KAZU のコメント

>>138

*SARS-CoV-2:新型コロナウイルス感染症の原因ウイルス。
COVID-19は疾患名なので、ウイルス自体の話ではSARS-CoV-2という用語を使用します。

 ひさりんさん

 コメントありがとうございます。おっしゃる通り、今回のワクチン接種は人工的にウイルスに感染した状態を作り出します。この方法は弱毒化した生きているウイルスを使用して接種する『生ワクチン』に近い原理です。生ワクチンは生きているウイルスそのものを利用していますので、そのウイルスに感染したことになります。感染したことによって免疫系を活動させ抗体などを産生し、そのウイルスに対する免疫を作ります。この生ワクチンは例えばはしかや風疹のワクチンがそうでして、近年まではポリオなどのワクチンで使われていました。スパイクタンパクが選ばれたのはウイルス特異性が高いからではないでしょうか。病原性といっても幅が広いためここでは病原性を感染してウイルスが増殖してどんどん広がるということに限定すると、mRNAワクチンにはゲノムRNAを複製させる酵素を持ち合わせていないので、極ミクロの状態でワクチンにあるmRNA自体が複製される可能性について100%否定することはできませんが、複製を効率的に普通にウイルスが増殖する条件がそろっているわけではないので、少なくとも実際にSARS-CoV-2が感染した状態のようにmRNAワクチンのRNAが複製されて増殖するという事象はまずないと思います。そういう意味では病原性はないです。もちろん、SARS-CoV-2のスパイクタンパクを利用して免疫系を動員するので、その過程でサイトカインが出現し発熱が出たりします。血栓もサイトカインが産生されたことの結果です。確かに罹って具合悪くなったんならまだしも、ワクチン接種で具合悪くなるなんて嫌だという考えはあってしかるべきですので、それはある程度は自己判断でいいと思います。妊活前のカップルが風疹の抗体価がなくてワクチン接種してなかった場合は妊活してはならないという決まりはないので。先天性風疹症候群を防ぐとしっかりとした根拠がある風疹ワクチン(今は風疹ワクチン単独はなく、はしかと混ざったMRワクチン)ですらこの状況ですので、SARS-CoV-2ワクチンで強制するのはちょっとやりすぎですね。

また筋肉注射についてですが、筋肉注射の場合、周囲に神経などがなく、しっかり筋肉がある領域に注射する必要があり、候補としては臀部(おしり)の筋肉や今回のワクチン接種で行われている三角筋に行われます。さすがに臀部に注射だといろいろ問題があるので、三角筋が選択されます。ちなみに心臓に近いところに注射をすると心臓や脳に行くのではないかということですが、実際に静脈に注射したのであればそうなりますが、ワクチン接種は静脈に打つわけではないので、その心配はあまりしなくてもいいと思います。

No.152 34ヶ月前

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