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よだきちのブロマガ

土佐組動画の話

2018/10/14 12:32 投稿

  • タグ:
  • Fate/MMD
  • 坂本龍馬(Fate)
  • 岡田以蔵(Fate)
  • お竜さん(Fate)

 『【Fate/MMD】流れ落ちますように【土佐組】』について、考えていたことあれこれです。
 あくまで、作者はなんとなくこんなことを考えつつ作っていたというだけなので、動画を見てどう感じるかはその人次第です。正解とかではないです。作者としては見た人が好きに楽しんでくれたらいいな~と思っています。

※絆礼装の話をしているのでネタバレが気になる方は注意です。

 史実に関してはとても曖昧な認識しかないです。


・テーマ
 帝都のストーリーを読んだり史実を見聞きして、龍馬さんも以蔵さんも生前いろいろ
あったんだな~と思ってたんですが、二人の関係に限って言えばこれはどっちもどっちだよなぁと感じました。龍馬さんの理想とか志とか苦悩とか、以蔵さんの孤独とか劣等感とか最期とか、おそらくお互い知らなかったし、理解してなかったorできなかったのでは?
 一回死んでサーヴァントになったわけだし、あの頃とは違うものが二人とも見えたりするんじゃないのかな?という思いの下、昔のことを思い返すような内容になりました。


・龍馬さんについて
 実家に帰しました。土佐の自分とこの村でわいわいやってた、おそらく一番純粋だった頃の場所。龍馬さんは大人で英霊で抑止力という役目もあって、そしてとても優しいから、考えなきゃいけないことがたくさんある。だけど、今回はそういうめんどくさいものは全部置いて、ただの坂本龍馬の話をしたかったのです。ちょっと一回振り返ってみたら、多分以蔵さんはまだそこにいるから。



 影みたいな黒い以蔵さんは、なんか、龍馬さんの知らなかった以蔵さんのようなものです。でも、正しくは龍馬さんが認識した生前自分が知らなかった以蔵さんのエピソードの集合体です。龍馬さんの認識によってできているものなので、真実ではないです。
 二番で出てくる以蔵さんが見ている黒い龍馬さんも同じです。振り返った彼は実は泣いているのですが、泣かせるかどうかで一週間くらい悩みました。でも、振り返った龍馬さんを見た以蔵さんに、顔面グーパンくらいの衝撃を与えたかったので泣かせました。最後まで迷いを捨てきれなかった作者のために、画面はブレブレになりました。


・以蔵さんについて
 本当のところ、以蔵さんは龍馬さん自体をめちゃくちゃ憎んで嫌っているわけではない、と個人的には思っています。以蔵さんが対龍馬さんに見せる負の感情の中身は、生前様々な人から馬鹿にされた、裏切られた、拷問された…などに対する恨みつらみ、それから自身への劣等感とか卑屈さ諸々、もう一言では表しきれないごちゃまぜになったもので、それらが全部龍馬さんへの怒りのようになってるのは、ぶつける相手がそこしかないからなのでは。
 以蔵さんは良くも悪くも非常に素直な性格だと思うので、落ち着いて頭使ってよく考えれば自分は何が気に食わなかったのか、龍馬さんの何に怒っているのか整理できるし、消化して前に進めるはずです。帝都のラスト付近もそんな感じだったし。
 だから、あまり良い思い出がなかったであろう京都が二番の舞台でした。




・お竜さんについて
 お竜さんは、二人の関係については傍観者です。男二人がウダウダやってるのをなんだこいつらと思って見ていてほしいです。だって、いい年した野郎が遥か幼少時代の友情だか腐れ縁だかで、取っ組み合ったり右往左往してるのなんて、ツッコミでもなきゃ流石にこっ恥ずかしい。お竜さんがいることで、後から全部笑い話にできるのです。
 あと、お竜さんには二人ともが結局見られなかった夜明けを代わりに見届けてほしいなというのもありました。



 余談ですが、お竜さんはまつろわぬ国つ神なので、天孫降臨でアマテラスの子孫(天つ神)が日本治めるから国よこせってやってきた時に、よそ者に従えるかよ!と抵抗した神様と思われます。封印されてたのも多分そのせいなのでは。
 つまり、外国なんかに国を渡せるか!っていう攘夷派=以蔵さんと思考のベクトルは一緒なのです。以蔵さん個人にそこまでの思想があったかは疑問ですが、とりあえずよそ者とは仲良くやれねえぜって考えにまず落ち着くのがこの二人ってことです。というかそれが普通です。いやいや、開国して外国のいいとこ取り入れて仲良く対等に渡り合おうよ~っていう考え方ができる龍馬さんは、普通じゃないってのはよく言われてることだと思います。
 実は似ているところがあるお竜さんと以蔵さんが、少なからず龍馬さんの影響を受けて一緒にいるというのは、面白いよなっていう話でした。


・「あの日の空」と海
 最後にたどり着いた場所についてです。
 龍馬さんは絆礼装のとこです。あのイラストを初めて見た時の感想は、「そんなに言うほどいい空かなぁ」でした。普通、いい空と言ったら雲一つない快晴とか虹のかかった空とかだと思うのに。
 以蔵さんにとってあの雲がいっぱい浮かんでいるなんてことのない空が「ええ空」だったのは、あの河原で遊んでいた日常を彼が心の中に、大切に大切にしまっているからなんだろうなと思います。人生の最期に思い出して、固い絆を結んだマスターにだけこっそり教えるくらいには。
 おそらく龍馬さんも見覚えがあるであろうその場所が、幼馴染の一番大切な思い出と知ったら…?
 
 以蔵さんは海に行きました。リアルタイムでしか観ていないのでうろ覚えなのですが、「龍馬伝」のラスト付近で龍馬がお竜さん(奥さんの方)を海に連れて行くシーンがあります。討幕や大政奉還や今抱えている大変なことがみんな終わったら、お竜さんも家族もみんな連れて船に乗って旅行に行こうねって約束をします。結局それは叶わないまま、龍馬は死んでしまうのですが。
 日本を侵略しようとする得体のしれない輩を運んでくるばかりだったこの海の先に、龍馬さんは何を見ていたのか。みんなをどこに連れて行こうとしていたのか。もしかしたらその船に乗れる未来があったのかもしれない。そうしたら以蔵さんはどうする…?

 これらのもしかしたらの先は考えていません。二人の関係は変わるのかもしれないし、そのままかもしれません。どっちでもそれはそれでいいなと思います。
 
 ただ、いろいろあったけど結局二人とも中途半端なところで死んじゃったなって、そしたらわしら変わらんな~と同じ地平に立って笑い合うのは、個人的な理想のシーンでした。英雄と人斬りから龍馬と以蔵に戻れたらいいなというのが。





・武装について
 ちょっとした細かい話です。
 龍馬さんは武器を装備してたりしてなかったりですが、一応意味がありました。龍馬さんは本当は戦うのは嫌だったとのことなので、刀と銃で武装してる時は龍馬さんにとってはお仕事モード、目的のために辛い行為でもやらなければならない覚悟を持ってる状態だと考えています。実家で昔を思い出す時は、そんな覚悟は必要ないので武装OFFでした。
 一方、以蔵さんですが彼を英霊たらしめている要素は、剣才≻≻≻≻≻≻≻≻人格などのパーソナルな部分だと思っています。なので、以蔵さんはだいたい刀を持っています。


・「山椒魚」
 曲のテーマにもなっている井伏鱒二の小説。自分の中で三本の指に入る大好きな友情の話です。初めて読んだのはおそらく小学生の時ですが、こういう友情もあるのか~とちょっとした衝撃でした。
 小説では蛙と山椒魚の話ですが、曲名にならって海と山椒魚になぞらえて二人の関係を考えても面白いと思います。
 動画のキャプションはこの小説の最後の一文からです。


・最後に
 前のところで、この動画の過去振り返りツアーを経て、二人の関係がどうなるかはどのようでもいいと書きました。とはいえ、レイシフト先で共闘して一緒にボロボロになったり、一か月に何回かは隣り合って酒を酌み交わす幼馴染の姿があったらいいなと思っています。
 本編ラストのシーンは、同じ方向を向いてはいるんですがその実、見ているものは全員バラバラというつもりで作っています。どうせ最後は三人とも違う場所へ別れて行くから、せめて向きだけでも同じな今を楽しんでいこうぜというスタンスが好きなので。



 何を言ってるのかよくわからない文章になってしまいましたが、そういう支離滅裂な想像、妄想の果てにこの動画はできあがりました。ともかくこの文章含めてどういう形であれ、見た人が楽しんでくださったら作者としてはこんなに嬉しいことはないです。
 今回の動画では土佐組で共闘してるところや以蔵さんの人斬りっぽい側面、帝都イベントの要素など入れたかったけど入れられなかったところがたくさんあります。またなにかの機会にそれらも形にできたらいいなと思います。
 ここまで読んでくださってありがとうございました!

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