小林よしのりライジング

爆笑問題のワイドショーを見て

2018/04/29 23:00 投稿

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日曜朝の爆笑問題のワイドショーを最近は結構見ている。
この番組には異形の者ばかりが次々に登場するが、非常識が通用して全体主義を破壊する瞬間がたまらない。

今現在は「セクハラ糾弾・原理主義」が全マスコミに浸透して、異論は言えない状態になっている。

庶民レベルでは、わしの妻も、秘書も、道場の女性師範も、わしの担当女性も、異論反論だらけなのだが、マスコミの優等生批評は「断固、セクハラ糾弾!」「発言だけでも、奴を吊るせ!」の大合唱で、不気味に全体主義を形成している。
戦前の軍国主義も、マスコミが異論反論を許さぬ空気を形成した。

そんなときに爆笑問題のワイドショーの中で、「私はキスだけなら許す」とか、「他人に突然キスされるのは案外、気持ちいい」とか、女性が発言して大爆笑になる光景があって、実に愉快だ。
この番組を見ると「非常識」の意義について深く考える。 

常識は本来、「保守思想」の重要な核なのだが、マスコミが作った常識は実はイデオロギーであることが多い。
マスコミが作る正論に対抗するには、庶民の異論反論が必要だ。
それは非常識に見えて、実は常識なのである。 

「庶民の現場」の感覚を無視して、マスコミの人工的な「人権イデオロギー」に染まり、大衆化せぬように、わしは悪人と見られても、エセ知識人に「王様は裸だ!」と、言い続けなければならない。

ただし、わしは基本的に「セクハラ・パワハラ反対」であり、「女性の地位向上」のための発言や作品は描き続ける。
ヒステリーは嫌い。原理主義は大嫌い。全体主義は恐怖。
「笑い」はこれらと戦うために重要である。

 

 

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