小林よしのりライジング

まだ続く「民主主義という病い」の症状

2016/06/16 03:00 投稿

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マスコミや、それに影響された愚民どもや、群集心理に弱い
自民公明を含む政治家どもと一線を画す現象が現れている。 

わしのブログの記事は「BLOGOS」に転載されているのだが、
その担当者から連絡があった。
わしが書いた「舛添都知事をギロチンにかけよと熱狂する民衆」
が、Facebookでの「いいね!」が1万1千を超え、伸び続けて
いるらしい。
またTwitter上でも賛意が多く、「支持する」ボタンも250超と
非常に多い数字を記録しているらしい。 

かつては首相にしたい政治家の1位に選ばれていた舛添要一
に対する今回の集団バッシングは、フランス革命の群集心理と
大して変わらない。
もちろんルイ16世には遠く及ばないツルセコ舛添だが、
自分たちで祭り上げた権威を引き摺り下ろしたいという
『民主主義という病い』は現在に引き継がれていて、今後も
頻発する現象なのだ。 

まさについ最近、幻冬舎から出した『民主主義という病い』が
今回の舛添都知事への集団バッシング現象を説明している! 

この本を読んだ聡明な人は、「あっ、これか!」と思っただろう。
そう思わなければ読んだことにならない。 

さらに言うが、この本の中で、わしがフレンチの美味礼賛を
散りばめて、富裕層を豪語しているが、これも今回の
舛添バッシングに大いに関係がある。
どうせ読者たちは、あの美味礼賛の各章を、わしの自慢か、
バブルに影響された感覚くらいにしか捉えられなかっただろう。
だが、あれにもちゃんと仕掛けた罠がある。 

何もかも説明してやる気はない。
ただ今回の舛添がバッシングされた現象と、深い関係がある
としか教えてやらない。
しっかり読み込んで自分の頭で考えろ! 

わしは、やっぱり『民主主義という病い』は名著だと確信した。
発売した直後にこういう民衆の狂気が現れたことからして、
本の霊力の証明だろう。

そしてこれから参院選があり、バカバカしいことに都知事選が
あるのだ。
この選挙戦で、まだまだ『民主主義という病い』の反吐が出る
ような愚劣な症状が噴き出ることだろう。
おお、忌まわしい。

 

 

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