しかし今のネットメディアを見渡してみればもうこんなのばかり。
「●●が●●になるn個の理由!」
キュレーションという名を借りた壮大な自作自演。
情報整理という皮をかぶった他人の著作コンテンツをさも自分の意見であるかのように発表する。
最近そういったニュースが世をにぎわせているからなおさらである。
ミランダというのがモデルのミランダ・カーであるなんて一言も言っていない。
どこぞのプレイガールかもしれないのだ。なのによくわからない健康食品を挙げて
「あのミランダも愛用している!? ●●が体型維持に最強の効果をもつ●つの理由!!」
なんてタイトルでつっておきながら、引用する記事(多くの場合ブログやニュースの断片を都合よく拾う)すら自作のサテライトブログだったりする。
これが、オレがnanapiであったりnaverまとめを検索から弾く理由である。
こんなものをまとめまとめありがたがっている現代にドロップキックしたい。
知っている人間は知っているだろうが、あのまとめ記事を制作しているのは企業の一部署であったり、閲覧数に応じてカネがもらえることに目を付けたケチな個人事業主である。
企業がネット上で素人のライター(という名の誰でもできる作業)を募集し、1記事300円とかで指定された項目をまとめさせ、文章をつけさせ、画像をつけさせ、投稿させるのだ。
これについて知りたければ、企業が指示する書きかたやルール(笑)の資料を公開しようと思う。
嫌儲とまでいうかは判断つかないが、オレは阿漕な商売だと思うし、何よりこんなことに加担して小遣いをもらおうとする卑しいネットユーザがいることが嘆かわしい。
この類のタイトルを最初に考えた人はセンスあるかもしれないが、みんながみんな追随しては気持ち悪さすら感じる。初期のニコニコ動画における「●●してみた」に近いもので、定着化してしまえばそれが自然になってしまうのだ。
今でも一定数「●●してみた」に嫌悪感を持つ人はいるが、今更ニコニコ動画に自分のカラオケをアップして付けるタイトルが「歌ってみた」以外ではむしろ浮くからみんな歌ってみちゃったりするんだろう。何より●●してみたは既にニコニコ動画のタイトルフォーマットになっている以上、そこに口を出すのはもう無粋である。
だからこそまだ間に合うのだ。もうやめよう、●●が●●のn個の理由。
しかしそうは思いつつ、実際にオレが何かのコンテンツを作るときにこのタイトル形式を嫌々ながらも使ってしまうかもしれない。
クリエイティブな視線からみれば旧来の文化を蹴り飛ばして新しい規格を作り出すべきではあるが、経営者としてみる場合、既に世間に受け入れられている一般的な様式のほうがライトユーザにはやさしいものである。これは嘆かわしいが仕方ないのだ。板挟みである。できればおっぱいか太ももに挟まれたい。
そんなことはおいておいて、明日はお尻できのこの山とたけのこの里を食う。
実に楽しみだなぁ!
なお、好評のあかり先生も出演される予定です。
パックンチョ食べながら挿れてくれるようです。
僕もパックンチョ食べたいですし、できればパックンチョしたいですが現実はそううまくもいきません。
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