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山田玲司のヤングサンデー 第24号 2015/3/16
バカな大人を「ブロック」して生き残れ!
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どうも、最近“おっくん”が体調が悪いみたいで、弱気になっています。


「歳をとるということが、治りきらない痛みをいくつも背負っていくことだとしたら、人はなんて哀しい生き物なんだろう

まるで生まれたことが罪であり、歳をとることが罰だとでもいうのか」


――なんてつぶやいております。


まあ、1人でいる時に体の調子が良くないと、悲劇的気分になるもんですよね。

本当に彼はいつもセンチメンタル文学野郎でいいよね。



ところで「年をとるのが罰か?」と言えば、いい事だって沢山あります。

 

若い頃は「年をとる事は自分の価値を減らしていくことなんじゃないか?」なんてバカな事考えてましたけどね。

それはもう自分に「若さ」しか価値がなかったからで、それなりに「ジタバタ」やって「泣いたり」「調子に乗ったり」「必死になったり」してるうちに、若さ以外の価値ってのも身についてくるもんです。


特にありがたいのは、年上の人間から頭ごなしにくだらないアドバイスとか説教をされなくなることです。



長く生きていると、人間には何年経っても成長しないバカがいるってのがわかってきます。

僕はわりと真面目で礼儀正しい子供だったので、年長者に対しては謙虚に対応していました。

長い説教もそれなりに聞く努力(内容は聞いてないにしても)は、してきました。

どこかで、自分よりも長く生きている人に敬意をもっていたのです。

なので、今もタクシーの運転手さんが高齢の方だと気を使ってしまいます。

何なら僕が運転しましょうか?みたいな気分にもなる人間です。


ところが、色々わかってくると、人間には成長しないだけでなく、自分の人生のガス抜きを「後輩」や「年下の者」にあたる事で解消するバカがいるのに気が付きます。


この時代に教育現場で頑張っている人には僕も敬意を持っているのですが、この学校にいる「先生」と呼ばれる人間の中にも「年下」でガス抜きして、いい気になっている者がいました。

学生時代を思い出すにつけ、彼ら(彼女ら)が本当にたいした事を言っていなかったのに腹が立ちます。