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TPPや道州制「あまりに教科書的」と昭和27年

2013/05/07 07:21 投稿

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あまりに教科書的な 2013年5月 6日 (月)
http://wondrousjapanforever.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-74c7.html

頑張れ日本!全国行動委員会(チャンネル桜)から下のようなデモの告知がなされています。

このデモのタイトルは、教科書通りの、まさに絵に描いたようなダブル・バインド(二重拘束)のメッセージとなっています。

ダブル・バインドとは、どのようなものか、改めておさらいしておきたいと思います。

「二つの水準の間で矛盾するような二つの命令を与えられ、しかもその場から逃れられないような条件に置かれた人は、伝達を一段上の水準から論評すること(メタ伝達)が不可能となる。この状況を二重拘束(ダブル・バインド)と呼ぶ。これに対処する方法として、彼は『裏の意味』を読み取ろうと努力したり、伝達の内容だけを字義通りに受け取っておこうとしたり、あるいは相反した伝達のいずれにも反応しまいとして無口、拒絶的になる。」(新宮一成『無意識の病理学』より)

両親や教師や医師などの権威のある立場の人間から、互いに打ち消し合うような矛盾する二つの命令やメッセージが同時に与えられる。さらにその矛盾した状況に対して批判や論評を加えたり、そこから逃げ出したりすることが許されないような状況に置かれるのがダブル・バインドです。

この知識を前提に、あらためて、上のデモのタイトルを読んでみましょう。

A. 安倍救国内閣!(一次命令: 安倍政権を支持せよ)
B.TPP妥協反対!(二次命令: TPPに反対せよ)
C. 中国の日本侵略を許さない!(三次命令: 中国が侵略してきているから、AとBの矛盾から抜け出すことは許されない)

一次命令の「安倍政権を支持せよ」と、二次命令の「TPPに反対せよ」という命令は、相互に完全に食い違っています。安倍政権を支持すれば、TPP参加は実現してしまいますし、TPPに反対すれば、TPP参加を推進する安倍政権を支持する事はできないはずです。両方を同時に実現することは絶対にできない命令です。

この矛盾する二つの命令が、チャンネル桜という「保守」陣営の権威あるオピニオン・リーダーによって下され、かつ「批判は保守分断だ」と刷り込まれて批判を封じられ、さらに、「中国が侵略してきているから、安倍政権を支持しろ」と、この矛盾から抜け出せない状況下に置かれる。

このように、このデモのタイトルは、極めて典型的なダブルバインドのメッセージになっていることがお解りになると思います。

まるで、ダブル・バインドが何かあらかじめ知っていて、その知識や理論に基づいて、デモのタイトルを作成したかのように見えるほどです。

前掲書には次のような記述も書かれています。

「このように愛に迫害を、迫害に愛を差し向けておくという点で、神対人間の愛情関係と、二重拘束(ダブル・バインド)の愛情関係とは同じ構造を持っている。いわば、二重拘束(ダブル・バインド)を与えるということは、相手に対して神としての関係を取り結ぶことに他ならない。」(新宮一成『無意識の病理学』より)

ダブル・バインドは、親子のように、権威のある立場の人物と、その権威に服する人物の間に発生しやすいものですが、逆にダブル・バインドによって、その状況に置かれる人に対して、神のような絶対的な権威を振りかざす関係を取り結ぶ事が可能になる、とこの本の著者は述べています。

それゆえにこそ、ダブルバインドは宗教の洗脳方法としてしばしば使われますし、禅の公案(禅問答)などでは、意図的にダブル・バインドのような矛盾したにっちもさっちもいかない状況を作り出して、そこから参禅者(修行者)を脱却させようとします。

ダブル・バインドは彼ら」の洗脳手法(1): ダブルバインド(二重拘束)という記事で述べたように、チャンネル桜のみならず、安倍政権や、安倍政権を支持する論客に共通に見られる特徴ですが、これは単なる偶然なのでしょうか。

あるいは、彼らは、ダブル・バインドという洗脳手法を十分に知悉しながら、安倍政権の神格化、絶対化をねらって、意図的にダブル・バインド的なメッセージを発しているのでしょうか。

安倍政権を見ていて思うのは、何もかもが周到に準備され、計算されつくされていることです。安倍晋三の話し方一つにしても、舞台演出家の指示の下になされているかのようです。有能なシナリオライターが綿密なシナリオを書き、それに基づいて組織的に実行に移しているように見えます。

いい加減で行き当たりばったりだった民主党政権と異なり、ここには偶然の要素はほとんどありません。

彼らの想定外だったのは、洗脳を脱し、彼らの嘘を見破る「正直な子ども」が、彼らが予想するよりも早く着々と現れ始めていることではないでしょうか。

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