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山田玲司のヤングサンデー 第53号 2015/10/4
ダメな家族に生まれたら人生は終わりか?
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もうね。毎週放送になってからというもの、毎回お祭り騒ぎですみません。
今回は熱海からの生放送という、なんともテレビ的な放送で・・・申し訳ない感じがしつつ、僕としては物凄く楽しかったです。
僕も東村アキコもテレビが世界の中心だった時代に生きてきたので、どこか「テレビ番組のパロディー」みたいなのが面白くてしょうがないんですよね。そんなわけで、何だかんだあっという間の3時間超えでした。
熱海とは何か?
今回久しぶりに熱海に来てみて思ったのが、この土地は都会で混乱した人が「我に返る場所」だなあ、という事でした。
横浜だの鎌倉だのはまだどこか「都会の磁場(ノイズ)」が残っているんだけど、熱海まで来るとその磁場はかなり消えてます。
山と海と温泉宿の街には「別の時間」が流れていて、呼吸も楽になるのです。
熱海は昔から都会で混乱した人の「緊急避難場所」だったんだと思ったりしました。
面白いのは、熱海はその昔「新婚旅行のメッカ」だった事です。
見合いだ、恋愛だ、結婚式だ、と、大騒ぎした後に、フッと2人きりになるのが「熱海」だったわけですね。
そんな時に我に返って大丈夫だったんでしょうか?
いきなり「何らかの魔法」は解けて、「俺はこいつで良かったのか?」とか「私はこんな人と一生やっていくの?」とか思った人もいたんだろうな、なんて。
もしかしたら、男女の恋愛遊戯が「生活」に変わる儀式として「夢から覚める熱海」があったのかもしれませんね。
家族というメンヘラ生産装置
前回の観覧回では、朝までの歓談会で、本当にファミリー感があって最高だったんだけど、今回はタチワニスタッフと水曜会メンバー合同小旅行で、これもまたファミリー感があって楽しい夜でした。
ところで、ファミリーと言えば、避けられない問題があります。
僕はずっと「メンヘラ問題」を漫画で描いていて、その問題の回答の1つは、「死にたい」と思ってしまう人は「家族」(地域、学校)に問題があるので、自分を責めないでいい、という事でした。
誰でも自分の生まれた家族は誇りに思いたいものです。
でも、その思いを裏切るような家族に生まれることもあるわけで、それは自分ではどうにもならない事なのです。
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