毎日新聞のとある記事で加計学園と森友学園の問題を出している。 しかも加計学園の理事長が両方とも関わっている話だ。 **** 疑惑続々! 森友と加計学園をつないだアッキー ▼国有地投げ売り「核心の共謀メール」 森友学園問題で「新証拠」が浮上する一方、安倍晋三首相の「腹心の友」が経営する加計学園についての疑惑が表面化した。両学園には接点があり、彼らを結びつけたのは、ほかならぬ安倍昭恵氏だった。 「私が思っていたのと違うので、皆さんにお見せしないといけないと思った」 広告 森友学園(大阪市淀川区)の籠池泰典前理事長は5月16日、再び民進党のヒアリングに応じ、“安倍晋三記念小学校”の建設用地として取得した国有地(大阪府豊中市)の価格交渉についての関係者の電子メールを公表した。 メールは複数ある。昨年4月1~10日、近畿財務局、大阪航空局の担当者、森友学園から受注した藤原工業(大阪府吹田市)、設計業者、そして当時の学園の顧問弁護士、酒井康生氏の間でやり取りされたものだ。学園が運営する塚本幼稚園のアドレスにも参考で送られており、それが残っていたという。 なぜ今、公開したのか。籠池氏はこう説明した。 「私はメールを一切、やらないもので、幼稚園の事務方が紙にプリントして見せてくれていた」 つまり、最近になってメールの存在を思い出したということらしい。 メールのやり取りがあった時期について振り返ると、昨年3月11日に校地の深い層から「新たなごみ」が出たと業者から聞かされた籠池氏は、財務局に対応を要請。財務局や航空局の担当者が、現地を視察し、積み上げられた「新たなごみ」を確認したとされる。 こうした動きの中で、籠池氏は「新たなごみがあるのなら、値引きされるのでは」と考え、定期借地契約を結んでいた国有地の購入を改めて申し出た。価格交渉については、酒井弁護士に一任したという。 役人が「小学校開設ありがとう」 政府は、くい掘削工事中に、想定外のごみが大量に見つかったと説明している。ところが、弁護士と設計業者間の「作戦会議」メールには、「新たなごみ」を客観的に示す資料がないことから、苦心する様子が記されていた。 昨年4月9日、酒井弁護士が設計業者に宛てたとされるメールにはこうある。 〈柱状図がないことは不自然でしょうか。求められてから提出するようにできるのであればしたいです(中略)柱状図ではあらわれていないが、廃棄物が混じっているということを、付記するとか理屈を考えることはできませんでしょうか〉 財務局から、建設前に学園が実施したボーリングデータの提出を求められていたが、データにごみの存在が反映されていないことから、躊躇(ちゅうちょ)していたことがうかがえる。設計業者からの返信はこうだ。 〈実際のボーリングデータで産廃が3m(メートル)以深では無い→敷地全体でも無いであろうと推測できる→実際にボーリングしましょう→産廃が3m以深では無い→じゃあ、そんなに引けないですよね、、、、という正論で負けてしまいそう〉 詳細に調査すれば、「新たなごみ」など存在しないことが明らかになると、恐れているように読める。本誌が繰り返し指摘した通り、新たに出たごみは、前年の土壌汚染除去工事の際に取り除かれなかった廃棄物である可能性がより強くなったと言えるだろう。 メールについて、酒井弁護士や設計業者は取材に応じなかった。財務省理財局は次のように答えた。 「財務局担当者は、詳細は覚えていない。早急に対応する必要がある中、関係者とメールのやり取りをしたことはあった。メールは既に削除している」 その財務局の担当者が設計業者に送ったとされるメールは、さらに違和感を感じさせるものだった。 〈瑞穂の國記念小學院開校に向けご協力いただきありがとうございます〉 要するに、国有地を売る側の役人が、学園側に謝辞を述べているのだ。ヒアリングでは、民進党議員から「国立安倍晋三小学校じゃないか」との揶揄(やゆ)の声が上がった。揶揄はいうまでもなく、小学校の名誉校長だった首相の妻昭恵氏を意識したものだ。 土地取得に関する交渉がスムーズになってきた時期について、籠池氏は「顕著になったのは、昭恵夫人が名誉校長に就任してから。それまでも風はあったが、台風みたいになった」と語っている。 ヒアリングの翌17日、『朝日新聞』のスクープに注目が集まった。学校法人・加計(かけ)学園(岡山市北区)が愛媛県今治市の国家戦略特区で開設を計画している岡山理科大獣医学部について、特区を担当する内閣府から「総理のご意向だと聞いている」などと言われたとする文書を、文部科学省が作成していたと指摘したのだ。 首相と同学園の関係について、自民党議員は「理事長の加計孝太郎氏と総理は、南カリフォルニア大留学時に知り合った。たびたび、ゴルフを楽しむ仲です」。今治市が、約17ヘクタールの市有地を建設用地として無償提供したうえ、96億円の補助金を出すことから、「第二の森友学園疑惑」ともいわれてきた。 実は、両学園には接点があった。森友学園関係者によると、現理事長の籠池町浪(ちなみ)氏と職員が2015年10月14日、保育施設「御影インターナショナルこども園」(神戸市東灘区)▽泰典氏と町浪氏らが昨年2月15日、「英数学館小学校」(広島県福山市)――を視察している。いずれも、加計学園の系列施設だ。 森友関係者が明かす。 「昭恵夫人はこども園の名誉園長であり、『すごく良い教育をしている学校があるから見学しては』と勧められた。広島の小学校も同様です」 首相にとって加計学園とは、夫婦ぐるみで「ずぶずぶの関係」というわけだ。加計学園を巡る文書について、松野博一文科相は「確認できなかった」とした。だが、記載内容から信憑(しんぴょう)性は高いとみられる。 「書いたものが物を言う」ということわざがある。どう言い繕っても、二つの疑惑にまつわる文書が政権をじわじわと追い詰めているのだ。 (本誌・花牟礼紀仁) (サンデー毎日6月4日号から) **** 板垣英憲からの記事も注目。 **** 安倍晋三首相は、朝敵(天皇陛下の敵、北朝鮮の敵)か、天皇陛下の信任が厚い小沢一郎代表は「皇室典範特例法案」に反対! ◆〔特別情報1〕 「安倍晋三首相は、朝敵か?」-1つは、天皇陛下の敵、もう1つは、北朝鮮の敵であるということだ。毎日新聞は5月21日午前6時30分、「陛下 退位議論に『ショック』 宮内庁幹部『生き方否定』」(遠山和宏記者)という見出しをつけて、配信した。天皇陛下の信任が厚い小沢一郎代表は、安倍晋三政権が19日の閣議で、天皇陛下の退位に向けて決定した「天皇の退位等(とう)に関する皇室典範特例法案」に反対している。北朝鮮は5月21日午後4時59分(日本時間同)ごろ、中部・北倉付近から東側に向けて弾道ミサイル1発を発射した。14日に弾道ミサイル1発を発射しており、安倍晋三首相は、いつも通り「強く抗議」するのみで、「無策・無能な対北朝鮮外交」のお粗末さを曝け出している。情けない。 ***** 小沢一郎が特例法に反対しているのは皇室の信頼の厚さもある。
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:54294660)
毎日新聞のとある記事で加計学園と森友学園の問題を出している。
しかも加計学園の理事長が両方とも関わっている話だ。
****
疑惑続々! 森友と加計学園をつないだアッキー
▼国有地投げ売り「核心の共謀メール」
森友学園問題で「新証拠」が浮上する一方、安倍晋三首相の「腹心の友」が経営する加計学園についての疑惑が表面化した。両学園には接点があり、彼らを結びつけたのは、ほかならぬ安倍昭恵氏だった。
「私が思っていたのと違うので、皆さんにお見せしないといけないと思った」
広告
森友学園(大阪市淀川区)の籠池泰典前理事長は5月16日、再び民進党のヒアリングに応じ、“安倍晋三記念小学校”の建設用地として取得した国有地(大阪府豊中市)の価格交渉についての関係者の電子メールを公表した。
メールは複数ある。昨年4月1~10日、近畿財務局、大阪航空局の担当者、森友学園から受注した藤原工業(大阪府吹田市)、設計業者、そして当時の学園の顧問弁護士、酒井康生氏の間でやり取りされたものだ。学園が運営する塚本幼稚園のアドレスにも参考で送られており、それが残っていたという。
なぜ今、公開したのか。籠池氏はこう説明した。
「私はメールを一切、やらないもので、幼稚園の事務方が紙にプリントして見せてくれていた」
つまり、最近になってメールの存在を思い出したということらしい。
メールのやり取りがあった時期について振り返ると、昨年3月11日に校地の深い層から「新たなごみ」が出たと業者から聞かされた籠池氏は、財務局に対応を要請。財務局や航空局の担当者が、現地を視察し、積み上げられた「新たなごみ」を確認したとされる。
こうした動きの中で、籠池氏は「新たなごみがあるのなら、値引きされるのでは」と考え、定期借地契約を結んでいた国有地の購入を改めて申し出た。価格交渉については、酒井弁護士に一任したという。
役人が「小学校開設ありがとう」
政府は、くい掘削工事中に、想定外のごみが大量に見つかったと説明している。ところが、弁護士と設計業者間の「作戦会議」メールには、「新たなごみ」を客観的に示す資料がないことから、苦心する様子が記されていた。
昨年4月9日、酒井弁護士が設計業者に宛てたとされるメールにはこうある。
〈柱状図がないことは不自然でしょうか。求められてから提出するようにできるのであればしたいです(中略)柱状図ではあらわれていないが、廃棄物が混じっているということを、付記するとか理屈を考えることはできませんでしょうか〉
財務局から、建設前に学園が実施したボーリングデータの提出を求められていたが、データにごみの存在が反映されていないことから、躊躇(ちゅうちょ)していたことがうかがえる。設計業者からの返信はこうだ。
〈実際のボーリングデータで産廃が3m(メートル)以深では無い→敷地全体でも無いであろうと推測できる→実際にボーリングしましょう→産廃が3m以深では無い→じゃあ、そんなに引けないですよね、、、、という正論で負けてしまいそう〉
詳細に調査すれば、「新たなごみ」など存在しないことが明らかになると、恐れているように読める。本誌が繰り返し指摘した通り、新たに出たごみは、前年の土壌汚染除去工事の際に取り除かれなかった廃棄物である可能性がより強くなったと言えるだろう。
メールについて、酒井弁護士や設計業者は取材に応じなかった。財務省理財局は次のように答えた。
「財務局担当者は、詳細は覚えていない。早急に対応する必要がある中、関係者とメールのやり取りをしたことはあった。メールは既に削除している」
その財務局の担当者が設計業者に送ったとされるメールは、さらに違和感を感じさせるものだった。
〈瑞穂の國記念小學院開校に向けご協力いただきありがとうございます〉
要するに、国有地を売る側の役人が、学園側に謝辞を述べているのだ。ヒアリングでは、民進党議員から「国立安倍晋三小学校じゃないか」との揶揄(やゆ)の声が上がった。揶揄はいうまでもなく、小学校の名誉校長だった首相の妻昭恵氏を意識したものだ。
土地取得に関する交渉がスムーズになってきた時期について、籠池氏は「顕著になったのは、昭恵夫人が名誉校長に就任してから。それまでも風はあったが、台風みたいになった」と語っている。
ヒアリングの翌17日、『朝日新聞』のスクープに注目が集まった。学校法人・加計(かけ)学園(岡山市北区)が愛媛県今治市の国家戦略特区で開設を計画している岡山理科大獣医学部について、特区を担当する内閣府から「総理のご意向だと聞いている」などと言われたとする文書を、文部科学省が作成していたと指摘したのだ。
首相と同学園の関係について、自民党議員は「理事長の加計孝太郎氏と総理は、南カリフォルニア大留学時に知り合った。たびたび、ゴルフを楽しむ仲です」。今治市が、約17ヘクタールの市有地を建設用地として無償提供したうえ、96億円の補助金を出すことから、「第二の森友学園疑惑」ともいわれてきた。
実は、両学園には接点があった。森友学園関係者によると、現理事長の籠池町浪(ちなみ)氏と職員が2015年10月14日、保育施設「御影インターナショナルこども園」(神戸市東灘区)▽泰典氏と町浪氏らが昨年2月15日、「英数学館小学校」(広島県福山市)――を視察している。いずれも、加計学園の系列施設だ。
森友関係者が明かす。
「昭恵夫人はこども園の名誉園長であり、『すごく良い教育をしている学校があるから見学しては』と勧められた。広島の小学校も同様です」
首相にとって加計学園とは、夫婦ぐるみで「ずぶずぶの関係」というわけだ。加計学園を巡る文書について、松野博一文科相は「確認できなかった」とした。だが、記載内容から信憑(しんぴょう)性は高いとみられる。
「書いたものが物を言う」ということわざがある。どう言い繕っても、二つの疑惑にまつわる文書が政権をじわじわと追い詰めているのだ。
(本誌・花牟礼紀仁)
(サンデー毎日6月4日号から)
****
板垣英憲からの記事も注目。
****
安倍晋三首相は、朝敵(天皇陛下の敵、北朝鮮の敵)か、天皇陛下の信任が厚い小沢一郎代表は「皇室典範特例法案」に反対!
◆〔特別情報1〕
「安倍晋三首相は、朝敵か?」-1つは、天皇陛下の敵、もう1つは、北朝鮮の敵であるということだ。毎日新聞は5月21日午前6時30分、「陛下 退位議論に『ショック』 宮内庁幹部『生き方否定』」(遠山和宏記者)という見出しをつけて、配信した。天皇陛下の信任が厚い小沢一郎代表は、安倍晋三政権が19日の閣議で、天皇陛下の退位に向けて決定した「天皇の退位等(とう)に関する皇室典範特例法案」に反対している。北朝鮮は5月21日午後4時59分(日本時間同)ごろ、中部・北倉付近から東側に向けて弾道ミサイル1発を発射した。14日に弾道ミサイル1発を発射しており、安倍晋三首相は、いつも通り「強く抗議」するのみで、「無策・無能な対北朝鮮外交」のお粗末さを曝け出している。情けない。
*****
小沢一郎が特例法に反対しているのは皇室の信頼の厚さもある。