」と「母方継承」の両方の性格を持つ、いわば「双方系(*私の造語です)」であった。」

 言い方としては、「女性天皇・女系天皇の公認を求める」ではなく、「女性天皇・母方継承の公認を求める」みたいになるでしょうか。

 ごめんなさい、しつこいのは承知の上で。
 うさぎより

No.47 21ヶ月前

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