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科学者のニュースの読み方

niconicoの当確予測が素晴らしい正確さだった『科学者のニュースの読み方』vol.36

2013/07/22 18:00 投稿

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『科学者のニュースの読み方』vol.36
■niconicoの当確予測が素晴らしい正確さだった

 選挙の開票が終わって、みなおのおのの一番関心のあったことについて記事を書いているところでしょう。筆者は山本太郎さんに12%もの都民が投票したことに驚愕するとともに都民として恥ずかしい思いを抱えつつ、niconicoの予測の的中率が素晴らしかったことについて書いてみることにします。

 niconicoは今回ネット世論調査を選挙期間中と投票日に実施し、ネットならではの多数のサンプルから候補者の当確予測をして、投票締切と同時に公表しました。

開票速報の番組は、当然中継で候補者と話をしたりネット選挙の効果について議論したりという中身でしたが、同時にこの予測がどれだけ当たるかという試みの結果を見届けるものでもありました。そして結果は、選挙区で誤差1議席, 比例区で誤差+2/-2議席とごくわずかでした。

 思ったことの第一として、やはり統計はサンプル数が多いほどいいということ。

かわんご @kawango38
ニコニコの当確予想。第一回目だったが、かなりの精度だった。もともと10万人~100万人規模の膨大なアンケート母体があったから、ちゃんと実際の選挙人口とユーザー属性によりパラメータを補正すれば十分に選挙予測に使えることを証明した。
8:49 AM - 22 Jul 2013

これだけ大量の母体数を得られれば、まず集計誤差はほぼなくなります。niconicoの統計は実際の投票者より若年層に偏っているし自民党支持者がやや多い。質問の中に「前回はどこに投票したか」があったあたり、補正に用いたのでしょう。適用するには差し支えないサンプル数と質問事項だったということで、目的に応じた手段の選び方が非常に上手いドワンゴの政治チームだと思いました。

 第二として、TVへの心配。まったくレビューしていませんが、おそらくどのテレビ局よりもniconicoのほうが予測は正確だったことでしょう。もはや情報の速度も正確さもTVよりネットのほうが優れ始めていたところ、調査まで優れるとなってはTVには広告以外にどんな価値があるのか。権力の監視だって記者を通さずネットでできる。ネットにどうしても欠ける情報の検証不足を補うということに力を入れなければメディアとしてネットに全面的に劣るしかなく、これはずっと前から言われていることですが早く取り組まないとまずいと思い直しました。いうても新聞なんてとりませんけども。一応、東京新聞だけはウェブで見ています。

 ちなみにアンケートの「またこの予測をやってほしいか」に対しては、「無理してやらなくていい」「どっちでもいい」という遠慮がちな回答もありましたが「やってほしい」が半数以上、「やらなくていい」は一桁パーセントだったと記憶しています。素晴らしい結果だったので、筆者も「やってほしい」に回答しました。

■選挙結果を受けた雑感

 ここからは筆者の個人的な雑感です。

 憲法改正に命をかけているほどにまっしぐらな安倍さんとしては、2/3に達しない自民・維新・みんなの参院議席数は悔しいところでしょう。公明を説得できたとして際どいところ。民心を高めることが当面の課題と見るはずですから、景気回復を推し進めなければいけないのでしょう。安倍さんの経済政策は、マネーサプライを増やすところまではよいのですが、戦略がずさんだと思っています。これにコケて憲法改正もコケる未来が見えそうで、筆者は現状あまり近い将来の安倍さんの成果に期待を持てておりません。

 関連する話ですが、実は国民は直近の切羽詰った課題だと考えている(筆者はそうでもないのですが)景気回復以外、さほど自民党の政策を全面的に支持してはいないと思うのですが、どうでしょう。
 憲法改正や児童ポルノ法の改正はまだ賛否両論でどちらに傾いているわけでもないし、原発なんてすぐには無理だとしても将来的にはなくすべきだと考える国民は大多数という点で公明、民主、維新、みんな寄りなはず。待機児童解決は利権との戦いなのでむしろ維新やみんなのほうが戦っていけそう。TPPや消費税は景気に影響しそうでどちらかというと否定的な声が多そうですが、それでも自民に寄せてしまう。
 とりあえず現状順調そうに見えるアベノミクスに寄りかかっているだけなんですよね。これが成功するにしろしないにしろ、残った自民党の政策には国民は決して賛成ばかりではないので、存在意義が揺らぐだろうなと思っています。憲法改正なんかに辿りつけるのかな。何にせよ衆参あわせて自民のほぼ独壇場になりましたので、国民の気に入る政策も気に入らない政策もどんどん実施していくことになるでしょう。

 筆者個人は、食事さえおいしければ日本に住み続ける理由になるので、とりあえずエレクトロニクス材料を売って食材を買うという日本の商売が促進されるTPP参加さえしてくれれば自民は用済みです。その他利権がらみの規制緩和は、大阪での実績がある維新のほうが素早く確実にやってくれる期待が高いと判断して支持中であります。大丈夫、橋下さんは自分でおっしゃっていますが、国のトップには相応しくないのでならないと思いますよ。

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