関西LIVE、非常な熱量で視聴させていただきました(地元大阪在中でありながら、家の事情で今回参加できず残念でした)。まず、今回一番印象に残りましたのは、やはりゲスト参加された明石市_泉市長の登壇でありました(奇遇にも、木蘭さんの苗字と同じ読み方ですが(^^))。政治家の資質としてもっとも重要な事は“信念”であると常々感じておりましたが、今回久しぶりに政治家の胆力を感じることができました(画面上で見ていても、恥ずかしながら何度か目頭が熱くなりました)。そして、信念を支える情熱に加えて、その背景にある思想(どういった自治体にしていきたいのか?)および具体的な戦略(政党の支援は受けないが、選挙民の支持を集め選挙に通ること)などを感じさせる言及もあり、日本の政治家にも少し希望が持てました(ただ、同時に言及されていた「騒ぎ過ぎるメディア」、および「ふわっとした住民の不安」という圧力には、侮れないものを感じました)。 次に、今回の関西LIVEは、全体的には「コロナ渦」の総括のような位置付けに思えました。コロナ渦における経済の話、法の話、など、今回だけでもためになる話が満載だったと思います。特に、コロナウイルスそのものについては、「研究でわかるミクロのメカニズムをマクロな集団への現象に適用できない」という言及は、非常に示唆的でありました(これは、ミクロのメカニズムを追及する研究自体の重要性を否定していないと思われるのですが、このことは、経済学においてマクロ経済のメカニズムをミクロ経済学では説明できない、というケインズの発見に類似していると私見では思われました)。さらに、コロナワクチンは理論上安全そうに見えるが(ウイルスのスパイク糖タンパク領域のmRNAを抗原にしたワクチンで抗原は投与後短時間で分解されるため)、実際にこのワクチンを投与していった場合、どのようなことが起こるのかは予想がつかない(治験の第3相(多数の患者さんで、有効性、安全性、使い方を確認する段階)まではいっているようだが、通常の手順とは異なるというのがその理由)というのも非常に勉強になりました。そしてこれらのことより、一方で(少なくとも日本では)大したことのないコロナウイルスを過剰に危険視し、もう一方で有効性・安全性の怪しいコロナワクチンをなぜか切望するという、良くわからない状態になっている理由が明らかになったような気が致します。 最後になりますが、この「コロナ渦」で炙り出された“日本人とは?”という、さらなる論陣に期待致します。
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小林よしのりチャンネル
(ID:18275636)
関西LIVE、非常な熱量で視聴させていただきました(地元大阪在中でありながら、家の事情で今回参加できず残念でした)。まず、今回一番印象に残りましたのは、やはりゲスト参加された明石市_泉市長の登壇でありました(奇遇にも、木蘭さんの苗字と同じ読み方ですが(^^))。政治家の資質としてもっとも重要な事は“信念”であると常々感じておりましたが、今回久しぶりに政治家の胆力を感じることができました(画面上で見ていても、恥ずかしながら何度か目頭が熱くなりました)。そして、信念を支える情熱に加えて、その背景にある思想(どういった自治体にしていきたいのか?)および具体的な戦略(政党の支援は受けないが、選挙民の支持を集め選挙に通ること)などを感じさせる言及もあり、日本の政治家にも少し希望が持てました(ただ、同時に言及されていた「騒ぎ過ぎるメディア」、および「ふわっとした住民の不安」という圧力には、侮れないものを感じました)。
次に、今回の関西LIVEは、全体的には「コロナ渦」の総括のような位置付けに思えました。コロナ渦における経済の話、法の話、など、今回だけでもためになる話が満載だったと思います。特に、コロナウイルスそのものについては、「研究でわかるミクロのメカニズムをマクロな集団への現象に適用できない」という言及は、非常に示唆的でありました(これは、ミクロのメカニズムを追及する研究自体の重要性を否定していないと思われるのですが、このことは、経済学においてマクロ経済のメカニズムをミクロ経済学では説明できない、というケインズの発見に類似していると私見では思われました)。さらに、コロナワクチンは理論上安全そうに見えるが(ウイルスのスパイク糖タンパク領域のmRNAを抗原にしたワクチンで抗原は投与後短時間で分解されるため)、実際にこのワクチンを投与していった場合、どのようなことが起こるのかは予想がつかない(治験の第3相(多数の患者さんで、有効性、安全性、使い方を確認する段階)まではいっているようだが、通常の手順とは異なるというのがその理由)というのも非常に勉強になりました。そしてこれらのことより、一方で(少なくとも日本では)大したことのないコロナウイルスを過剰に危険視し、もう一方で有効性・安全性の怪しいコロナワクチンをなぜか切望するという、良くわからない状態になっている理由が明らかになったような気が致します。
最後になりますが、この「コロナ渦」で炙り出された“日本人とは?”という、さらなる論陣に期待致します。