科学者のニュースの読み方

JASSOは奨学金と称してはいけない『科学者のニュースの読み方』vol.46

2013/09/25 07:00 投稿

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『科学者のニュースの読み方』vol.46
■JASSOは奨学金と称してはいけない

 公明党の記事「奨学金が返せない…」のKさんは、きっと考えがとても浅かったんでしょうね。

 日本には奨学金というものがとても少なくて、困ったものだなと思うのです。本来奨学金というのは賞与みたいなもので、将来有望な限られた者にだけ与えられる返還不要のものをいいます。日本には奨学金と名乗ってはいるものの事実上学生ローン、すなわち金の貸し付けを提供している日本学生支援機構(JASSO)という組織があって、これはよくない運営だなと。

 筆者は博士課程に進学するにあたって、ぜんぜん将来有望と見込めるような人ではなかったので、学費1年分の賞与奨学金しか得られませんでした。幸い博士課程学生をフォローするプログラムがある大学だったので、しかし若干生活するには足りないくらいでJASSOから借りて足しにすることにしました。結果は借りた額が大きすぎて余ったのですが、生活の余裕として確保している程度なのでかえっていい安心感。当時資産と負債の差額は-130万円くらいでしたが、1年半ほどで-50万円くらいまで縮みました。この生活水準ならあと1-2年で差額はプラスに転じる見込み。しかしもう29歳にもなろう男が家や車を買ったわけでもないのにマイナス財政とは情けない。

 大学が大きなフォローをしてくれる筆者は珍しいほうで、むしろこれがなければ進学していないのですが、ふつうはほぼ借りた額まるまるマイナス。修士課程や博士課程の生活は、よくいう大学生活すなわち学部の生活と異なりかなり忙しく、実はそこそこ金のかかるものです。大学に通いやすい交通の便のいいところに住み、自炊することも少ないし、しいてポジティブなことを書けば趣味や娯楽をやや犠牲にするのでそちらに費やすぶんは少なめという程度。貸与額はケースによるのですが高額なケースでは博士課程が122,000円/月で、ぎりぎりやっていけるかどうかレベルなのでだいたいは使い切りでしょう。36ヶ月で4,392,000円の借金が積まれます。学部からこれを借りようとするともう1桁増える場合も生じて阿鼻叫喚できる金額になります。
 どうしても「無利子だし」とか「長い目で見れば」などと軽く見る思考ははたらくもので、それが落とし穴だったりするのですが、軽々と借りるような金額ではないと思うんですよ。果たして就学する期間で自分の価値をそれだけ高められるのか。実務スキルだけ高めたければ、そういうオペレーターの仕事があります。賞与の奨学金がもらえない時点で将来有望と思われていない自分を客観的に見るべきで、借金したあげく案の定仕事に就けないなんてことになる確率を考えたほうがいい。ここまで借りる側のことを書いてきたのですが、貸す側のJASSOも考えてみれば愚かなことで、貸しても返ってこないリスクの高さは考えないのかなと。普通に考えて学生と一緒に破綻する運営モデルですよね。とりあえず簡単にできる措置として、奨学金ではなくローンと称するのがよい。

 JASSOの正しい使い方は、「基本的にほとんど余らせる方針で、もしものときや社会人スタート時の余力にしておこう。どうせ無利子だし。」というまったく就学とは関係ない目的を基本としておくのが堅実だという、将来有望ではない筆者の個人的結論でした。

■FINAL FANTSY XIV始めました

 FF14新生エオルゼアを始めました。少しだけスタート評判を調べて良好だったのと、初期の接続環境が大幅に改善されてDL販売が再開されたのがきっかけです。吉田プロデューサーの腕前はFF11で彼が昇格してからの劇的な改善っぷりで評価していたので、新生エオルゼアを担当したのが彼ならばと信頼してのことでもあります。ハイスペックなPCを有効活用したいという側面も地味ながら動機だったり。PSO, PSO2も遊んだ知人からしてみるとやや不親切設計らしいのですが、FF11住人だった筆者からしてみればえらい親切設計。
 山や森が好きなのでグリダニアから始めました。種族もその主要構成かつ人気が低めのフォレスターの女性を選択。槍術士から始めてみましたが竜騎士になるつもりがあるわけでもなく、どのクラスが面白そうか、弓術士と幻術士も遊んでみようとしています。AsuraワールドのSisay Mimosoです。お会いしたときはぜひプロテスでもかけてやってください。


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