>>54 「よしりん辻説法」今回は初めて「Flash」を買って読むことが出来ました。 今までは、たまたま「Flash」を見つけるとパラパラと辻説法を探しますが、ないことが重なっていました。 読んでまず思ったことは、トッキーさんがブログで書いている事です。 「思い出すと自分が嫌になる恥ずべき恋愛、 自己嫌悪で思い出すと苦しいほど 後悔している恋愛。 それを包み隠すことなく懺悔する、 偽善を排して善の模範を追求する よしりん先生の真骨頂!」 私もなかったことにしたい事が1つだけあります。 でもあまりに自分が情けなくて口にすることもできません。 だからやっぱり、よしりん先生は、凄い。 周りが囃し立てなければ、違ったのかな、とも思いました。 外野がうるさいと冷静になれません。 辻説法のお話で思い出したのですが、私はたまたま同じ症状を体験して、結婚した女性を知っています。 彼女もまた美しい人でした。 彼女は成人してある日突然発症し、頻繁な時期もあり一時は車椅子でした。 その時期に居合わせた青年は、彼女が突然倒れ介助をされる場に何度も居合わせました。 彼は彼女の一番辛い時期を知っていました。 じきに彼女の症状は落ち着き車椅子も要らなくなり、普通の生活を取り戻しました。 彼は密かに彼女に思いを寄せていましたが、数年後思いが届き2人は結婚しました。 自分の一番辛い時期に共にいて支えてくれた彼だから、信頼でき安心だった、と言っていたと記憶しています。 ところで、「メンタルやられた系の男性」が悲惨になりがちなのは、 男性は、「働いて家庭を持って一家を養って一人前」という刷り込みがあるため、 働けないだけで社会から「ダメ男の烙印」を押されるがちだからではないでしょうか? 世間もそうだし、当事者もそう思ってしまうのではないでしょうか? 女性の場合は、男性ほどの圧力はない気がします。 女性がパートやアルバイトの非正規があたりまえの日本では、(妊娠出産子育てがある前提) メンタル病んで正規のフルタイムで働けなくても、週に数日の短時間勤務で働けるし、さほど奇異の目では見られません。 でも男性の場合、週数日、短時間のアルバイトだと、 訳あり?の人、フルタイムで働けない駄目な人、と思われがちかもしれません。 男性が働く即ち、「正社員でフルタイムで働き一家を養える収入を得る」事を求められるのだと思います。 また人にもよりますが、女性の場合男性に比べて、甘えたり弱音をはいて泣いたりしやすいし、 今の自分にできることから、と、階段を一段一段上がっていけるけど、 男性は強気に男らしくあろうとして、どんなに辛くても意地を張ったり、寂しくても平気なふりをしたり、 泣きたくてもぐっと堪えたりして、 社会で認められる男になろうとして、「正社員になってこそ一人前」と自分でもハードルを上げてしまうので、 かえって自分を追い詰めて再発したり、不調が長引いたりしてしまうのかな、とか考えます。 社会が求める理不尽な「一人前の男性像」が邪魔をしていると思います。 男は養って一人前、女は家事子育てがあるから非正規で良し、という通念が根強いと感じています。 この考え方が、男性を生きづらくさせていると思います。 殊に日本では、(メンタルといえば聞こえはいいが) 無知ゆえに精神病に対する偏見が根強いので、 メンタル病んでるだけで、「怖いし面倒だから近づかんとこ」って感じになるし、 メンタル病んでる系は、就労ではもう絶望的で、問答無用で「使えない」と見做されがちです。 だから結局、障害者雇用の事業所で単純労働、という選択しかなく、 そこからステップアップしていく道が狭き門で希望がみえにくいので、どんどん意気消沈、絶望していってしまうのかな、とか考えました。でも一方で、狭き門を切り拓いていかなければならない、と強く感じています。 これはあくまで、私の狭い周囲を見渡した場合の、極めて個人的な感想です。 めちゃくちゃ長くなってしまい、申し訳ありません。
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>>54
「よしりん辻説法」今回は初めて「Flash」を買って読むことが出来ました。
今までは、たまたま「Flash」を見つけるとパラパラと辻説法を探しますが、ないことが重なっていました。
読んでまず思ったことは、トッキーさんがブログで書いている事です。
「思い出すと自分が嫌になる恥ずべき恋愛、
自己嫌悪で思い出すと苦しいほど
後悔している恋愛。
それを包み隠すことなく懺悔する、
偽善を排して善の模範を追求する
よしりん先生の真骨頂!」
私もなかったことにしたい事が1つだけあります。
でもあまりに自分が情けなくて口にすることもできません。
だからやっぱり、よしりん先生は、凄い。
周りが囃し立てなければ、違ったのかな、とも思いました。
外野がうるさいと冷静になれません。
辻説法のお話で思い出したのですが、私はたまたま同じ症状を体験して、結婚した女性を知っています。
彼女もまた美しい人でした。
彼女は成人してある日突然発症し、頻繁な時期もあり一時は車椅子でした。
その時期に居合わせた青年は、彼女が突然倒れ介助をされる場に何度も居合わせました。
彼は彼女の一番辛い時期を知っていました。
じきに彼女の症状は落ち着き車椅子も要らなくなり、普通の生活を取り戻しました。
彼は密かに彼女に思いを寄せていましたが、数年後思いが届き2人は結婚しました。
自分の一番辛い時期に共にいて支えてくれた彼だから、信頼でき安心だった、と言っていたと記憶しています。
ところで、「メンタルやられた系の男性」が悲惨になりがちなのは、
男性は、「働いて家庭を持って一家を養って一人前」という刷り込みがあるため、
働けないだけで社会から「ダメ男の烙印」を押されるがちだからではないでしょうか?
世間もそうだし、当事者もそう思ってしまうのではないでしょうか?
女性の場合は、男性ほどの圧力はない気がします。
女性がパートやアルバイトの非正規があたりまえの日本では、(妊娠出産子育てがある前提)
メンタル病んで正規のフルタイムで働けなくても、週に数日の短時間勤務で働けるし、さほど奇異の目では見られません。
でも男性の場合、週数日、短時間のアルバイトだと、
訳あり?の人、フルタイムで働けない駄目な人、と思われがちかもしれません。
男性が働く即ち、「正社員でフルタイムで働き一家を養える収入を得る」事を求められるのだと思います。
また人にもよりますが、女性の場合男性に比べて、甘えたり弱音をはいて泣いたりしやすいし、
今の自分にできることから、と、階段を一段一段上がっていけるけど、
男性は強気に男らしくあろうとして、どんなに辛くても意地を張ったり、寂しくても平気なふりをしたり、
泣きたくてもぐっと堪えたりして、
社会で認められる男になろうとして、「正社員になってこそ一人前」と自分でもハードルを上げてしまうので、
かえって自分を追い詰めて再発したり、不調が長引いたりしてしまうのかな、とか考えます。
社会が求める理不尽な「一人前の男性像」が邪魔をしていると思います。
男は養って一人前、女は家事子育てがあるから非正規で良し、という通念が根強いと感じています。
この考え方が、男性を生きづらくさせていると思います。
殊に日本では、(メンタルといえば聞こえはいいが) 無知ゆえに精神病に対する偏見が根強いので、
メンタル病んでるだけで、「怖いし面倒だから近づかんとこ」って感じになるし、
メンタル病んでる系は、就労ではもう絶望的で、問答無用で「使えない」と見做されがちです。
だから結局、障害者雇用の事業所で単純労働、という選択しかなく、
そこからステップアップしていく道が狭き門で希望がみえにくいので、どんどん意気消沈、絶望していってしまうのかな、とか考えました。でも一方で、狭き門を切り拓いていかなければならない、と強く感じています。
これはあくまで、私の狭い周囲を見渡した場合の、極めて個人的な感想です。
めちゃくちゃ長くなってしまい、申し訳ありません。