零細企業が送る番組制作現場の裏側

で、ケイエイシャーって残るの?消えるの? 【決算レッド】

2013/12/30 12:00 投稿

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今日の記事は、本日10:00に公開されていたヲタケンこと決算レッドの個人ブログの続きとなっています。記事はこちら

まぁ圧倒的な赤字を残して終了した第1期のまず最初に出てくる反省は、「収益性をもっと見ろ」でした。

当然の話ですが、ケイエイシャーとしてロケに行ってる時間、事務所でVTRの編集作業を行っている時間だけじゃなく、企画を考える時間やロケ先と打ち合わせをしている時間、書類整理やスケジュール管理をしている時間、

そもそも経営者が時間給の概念で働いてはいけないんですが、それに見合う報酬額(ビジネス的にいう役員報酬)を得られなければそれは趣味の範疇を超えないわけです。

そういった意味で考えるならば、収益の体制をスポンサー料に依存するのみではなく別の意味で大衆から小額の資金調達ができるシステムを採ることもまた必要ではあります。

現代において、そもそもがタダで見られる映像は"売り物"にはなりません。
ケイエイシャーという番組のウリは何だったのかというところにたどり着く話になれば、それはsomething to funなのか、決算レッドという名前を持った"ヲタケン"に過去のような破天荒さを求められたのか、その比重についてリサーチと当人の思惑に齟齬があったことは当初間違いなく、結果少し悩むこともありました。

ニコニコ動画にこだわり続ける理由がそれほど大きなものでもなく、最も身近にあったライブストリーミングシステムであるというのであれば、活動の場、配信のプラットフォームをU-StreamやYoutubeLiveに移すことも十分ありうると思います。

ではこのニコニコチャンネルは何のために存在し続けるのか。
「ケイエイシャー」という企画におけるインキュベーションの役割を果たしつつも、コミュニティ的な側面はまだ保持(公式サイトのアクセス状況から推測するに)していると思われます。

チャンネル配信機能を持ちながらそれを放棄するのはそもそもチャンネルの存在理由にも関わってくるので、それこそ本番を放映するのはU-Streamだけど、配信スタッフを延々と移し続けるのがこちらのチャンネルであったりするというようなニッチな形式もありうるのではないかと思っています。

では何を配信するのか。

何を求められているのかと同じくらい大事なことではありますが、配信プラットフォームをニコニコ動画から移動させる以上、"ヲタケン"はメインディッシュではなくただのスパイスになります。
そういった前情報無しに飛び込んできた人がなんとなく見られるもの。

"番組"の体を成すならば最低30分、平均60分の配信にはなります。インターネットの動画は短ければ短いほど有利です。有象無象の番組をダラダラ見るには、見る人もそれなりの気分にいなければなりません。すなわち、「一緒に酒飲みながらその場にいるような感覚で見られる」という、ありふれているようで難しいテーマを引っ張り出すことになります。

ただしここにどう収益性を絡ませるかといった問題もあるので、どこかの飲食店で飲み会をしながらその様子をただ配信するというわけにはいきません。
出演者の飲み物は全額自腹だけど、たまにリスナーがpaypal経由で送金してくれたり、現地で話を聞いてる人が独自通貨で投げ銭をしてくれたらビールが出てくるみたいなシステムが構築できればそれはそれで面白いと思います。
こういう企画は東京だとロフトプラスワンを筆頭に簡単にできるとは思いますが札幌だとまず飲食店から探さなければならない気がします。
機材搬入の点から考えて、地下鉄1本で移動できる大通り近辺でよさそうなお店があったら教えてください!

それから年始のケイエイシャー初詣については完全に未定です。
ここで「やります!」なんて書くと、ブラックから「オレは絶対に行かないからな」と返ってきそうですが、都合があえばパっといって写真と5分くらい動画撮るとかで十分ならやっても楽しそうかなとは思ってます。

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