高倉健さんがお亡くなりになりました。

実はというほどではないですが、私は高校生の頃から70年代の東映映画が大好きで、何と言ったらいいのか、その滅茶苦茶加減も刺激的でしたし、こう規制のゆるかったころの表現方法に猛烈に惹かれたのだと思います。

みなさんもそういう気持ちを抱かれたことがあるかもしれませんが、いわゆる義務教育課程で教えてこられた「道徳観」だったり、「倫理観」といったものが、実は現実社会においては「正論ではあるが綺麗ごと」でもあり、とはいえ退廃的に生きても逃げ場などなく、再び正論に戻ってきたところで「ようやく最初に教えられたことは間違いではなかった」と納得が落ちるようなサイクルというのは誰しも実感したことがあると思うんです。