昨日、『ゴー宣〈憲法〉道場』でまだ読んでない部分を読んだが、倉持麟太郎の論考は緻密でニヒリズムを克服する情熱があって、大したものだと感心した。
(この男は褒めると調子に乗るので用心だが)
それから長谷部恭男の『憲法の良識』を読んだが、考え方が間違ってるだろう、歴史認識が違うだろう、事実として間違ってるじゃないか、と思う箇所が次から次に噴出して、付箋の数がどんどん増えていく。
憲法の役割が、実定法に矛盾が出たときに、良識に立ち戻るとか、本来の人間の姿に戻って判断するためとか言ってるが、そもそも「良識」とは何なのかという規定がないから、話にならない。
自分の感覚が良識だと妄信してるのだろう。
憲法9条は人間の本来の姿でもないし、良識の欠片もない。
長谷部恭男の憲法論こそが「フェイク憲法論」にしか見えない。
これを批判しようと思ったら本一冊書かねばならない。
どうりで「ゴー宣道場」にゲストで来れないはずだ。
論破されまくって権威を保てないからな。
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