やみくろのブログ

『霊感0』とそれに付随する制作話

2020/06/14 09:57 投稿

  • タグ:
  • やみくろ
  • ボカロ
  • VOCALOID
  • 音楽
  • 巡音ルカ
  • ルカ
  • yamichrome
  • 歌詞
はじめまして、もしくはいつもありがとう
やみくろです。

本日の記事は
twitterでどういう記事を書くかアンケートを取って
一位だった楽曲の制作話です。
紹介する楽曲は『霊感0』です。

【巡音ルカ】霊感0【やみくろ】
https://www.nicovideo.jp/watch/sm21167830

とは言ってもどストレートな歌詞なので
中身についてはあまり説明することもなく、どうしようか悩んでます。

なので、
まずは当時を思い出しながら
外側の歴史からお話しようかなと。
しばらく1mmも心に響かない話です。
本編になったら赤字で大きく書くので、
そこまで読み飛ばして良いと思います。


-----------------------------
まずですね、この曲を作るに至る前に
『1stアルバム作って一旦やりたい事終わった、どうしよう』
って感情だった事を覚えてます。

霊感0に至る経緯に関わる楽曲を古い順に並べると、
・完全性コンプレックス
・生命ツマリ症候群
・ハロー3
・1stアルバム『心音譜』クロスフェード
・なにものにも
・new wor(L)d
・霊感0←今回のお話ココ
となります。

実は僕の中だけで
・完全性コンプレックス
・生命ツマリ症候群
・ハロー3
の三曲は三部作というか兄弟みたいなもので
テイスト合わせていってて
ハロー3は結構違う感じに見えるのですが、
実は完全性と生命ツマリの背景を混ぜたものを一部背景にしてたりします。
そしてですね、
1stアルバムはこの三曲を入れたくて作ったというところがあります。


恥ずかしい話ではありますが、
完全性コンプレックスのラフが出来た瞬間に
『あ、やみくろ史上最強の曲になる』と核心を持ち
それまでコラボしたがってくれてた融合Pさんに
『待たせたな、名曲が出来たぞ、コラボしてくれないか』とカッコをつけ
絵が好きでちょくちょくtwitterで絡んでくれてた今朝春さんに
『僕には君しかいないんだ、何を描いてもいい、君の絵がいいんだ』とナンパをし、
投稿にこぎつけたのです。

その時にもう生命ツマリとハロー3のラフもふわっと出来てきてて
この三曲を主軸として今まで投稿した曲とか足してアルバム作ろうとなってました。

『なにものにも』って曲もかなりテイスト近いんですが、
これは前述の三曲を終わらせたのち、
立ちすくむ自分を一歩前に進める為に作った曲なので、
一緒ではなく、三曲の影響を受けた曲って感じです
1stアルバムの残滓って感じです。
-----------------------------

そして1stアルバムマインドが終わってまず初めに作ったのが
【巡音ルカ】new wor(L)d【やみくろ】
https://www.nicovideo.jp/watch/sm20973103
です。

ベタですね、1st終わって最初の曲が
『ニューワード』『ニューワールド』と読ませる曲っていうね。
そしてピアノバラードメインのところからアコギポップロック的なのを作るって言うね。

ただ、ここで大事なのは実は感情面じゃなく環境面です。
ここで環境面に大きな変化があったのです。

それは何か
やみくろさんの劣悪な制作環境を見かねたヘリP(add9)が
お古のオーディオインターフェースをくれたのです。

オーディオインターフェイスとは何かを
ざっくり、それはもうざっくり説明すると
「パソコンの音そのままじゃ音悪いやろ、俺をかませると聴く音も録る音も良くなるで。
 そもそも俺おらんとパソコンにマイクもギターも繋げへんやろ」ってやつです。

もらったオーディオインターフェイスの名をUA25
それまで使ってたのがAUDIOGRAM3

このAUDIOGRAM3、それはもう録り音が非常に悪い
エレキギターを弾くとプレスチックみたいな音になり
マイクでアコギの音を拾うとプラスチックの音なくせに低音のモワモワだけは拾う。
アルペジオ(ポロロンと単音を連続して弾く奏法)ならまぁ誤魔化せるが
ストローク(ジャカジャンと6つの弦を一気に弾く奏法)はごまかせないレベルでプラスチックになる。
なので、UA25をもらうまでの僕の楽曲って
ピアノメイン・アコギはアルペジオメイン・打ち込みギターメインで、違和感消したり空気感足す程度にサブで弾いたギターを重ねる・これアコギで作ったけどアコギ入れると変になるからピアノにするわ
という楽曲ばかりなんですね。

(決して悪い商品ではなく「安くで一通りの機能が使えて廉価版作曲ソフトもついてくる」というコスパのとても良い商品です、録音までしっかりしたいならもっとちゃんとしたの買ってねって言う感じで上位モデルがあります、無いのは僕のお金です)

それを覆したのがNewインターフェイスUA25!!
録音してもプラスチックにならない!低音モワモワしにくい!!
なんだこれ今後ジャンジャカアコギ弾けるやないか――――い!
という革新的イノベーションが起こったわけです。

そしたらもちろんアコギメインの曲が出来ますよね、
それがnew wor(L)d

そして当時を思い出すためにネットやPCデータなど色々見てたら
当時書いた1stアルバムの全曲クロスレビューが出てきたので、
これもいつかブログに載せようかなと思います。
-----------------------------

new wor(L)dを作り終えた僕がまず思った事、これは笑えるほどベタです。
今までピアノメインだった、前回はアコギメインの曲を作った。
そこで僕は思うんです。
『ピアノとアコギのバランスがよいベタなJポップが作りたい』

それと同時にやみくろさんは
『ルカの無声音』というスキルを手に入れるのです。
そしたらこれまた思います。
『ルカの無声音を活かした曲を作りたい』

そう!
『ピアノとアコギのバランスがよいベタなJポップが作りたい』
『ルカの無声音を活かした曲を作りたい』
この二つが噛み合った時の脳裏に浮かんだ言葉が『霊感0』でした。

(当時書いてもらった2ndアルバムの全曲インタビューが出てきたので、
いつかブログに載せようかなやめようかなって悩んでるなう)

そうして霊感0を作りました。
-----------------------------
やっと来ました、本編
歌詞に関係するので、解釈違いが嫌とかなら読まない方が良いかと。

環境面と、作るまでに至る話はここで終わりなのですが、
歌詞の内容に関しても触れないとですね。
歌詞を見ながらブログを見てもらえるとわかりやすいかも。

まず、歌詞に関連することから。
前述した『無声音を活かしたい』ってわかりにくいですよね。
どういう事かというと、

歌詞は
『ねぇ、幽霊っていると思う?実はいるんだ。
君のヒトリゴトを聞いていたんだよ。今、隣で。
君の霊感がなくてよかった。
こんなくしゃくしゃ泣き顔で消えるのを見せたくはないから。
素敵なプロポーズをありがとう。またね。』
という終わり方をします。
主人公のヒトリゴトを隣で聴いて成仏するエンドですね。

これ、終わりに向かってはっきりした声が消えていって無声音にかわっていきます。
そして、『またね。』で完全に無声音になって女の子が消えて終わります。
これが私の当時考えた『無声音の活かし方』です。
PVを作ってくれた阿古本(現みやけ)さんの表現の仕方がとても素敵です。
そこを意識してまた聴いてもらえると嬉しいです。

PVではこのラスサビに向かうまで
むしろ主人公のお男の子が幽霊かのような描き方がされてます。
これは私がお願いしたわけではなく阿古本さんの発想です。
驚かせたい、って気持ちもあったかと思いますが、
当時、意訳すると『死んだように生きてるように見えた』から。
みたいな感じの事を言ってた気がします。おぼろげな記憶ですが。

まさにそうで、この曲は極端にいうと
「生きてる人の為の曲」であり、
主人公が「生きていく為の曲」のつもりで作りました。

当時のインタビューで私はこの曲を「解決編」と呼んでました。
ここで一区切りのつもりなんですね。

-----------------------------

はい、ここで思い出して!!
男の子のプロポーズ
「もしも君が隣にいたとしてね 僕は霊感0だから 
君の声を無視してるかもしれない。
そんな悲しい想いはしてほしくない。
だからもし僕が運良く天国に行けたらまた出逢いましょう。
またたくさん話をしましょう。そしてまた一緒になりましょう。」

この発言は前述した
「このままじゃ君を縛るだけ」
「このままやと悪霊にならせてしまう」
「さよならしなくちゃなぁ・・・」
「天国に行っててほしい」
「これで最後の言葉」
という思考のもと、発言されたヒトリゴトです。
つまり成仏してもらう為に言ってる。

本当に天国で逢いたいとは思ってるけれど、
現世に留まらせるような事はしたくない。
感情ぐちゃぐちゃの中で発した、
女の子への最後のやさしさです。

つまり、ラストはプロポーズでありながら、現世での別れの宣言でもある。
「天国に行っててほしい」から、現世に縛りたくないんですよね男の子は。
だからこそ「これで最後の言葉だから」と。
「僕ならもう大丈夫だよ。」って、全然大丈夫じゃなさそうなのに言ってる。
それは前述した部分の歌詞
〈残された人の想いにひかれ留まる事もあるらしい
 長く現世にいると悪霊になるってさ
 そんな感じで僕に霊感はないっていうのにさ
 幽霊ってのをあれから信じてる。

 あぁ・・・ダメだなぁ こんなんじゃ、君を縛るだけ。
 さよならしなくちゃなぁ・・・〉
って思考のもとに、女の子を縛らないためにです。
女の子に「俺もう大丈夫やで!!」って
納得させるため、諭すために自分を奮い立たせてる。



そして、
女の子は、男の子への未練で幽霊でいたのだろうか、
って考えたときに、これは多分違います。
それなら男の子のこの独り言では成仏しないもんね。連れてっちゃうよ普通。
男の子が「生きる」を選ぶのを待ってたから、
ヒトリゴトを聴いて成仏出来たんだと思います。

女の子も『またね。』っていうて終わりますけど、
これは女の子の最期のやさしさな気がします。
プロポーズへの返答はしてないんです、この子。
『またね。』が了承っぽい感じありますが、明確には応えてない。

すごいチープな例えですみませんが、
別れ話のあとに『またね。』って言うたりする人いますよね。
あれって別れといて自分は嫌われたくない人パターンもありますけど
相手を納得させるため、諭すためのパターンもありますよね。
この後者のパターンに近い気がします。
いや、いずれ天国で一緒になりたいと思ってるけど
『その時までしっかり生きてね』のニュアンスの『またね。』

男の子も女の子もお互い優しさで物語を締めている。
そして女の子の方が一枚上手っていうね。笑

この曲が「生きる」を選ぶまで
それを踏まえて「エンドロールの先で」を聴くと
あれが「歩き出すまで」の曲だとわかるかなって感じです。
ほんと投稿しなくちゃいけないね、ここまで書くんなら。

そういう流れがあり、
男の子は最終的にナナシシという曲で
〈君が
 (幸せに、幸せに、幸せに)
 生まれ変わる日を願う。〉
と締めてます。

もうここでは「天国で待っててね」的な事は言わなくなってる。
何故って、女の子に幸せでいてほしいからです。
って感じで次作、また次作へとつながっていくのですが、
その話はまたいつか。

かなり感情面の歌詞なので、うまく表現できず申し訳ないのですが
ちょっとでも伝われば嬉しいです。


以上!読んでくれてありがとう。
やみくろでした。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事