声優・山下大輝さんとライトノベル作家・駱駝先生がお送りする「がんばらない」「やる気がないかもしれない」ゆるい雰囲気でお届けする「山下駱駝」。
8月14日に生放送された第9回では、山下さんと同じアーツビジョン所属の声優・安田陸矢さんがゲストとして登場! 声優業界の裏事情が、いつも以上に暴露されたり!?
そんな様子は、【こちらからアーカイブ】配信中!
■安田さんの奈良弁と、山下さんの遠州弁。声優の方言事情
───安田さんとご一緒に出られたご感想はいかがですか?
山下「この番組に後輩と一緒に出ていることが、すごく不思議な感覚でした。だって本当にダラダラした番組なので(笑)」
安田「このゆるい雰囲気にはビックリしました(笑)」
山下「そんなダラダラに一緒に付き合ってくれるかな? とドキドキしていたんですけど、大丈夫だろうなって信頼もしていました。
案の定、番組の空気に合わせてくれて、本当にできた子だなって。安田くんは仕事人です!」
安田「ありがとうございます(笑)。駱駝さんとも和気あいあいと話せて楽しかったです」
駱駝「安田さんとは初めてお会いするんですけど、緊張せずに、いつも通りの『山下駱駝』がやれて良かったな。
安田さんがやりやすくしてくれたおかげです、満足しています」
安田「ありがたいことです。ここまでざっくばらんに喋る番組は他になかったので」
───こういう自由なトーク番組は初めてのご経験でしたか?
安田「そうですね。宣材写真の写りがアレコレとか発言が自由で、こういう世界もあるんだなって(笑)」
山下「ああいう駱駝から飛んでくる火を、どう回避するかが『山下駱駝』では重要だから(笑)」
───「安田さんの方言が良かった」という感想も多く見られました。
山下「そうそう、こんなに関西の方言を喋っている陸矢くんは初めて見た!」
安田「普段は喋らないですからね」
山下「いつも標準語の安田くんが、ガラッと瞬時に切り替えられたのは発見でした。声優という職業ではギフト(才能)ですね」
駱駝「そうそう。喋り方が切り替わる瞬間って、初めて聞いたから驚いた。
変化の兆候も全くなくて、いきなり関西弁にポンって切り替われるものなのかって。
頭の中で『ここのイントネーションがこうなるから~』みたいに深く考えずに、変えようと思った瞬間に無意識で変えられるの?」
安田「最初は手間取っていたんです。だけど東京でも関西の友達と喋っているうちに、いい塩梅で瞬時に方言へのチェンジができるようになりました」
───静岡出身の山下さんは、方言と標準語の使い分けはどうされてるんでしょうか?
山下「僕は浜松出身で、方言は微妙にあるんですけど、微妙すぎて声優としては武器にも何にもなれないんです(笑)」
駱駝「映えづらい?」
山下「そうだね。例えば関西弁って、誰でも標準語との変化に気づけるし、方言としての認知度も大きい。役者業としては強い個性なんです。
僕は静岡弁というか遠州弁なんですけど、訛りがあまり強くない分、聞いている人には方言であることが伝わりにくい。
例えば、イントネーションが頭高(あたまだか)になるんです、(↑)半ズボンとか」
駱駝「聞いた人が『えっ?』って戸惑って、『そのイントネーション違うよ』って指摘されるタイプだ(笑)」
山下「そんな風だから、微妙に映えづらいっていう(笑)」
駱駝「シンプルに間違いだと勘違いされちゃうね」
山下「だから僕は、遠州弁を口にしても細かすぎて自分で気づかなくて困る。
あと『どスゲー!』とか、強調するのに『ど』を多用するのが特徴といえば特徴かな」
駱駝「あー! 言うね、静岡の人。『ど』とか、『~だら』とか」
山下「『だら』も、ちょっとだけ入る、フレーバー程度に(笑)」
■夏らしいことといえば……花火大会!
───ペンネーム・さきいかさんから
「3人は夏らしいことをもうされましたか? また、この夏までにやりたいことはありますか?」
安田「ご時世云々を抜きにして、花火大会に行ってみたいですね。子供の頃に親と出かけたことはあるんですけど、友達と花火大会を楽しむことがあまりなくて、経験してみたいです」
山下「花火大会で何をしたい?」
安田「子供の頃にはできなかった、10本全部に火をつけるとかやりたいです(笑)」
───大人だからこそできる贅沢な花火(笑)。お二人は花火大会の思い出はありますか?
駱駝「人が多くてうざかった。これは俺のダメなところなんだけど、花火を見ても、特に感動できない人間なんだよ」
山下「花火職人を敵に回した(笑)」
駱駝「全体的にそういう感情が苦手なんだよね。例えば『一生に一回しか見られない彗星がやってくる』とか『珍しい皆既日食です』とか言われても、超どうでもいい(笑)。あ、でもストーンヘンジは感動したな」
山下「行ったことあるの? めっちゃ羨ましいんだけど! あんな巨石、日本じゃ絶対に見られない光景でしょ」
駱駝「行った行った。ほら俺、5年間ロンドンに住んでたから 」
山下「それ本当なの?」
駱駝「信じてなかったの?」
山下「ずっと信じてなかった」
(一同笑い)
───ペンネーム・あきたこまちさんから、安田さんへの質問です。
「『先輩山下大輝』はどのように映ってるのでしょうか!?」
安田「すごくいい意味で、少年だなって」
山下「あはは!(笑)」
安田「僕が知っている大人って、小難しいことを言ったり、『ゲームなんか子供の遊びだろ』って楽しむことに興味がなかったりするんですけど」
駱駝「それは古い大人のイメージな気がする(笑)」
安田「僕の周りには、古い大人が多かったので(笑)。
山下さんは冒険心や少年心を、その身に宿し続けていて、楽しそうで素敵な人生だなって」
山下「本番でもツッコんだけど、たまに老人みたいな発言やめて! 陸矢おじさんがたまに出てきちゃう(笑)
僕は学生時代のマインドのまま大人になっちゃってるんで、変に小難しい事を受け入れずに生きてきたから、こうなっているんだと思います」
■靴磨きの動画にハマっている安田さん。道具一式も揃えています
───この一か月間で、面白かったことやハマったものはありますか?
安田「最近、靴磨きの動画にハマってます」
山下「スニーカーとか?」
安田「スニーカーとか革靴とか」
山下「素晴らしい!」
安田「ボロボロの状態から再生する動画がすごくて、ついに僕もクリームと馬毛のブラシとグロスを買っちゃいました」
山下「ジェイソンマークとか?」
※ジェイソンマーク=高品質なシューズケア用品を提供しているスニーカーアクセサリーブランド
安田「持ってます、東京ハンズで買いました」
山下「わっかる~! 僕も好きなブランドです」
安田「今は汚れている靴がなかったので、古い財布で試してみて、綺麗になって感動しましたね」
───山下さんの近況はいかがですか?
山下「オニクダイスキマンっていう競走馬がいて、こないだ初出走したんです」
山下「馬の名前って、奇をてらった名前も多くて」
安田「サバノミッソーニとかブタノカックーニもいますよね(笑)」
※実在しました
山下「そうそう。変な名前も多い中で、僕の中でこの1ヶ月メガヒットしたのは、このオニクダイスキマンですね(笑)」
後日公開予定の後編に続きます!
(取材・文:かーずSP)
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