前稿からの続きですが、ここで取り上げている「質感や状態」とは、いわば「感覚質=クオリア」に関係する内容を言っているの「かもしれません」。
「かもしれない」というのは、1990年頃にオーストラリアの哲学者【デイヴィッド・チャーマーズ】が指摘して以降、爆発的人気注目を集めたこの「クオリア」という概念も、結局のところ各種認識論や、主義主張によって様々な解釈がなされていて、明確な定義というのがないからです。
一番シンプルな定義が、「主観的体験が伴う質感」というもの。
Wikipediaでは「心的生活のうち、内観によって知られうる現象的側面のこと、とりわけそれを構成する個々の質、感覚のことをいう。日本語では感覚質(かんかくしつ)と訳される。」「簡単に言えば、クオリアとは【感じ】のことである。【イチゴのあの赤い感じ】、【空のあの青々とした感じ】、【二日酔いで頭がズキズキ痛むあの感じ】、【面白い映
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