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PS3版WHITE ALBUM2 小春ルート終わったので感想

2014/09/07 07:50 投稿

コメント:1

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  • 幸せの向こう側
PC版は確か千晶N→千晶T→麻理さん→小春→雪菜、の順でプレイした記憶。
なので今回は雪菜、かずさを含めても個人的ダントツ1位ヒロイン、小春を
最初にやってしまおう(追加CGとかが見たかっただけ)という。

以下いつものことながらネタバレ込みですので
これからプレイしようという方は回れ右でお願いします。





小春可愛いよ小春(そこからか

いやーPC版もそうだったけど、ヒロインの中で一番真人間だし
(ここは唯一の年下ヒロインとしての純朴さとかそういう要素要員もあるが)
まぁだからこそ前々から繰り返してますが、それを穢した小春ルートの
春希には殺意すら覚えるレベルなわけなんですがw

追加されたCGもどうやら千晶や麻理さんより単純に枚数が多く
厚遇(?)されている模様。実際、追加されてるCGもいいシーンのものが
多かったですね。小春好きとしては満足です。
これで眼鏡っ娘だったら最高だったのですが…まぁそれはしょうがない。
「小春」「眼鏡」となると当然皆さん思い出すのが矢田美穂子の存在。
色々なレビュー、感想ブログとかも拝見しましたが今んとこ
美穂子擁護派の人を見たことが無い。まぁ眼鏡っ娘なら基本的に
無条件で好みに分類するオレですら嫌いだけどw
でも一応擁護しとくけど、美穂子が春希に告白した時、
冷酷なまでの拒絶を示した春希が一番悪いんだよな。
(いくら雪菜と冷戦状態にあったとは言え、美穂子には関係ないし)
(ついでに触れるとグッディーズの谷っちも同じ被害者である)

ただ冷静によくよく考えてみると、小春ENDで小春が青泉大学に
合格した時の報告シーンでは、美穂子・亜子・早百合の3人ともが
「小春の彼氏=美穂子をフッた北原春希」であることを認識し、かつ
受け入れている様子なんですよね(これはPC版からもそう)。
この1年の間で、あんだけ思い込みの激しい美穂子がどう説得され
どう納得したのか、そのあたりの経緯については作中まったく触れられて
いないため、実はちょっとここに疑問を感じたりはしています。
卒業式後のシーンで、早百合と亜子は「小春の代わりに美穂子を説得する」
そして孝宏が「いいじゃんそれ、オレも混ぜてくれよ!」との
会話がありますが、基本はこの3人で説得に当たったのかな?
もちろん、作中で美穂子の母とタイマン(背後にこっそり春希もいたけど)の上
「これからは美穂子の母経由でいつでも手紙を渡せるようになった」
という道を作ったから、小春も諦めず自分の想いを何度となく
美穂子に伝えようと努力を続けたんだろうなってことも想像に難くない。

更に言うと、合格発表会場からの速報を受けたのは見てる限り
亜子の携帯。亜子はどうやら孝宏と付き合ってる様子なので
春希→孝宏→亜子という流れで連絡先のやり取りをしたことは
想像できるんだけど(春希→小春→亜子、の流れも予想は出来るけれど
それだけだと春希と亜子の接点が無い状態なのでちょっと推測理由として弱い)
…となると必然的に孝宏は、春希が姉の雪菜を捨てて
小春とデキてた、小春が学校中でビッチ呼ばわりされる元凶が春希だと
認識はしていたはずで。
ここ、codaかずさTrueを見てる限りだと孝宏はブチ切れていいレベルですよね。
(この時点では孝宏本人は亜子ではなく小春に想いを寄せていた様子だし)
まぁそれを知る前に亜子の想いを受け入れてるっぽいので、
姉・雪菜に対する春希への怒りは当然だけど小春に対する春希への怒りは
主張する筋合いが無い、と判断したのかな?
(どう考えても小木曽家内の信頼関係考えると、前者だけでキレるに値すると思うが)
どちらにせよ、少なからず孝宏は春希をよく思っていないはず。
それでも、小春と3人の仲を取り戻すことを優先して自分の感情を押し殺したのか。
雪菜からも経緯を聞いて、「これは春希くんと姉ちゃんの問題だから口出し無用」
と言われてでもいたら、怒りのぶつけどころが見当たらなくなっていたか。
その時に、「空白の3年間」まで雪菜から聞かされていた(この時点で小木曽家は
雪菜と春希が付き合い続けているという嘘の認識を当の雪菜によって持たされ
続けているのだから)とすれば、かずさTrueの時とは孝宏の怒りのレベルが
まったく違うものになる、というのはそうなんだろうけど。
…いや、むしろこれが正解なんじゃないだろうか。PC版にはなかった追加シーンで
春希抜きでの雪菜の誕生日パーティーの際、孝宏から依緒、武也、雪菜に対して
小春が学校で針のムシロ状態になってることを相談している。
小春のそんな状態を中学時代の自分と重ねてしまった雪菜は、小春と、それと
春希を守るために動くのだろうから(小春の入試終了後、タイマンしに来たのも
本人は「好奇心が一番大きい」と嘯いたが、雪菜の心情を考えれば
決してそれが本心ではない事はWA2プレイヤーなら判ると思う)。

…んー。オレの低レベル脳じゃどう考えても孝宏が可哀想なルートだなぁ。
(それを埋めるための亜子の存在、なのかもしれないけれど)

シナリオを手がけた丸戸氏というのがどうやら業界ではご高名な方だそうで
(お恥ずかしい話だがエロゲ・ギャルゲ業界からずっと遠ざかってたオレは
知りませんでした)、優しい世界を描くことに定評がある方だそうです。
そんな方と「WHITE ALBUM」という世界は相反する存在な気がオレには
するんで、何故WA2を手がけたのか…とは思いますが。
実際、これだけどっぷり浸かって(浸けられて)しまったのは事実。
純粋に、読み物として素晴らしい作品だと思います。
本当に、色々と考えさせられます。氏の手がけた作品、他にもやってみようかと
思えるくらいにWA2に引き込まれてしまいました。

話を戻して。PS3版は副題として「幸せの向こう側」と銘打たれてます。

小春ルートの場合、これはどういう事か考えてみましょう…って
考える必要もないですね。当然これは雪菜のことを指すでしょう。
3年前春希と結ばれ、裏切られ、当事者のかずさはウィーンへ旅立った。
春希の中にはずっとかずさへの思慕が残り続け、雪菜は傷つき続けた。
3年後のクリスマス、春希はかずさを「忘れた」と言い、雪菜と
身も心も結ばれる…はずだった。けど、それを振り払ったのは雪菜の手。
アンサンブルの記事を読んで、春希がかずさのことを思い出に昇華できて
いないことを看破していた。春希はかずさを「忘れられていない」ことを
知ってしまっていた。それでも、ホテルに入るまで…シャワーを浴びて
交代で春希がシャワーを浴びに行くまでは春希に奪ってもらおうと
決意していた。でも自分がシャワーに行ってる間、春希がかずさと
「会話」していたことに気付かされてしまう。雪菜の心は限界だった。

小春はこの話を聞かされた時、「小木曽先輩のこと、嫌いになりそう…」
と言った。雪菜を裏切った春希をずっと忘れることが出来ず、手を差し伸べようと
してきたのに、いざ春希が手を差し伸べたらその手を振り払う。
そんな雪菜の態度に怒りを覚えた…それはまぁ小春にしてはご尤も。
けれどもこのクリスマスの話、何が悪いかって「春希が雪菜に対して
『嘘』で武装したまま抱こうとした」「雪菜はそれを見破っていた」
という事であって、結局悪い…というか選択を誤ったのは春希自身。
もっと言えば、雪菜のシャワー中に春希がアンサンブルを見なければ。
それさえ無ければ、二人とも心の奥底にかずさの存在を感じながらでも
この夜に結ばれることが出来ていたんじゃないかなと思う。
けど結果として、それは叶わなかった。
春希は心の隙間を、人のぬくもりを求めてグッディーズに足を運び
小春に捕捉され、以後小春ルートに入るわけですが。

当然、この先に待っているのは春希の、雪菜との決別。
クリスマスの夜、2人は結ばれることはなかった。
けれど、完全に別れきることも出来なかった。
そんな中途半端な状態のまま、小春に依存し、救われ、惹かれてしまった。
徐々に立ち直り、もう一度雪菜と向き合おうと決め、
「杉浦と北原先輩」から「小春と春希先輩」になることを避けようとした矢先
今度は傷ついた小春を支えるため、小春の側にいようとする。
…もう、何もかも、手遅れだった。

前置きが長くなりましたが、春希と小春の幸せの向こう側には
ほんのちょっとの幸せ(早百合、亜子、美穂子、美穂子の母)と
そうでない人たちがいます(雪菜は言うまでもなく、小木曽家、武也と依緒も
春希と小春のことで徹夜で大喧嘩した後どうなったか判らない)。
そして将来。codaのように春希がかずさと再会してしまったら。
小春はどうするんだろう。かずさはどうなるんだろう。
春希は、かずさも雪菜も思い出に昇華できているんだろうか。
そして春希最大の暗部「母との確執」についても、小春ルート終盤で
小春は気づいたことを匂わせる(そして触れるのは今ではないと判断する)
シーンがあります。coda雪菜Trueのように上手くいくかは判りませんが、
小春のこと。きっとそこは春希を導いてあげられると思います。
だって小春は「小春希」であり、家庭環境という面では「小雪菜」なのだから。
(と、オレは思っています)

誰かと幸せになるという事は、誰かが傷つくこと。
「皆が幸せになれることが私の幸せ」みたいな事を言える人は凄いけど
それは実現不可能なんじゃないかなってこと。
誰も傷つけずに生きていきたいなら、自分が幸せになることは捨てればいい?
けど、その道を選んだ結果やっぱり傷つく人もいるわけで。
(例えば美穂子とか谷っちもそうだし、春希に「小春以外に『自分も含めて』
味方がいない」と言われた時の小春とかね)

…人ってのは、どうやっても誰かを傷つけずに生きていくことは不可能なのでしょうか。
幸せを求めても、自滅を願っても、どっちを選んでも傷つく人がいるなんて。

とまぁ、そんなことを思いながら〆る小春ルート感想でした。
長くなりましたが、ここまで読んで下さってありがとうございました。

コメント

いーぐる (著者)
No.1 (2014/09/09 22:22)
なんか違和感を覚えてPC版やり直したら、雪菜の誕生日パーティーで
小春のこと相談するシーン、PC版にもあったね。全然追加要素じゃなかったorz
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