四君子 のコメント

泉美木蘭のトンデモ見聞録第34回「よくわかる加計学園年表」

 この件も、果たして政治は私情で動いてしまって良いのか、という疑念をいだかせる問題です。小林先生のライジング記事とも重なるけれども、学問は自分の中の動機と興味と趣味でするものであって、地域活性化のために行われるものではないと思います。大学や学部の設置って、競争で、古いものが新しいものに淘汰されるものだったのでしょうか。だとすると、「伝統」とは、いったい、何なのでしょうか。築地市場の問題にも共通していることではないか、と思います。
 東京新聞の3月14日の「こちら特報部」もよんでいるのですが、今治市民の税金百億円がつぎこまれるというのは、尋常の事態ではないでしょう。お金の感覚に、政治家は麻痺してきているのではありますまいか。
 「動物のお医者さん」とか「銀の匙」とかいう漫画があるように、動物の面倒とか獣医師は確かに必要でしょう。でも、それは人間の医師が充足して、はじめて手をつけられることであって、保育園の当選に一喜一憂する現状において、大切なのは、人間のことだろうと思います。犬・猫・牛・豚などの動物の数は年々減ってきており(それはそれで大問題だと思うけれども)、無理して、獣医学部をたてあげる緊急性はないわけです。
 それにしても、麻生太郞という人も、「ナチスの手法」とか、漢字の誤読などトンチキなところがある一方で、こういうところではまともなのですね。少し感心しました。あと、文春もよんでますが。石破さんも、地方創生大臣のときにはよい仕事をしていると思います。山本幸三という後任が、だめだめなわけですよね。ほかにも、安倍の子分はいっぱい居るようだけれども。「国家戦略特区」・・・もっともらしいことばですね。
 おそらく、加計という人も蜥蜴のしっぽのように、切り捨てられるのではないでしょうか。

 なお、高森先生の5月27日の記事もよみましたが、前川という文部科学省の元事務次官のかたは、公のことを第一義に考えられておられた立派なかただと思いました。

No.179 91ヶ月前

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