日本における酒税の歴史-2 (明治以降)

明治時代(1868年~)の幕開けから、日本は近代国家への転換、つまりは初期資本主義社会への脱皮をはかろうとした時代でありましたが、長く継続した江戸時代のシステムを変更するには、明治元年からおよそ20年かかったとされ(主な要因は各藩体制による地方分権から、一括中央集権への移行)、その間「酒造」関係の仕組みも、試行錯誤が繰り返されました。