科学者のニュースの読み方

経済の素人でもこれくらいは考える『科学者のニュースの読み方』vol.41

2013/08/14 07:00 投稿

  • タグ:
  • 言論
  • 経済
  • 消費税
  • 法人税
  • 生活
  • Cardfeel
  • ポイントカード

『科学者のニュースの読み方』vol.41
■経済の素人でもこれくらいは考える

 今日、安倍さんが法人税ダウンの検討を命じたとかなんとかという、筆者はソースまでは辿っていないのですが一報があったらしく、為替は円安に振れ、日本企業の株価はぐいとひと押しされることになりました。
 筆者はわりと「うんうん、そうなるよね」「よく決断した、いいぞ」という感想だったのですが、試しに「法人税」というワードでTwitterを検索してみました。すると、賛成の人がサイレントなので当たり前ですが、批判的なご意見ばかり散見されます。

 多くは2種類の論調で、「消費税アップ+法人税ダウンは庶民は苦しくなる一方」と「なぜこの為替と株価変動になるのかわからない」という論調。後者は前者からの派生でしょうから前者を考えてみたのですが、さっぱりロジックがわからないので、いろいろと仮定をおいて考えてみることにしました。

[誤解1] 消費税を払っている主な母体

 これを家庭だと仮定すると、わりとわかりやすくなりました。税負担の増加は家庭が大きく企業は小さい。最初に得をするのは投資家や事業家となり、従業員は楽にはならないという予測ですね。
 しかしこれは簡単に仮定を否定できます。消費税を払っている主な母体は企業です。仕事が取り引きの現場かそれと近いところで伝票を扱う人は日々目にしているので実感があるかもしれませんが、企業も何かを買うときに同じように消費税を払っています。従業員ひとりあたりにすると数百万から数億オーダーの売買をしていてそれにすべて一律な割合で消費税が課されているので、数十万円の月給な方々からしてみれば家庭で払っている消費税より企業が払っている消費税のほうが1から3桁高いということです。
 このあたり数字のスケール感が大事なので、気づかない人は家計のやりくりも要点がわからず下手くそに違いないと思ったり。

[誤解2] 会社は誰のものか

 従業員と答えると話になりそうですが、この論調はそもそも金を稼ぐという行為の基本的仕組みを誤解していますね。従業員というのは労働力という道具であって、支払う給料は費用です。会計上も給料は費用計上です。オフィスの冷房にかかる電気代や、印刷の紙やトナー代と扱いは同じです。
 会社は出資者のものです。株式会社ならば株主のものです。株式会社が生み出した利益は株主のもの。この資本を増やすという行為が基本的な金の稼ぎ方なので、お金を稼ぎたい人は儲かりそうな会社に投資するのが王道だし、自分が働いている会社が自分の働きのおかげで利益がでているんだと自負するならば自分の会社の株を買うのもいい。このあたり、たいして難しくないので簿記3級くらい勉強するのを勧めますが、面倒くさい人でもせめて損益計算書と貸借対照表の2つくらいインターネットで調べてみてください。これが理解できない人は死ぬまで会社の駒であることに気づかないまま駒で居続けるしかない。
 会社の儲けにかかる法人税が下がると出資者は嬉しいわけで株価は上がるし、円の循環速度が上がるので円の価値が下がる。自然な流れです。ちなみに筆者もそこそこ貯蓄ができてきたので株を買い始めたところです。銀行に出資先を選ばれるより自分で選びたいという理由もありますが。
 ちなみに、給料だけが収入源な道具な方々も一応この投資と見返りの仕組みを実践することはできて、それは自らの労働に対する付加価値を高めることです。知識量を増やすもよし、体力をつけるもよし。これを個人の金をかけて頑張って自らの価値を高めれば、それを労働力として発揮したときの対価は当然増えてくることでしょう。もっと単純化して言うと、体が資本というやつです。あいにく、日本では時間給や年功序列といった仕組みが根強く残っていてこれが非常に反映されにくいのですけど。

 筆者が書けるのはこの程度ですかね。全然経済を専門的に勉強したことなどないですが、このくらいは知っているしこのくらいは考えていますよという紹介でした。もちろんご専門の方のご見識のほうがはるかに参考になるでしょうから、筆者にあれこれ異論を唱えたところでたぶん時間の無駄かと思います。もちろん筆者としてはいただけたらありがたいです。

 ちなみに投資で金を儲けろとは書きましたが、これは基本であって一般とは意味が違います。実際無理ですよね。筆者も少し貯蓄ができて少し株を買い始めましたが、ちょっと貯蓄をまわしたところで小遣い程度にしかならない。それこそ企業と同じように借金して資本と合わせて運用していかないと食っていけるほどの利益は出せない。ちゃんと世界で起きていることをリアルタイムに把握しないとギャンブル化していくし、これで食えている人は本当にセンスある博識人だと尊敬します。

■夏風邪と肩こりのダブルパンチ

 なんだかこのおまけで書くことはだいたい筆者の健康状態になっていますね。先週末くらいに夏風邪と思われる熱っぽさと、肩こりに伴う腕と頭の痛みが併発してかなりしんどくなりました。日曜日に用事があったのでそれまでにひとまず夏風邪はだいぶ解消したのですが、帰宅したとたんぶり返す有様。そこから1週間まったく用事のない日が確定していたので、いろいろな緊張が解けたのもあると思います。
 相変わらず肩こりがひどく、ネットで調べたところ日頃の姿勢が重要とのことで、とりあえず3年以上使っている布団と枕がいかんのではないかと考えました。とりあえず枕くらいはと思い新宿の無印良品へ。バリィさんのぬいぐるみを枕代わりにしたらそこそこ快適だったのを思い出し、固めの枕を購入。えらい安く、1,300円くらいだったのではずれでも諦めはつくか。さっそく今日の昼寝に使ってみたところ、快適なのかそうでもないのかよくわからないので、数日肩こりの症状を経過観察といったところですね。

■ノー・モア・セルロース

 先日洗濯機から取り出した衣類が、ちぎれた紙まみれでした。わりと粉々ではありますが、色からして近所のうどん屋のあと5ポイントで制覇がかかったポイントカードであることは明らか。シャツのポケットにしまったまま洗ってしまったんですね。
 この紙屑を落とすのがえらい大変で、ここに誓いました。もうセルロース製のポイントカードなど持つものかと。ちょっと考えてみればこのスマフォが普及した世の中、電子化できないわけがなく、ちょっと探してみるとCardfeelというわりと筆者の想像どおりのシステムがあるではないか。どの店でも使える汎用性の高いサービスなので、ぜひ普及してほしい。

無料ポイントシステムCardfeel

 ついでに決心したのが、最近力尽きて600円も払って粗大ごみにしたCanonのプリンタに対し、新しく買わないこと。3か月程度以内に転職活動の予定で、提出書類や自作名刺で困るかもしれないと思ったのですが、ぜんぶ外注することに。なんだかんだインクジェットのランニングコストって、A4サイズ1枚6-10円くらいとわりと高く、1枚20円くらいでやってくれるなら大した頻度でないならこれでいい。
 ノー・モア・セルロースをかかげたこの日、プラスチック名刺も発注しましたとさ。ところでどの業者も入稿用のデータテンプレートがPhotoshopやAdobeのなんとかというソフト用のファイル形式らしく、なんて不親切なんだと思ったのはくだらないクレーム。

Yoshiyuki Izutsu / みもそ
Twitter: mimoso4


コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事