2013年12月21日、22日の2日間に渡り開催された、NFLスーパーボウルイベントの参加を目指す為のチアダンスクリニック&オーディション。本場NYのダンサーによるダンスクリニックということもあり、日本全国から100名近くのダンサーが参加し、2日間でヒップホップ、ジャズ、NFLスタイルサイドラインズ、ポムダンス、ストリートジャズといった様々なジャンルのダンスに加え、ピラティスエクササイズまで実施するという大変中身の濃いクリニックとなりました。 来日した ゴッサムシティチアリーダース(以下GCC)は、NYを拠点として活動しているプロダンスチームです。彼女たちは、NFLニューヨーク・ジャイアンツを応援するとともに、エンターテイメントや社会貢献の場で活躍しています。ダンスのジャンルにとらわれないのもGCCの特徴です。 そんなGCCと姉妹チーム関係にあるプロチアダンスユニット【LOICX GIRLS☆】(ワールドスポーツコミュニティ株式会社プロデュース 以下WSC)が力を合わせ、日本初のイベントが実現されました。 また、2013シーズンのスーパーボウル(全米アメリカンフットボールチャンピオンを決めるイベント)がGCCが拠点とするNYで開催されるということもあり、NYで開催されるスーパーボウルイベントやパーティーへ日本人初としてパフォーマンスができる権利を得ることができるオーディションも同時に開催されました! 今回はその貴重なクリニックのレポートをお伝えします。 ■2日間のクリニックは非常に難易度の高いものに 2013年12月21日 -9:00~10:00 オープニング&ウォーミングアップ 真冬の朝早くから行われた今回のイベントは、東京都内で開催され、受付の8:30にはすでに行列となっておりみんな気合充分。順次受付を行い、着替えた参加者はゼッケンを付けて会場へ。まずはGCCが今回の参加者を出迎え、全国から来た100名近くのダンサーとご対面。参加者の中には、「本当に来た!」など、GCCを待ちわびた方も多くいました。
※受付はYu-riもお手伝い
そしていよいよ、チアダンスクリニック&オーディションの開催。司会という大役を担った、ワールドスポーツコミュニティ株式会社 CIO(最高情報責任者)吉川努より、クリニック開催にご協力頂きました企業様【森永製菓株式会社(ウイダー)様・株式会社ランテック(VISION)様・阪神酒販株式会社様・NPO法人スポーツ育成支援協会様】その他、メディアパートナーとして【FOXインターナショナル・チャンネルズ株式会社様・株式会社共同通信社様】をご紹介させていただき、バトンをGCCのエグゼクティブディレクター兼コリオグラファーのAna DeVillegasにつなぐと、一気にスタート!最初からテンション全開でした!ウォーミングアップでは全員で円になって体育館をジョギング、そこからストレッチを混ぜたサーキットトレーニングに入りました。音楽に併せながら、ストレッチ、筋肉トレーニングなど、多くの種類を混ぜたウォーミングアップでは、手首、足首、股関節・・・など、各部位を細かく分けてほぐしていきました。30分間のウォーミングアップでしたが会場は一気に熱気に包まれ、真冬の体育館の窓は外との温度差で曇ってしまうほどでした。
※全員でウォーミングアップ
-10:00~11:30 HIPHOPセッション 記念すべき初のクリニックは“HIPHOP”でした。約1分間の振りを1時間半で細かく覚えていきます。最初は、GCCがダンスを踊るたびに、歓声が上がるなど、彼女たちのダンススキルにみんな釘づけでしたが、徐々に真剣になっていき、次第にみんなダンスに集中していきました。 最初は、4つのグループに分かれ、音に合わせて振りを覚えていきます。HIPHOPでは細かな身体の動きまで求められました。腰の動き、肘の角度、顔の向きなど非常に細かい指示が飛びました。 また、印象的だったのは、「ブラトップになれる人は、なって下さい。」とGCCが指示をしたことでした。もちろん強制的ではないため、脱がない人もいましたが、GCCのディレクターである、アナは「HIPHOPは、情熱的なダンスだから、服装も非常に重要なの。」と話していました。そういったプロ意識にも、多くの参加者が感銘を受けたようです。 時間が進むに連れて徐々に振りを覚えていく彼女たち。100人が揃って踊るHIPHOPは、非常に迫力がありました。 最後は少人数のグループで踊り、拍手で終わったHIPHOPセッションでしたが、休憩中も多くの方が、練習を続けていました。今回のクリニックが刺激的なものだったことを感じる瞬間でした。
■午後のセッションは2種類のダンスに、オーディションと非常に濃い内容に -12:30~14:00 NFLサイドラインズ 午後一番始めのクリニックは、NFLサイドラインズ。NFLスタイルのチアダンスです。クリニックは、非常に難易度の高いものでした。 GCCのジャンプやステップが、非常に高く跳び、静かに止まるので、多くの参加者が苦戦していました。そして一番驚いたのは、1時間近く、ウォーミングアップを行ったことでした。スタッフがNFLサイドラインズと思っていたものは、ただのウォーミングアップで、非常に多くの時間を使ってジャンプとステップのウォーミングアップを行いました。 NFLサイドラインズでは、髪の上げ方や笑顔など“魅せる”ことを意識して踊っていました。観客に向かって笑顔を振りまき、会場を盛り上げます。ここでは、チアの本領発揮でした。多くの日本人が非常に楽しそうな笑顔で踊っていたのが印象的でした。 約1時間半のレッスンでは、全部を完璧に覚えることは難しそうでしたが、笑顔を絶やさず踊る姿は、本当にチアダンサーの鏡だと思います。
-14:15~16:30 ジャズ 1日目の最後はジャズです。HIPHOP、NFLサイドラインズとアップテンポとは対照的に、ムードのある大人な感じな曲、ダンスです。 腰つきや、体のラインを滑らかに動かすダンスは、非常に難易度の高いダンスでしたが、参加者のレベルも非常に高く、体力的にも非常に厳しいと思いましたが、吸収していく姿は、本当に日本のトップダンサーだなと思いました。
-16:45~17:15 ミニオーディション 第1日目のセッションがすべて終わり、最後はオーディションです。グループに分けて、みんなで本日のダンスを発表します。審査にはGCCのメンバーと、弊社代表取締役社長の衞藤が入り、4人で審査を行いました。 10人ほどでグループになり、見ているメンバーが雰囲気を盛り上げる。楽しそうに始まったオーディションですが、審査をしている審査員の目は厳しかったです。1日数時間で覚えるには、短いと思うほど難易度の高いダンスばかりですが、良し悪しに関わらず、多くのダンサーが自身のダンスを披露した後、笑顔で演技を終える姿は、素晴らしかったです。
オーディションではそれぞれのポーズでフィニッシュ
■興奮のまま終了した第1日目 こうして、第1日目クリニックは終了しました。終了時には明るかった外もすでに真っ暗。非常に内容の濃いクリニック&オーディションなりました。 それは参加したダンサーとGCCの意識が高かったからだと思います。 私たちは様々なダンスを見てきましたが、ウォームアップですでに圧倒されてしまいました。もともとGCCは日々の生活から非常に意識が高い(日々の生活の一部は後日少し触れさせていただきます)のですが、今回のウォームアップで本当のプロフェッショナルに触れることができました。 それに触れてしまった参加者の方々は、上手くなりたいと一気に目がキラキラしていました。目的は人それぞれではあると思いますが、それぞれが何かを掴んでいただけたのではないかと、勝手ながら思っています。 また、当クリニックでは、乳がんの早期発見、早期診断、早期治療の大切さをうったえるための活動【ピンクリボン活動】を推進しました。 参加したダンサー、GCC、並びに運営スタッフ全員がピンクのバンドを腕に付け、ダンスを通してメッセージを発信しました。
※全員で記念撮影
第2日目に関しては、また後日記載をさせていただきます。 ワールドスポーツコミュニティ株式会社 スーパーボウルクリニック&オーディション事務局 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅5丁目28-1 名駅EAST BUILDING 3F TEL: 052-533-3510 FAX:052-308-5010
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