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日本の人口減少は市場原理に操作された人間の淘汰

2018/07/22 20:51 投稿

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●市場原理(wikipedia参照)
 低福祉低負担、自己責任をベースとし、小さな政府を推進し、政府が市場に干渉せず放任することにより国民に最大の公平と繁栄をもたらす思想。

●多様性(wikipedia参照)
 幅広く性質の異なる群が存在すること。
 性質に類似性のある群が形成される点が特徴で、単純に「いろいろある」こととは異なる。
 環境に適応する面からも、画一的な生物群よりも多様性を持った生物群の方が生き残りやすいと考えられる。
 環境に変化が起きたとき、画一的なものは適応できるかできないかの二択であるが、多様なものはどれかが適応し生き残る為の選択肢が多いからである。

●淘汰
 環境に適応した生物が子孫を残し、他は滅びる現象

○日本出産平均年齢(2016年人口動態調査)
 一人目の出産平均年齢は30.7歳
 二人目の出産平均年齢は32.6歳
 三人目の出産平均年齢は33.6歳

○日本平均初結婚年齢(2016年人口動態調査)
 男性平均初結婚年齢は31.1歳
 女性平均初結婚年齢は29.4歳

○日本合計特殊出生率(2016年The World Bank出典統計)
 女性1人が一生で出産する子供の平均数は1.44人

市場原理
 市場原理下では個人が持つ(利用できる)資本と能力により、資本収益と労働収益で個人の収入や社会的地位が一般に決定する。
 もちろん直ちにではないが、特別な例(人情など)を除いて考えると人間個人の収入や社会的地位は時間を経るに連れて徐々に市場が決定していくことになる。
 個人が持つ(利用できる)資本は、資本の相続による世襲財産と収益により得た資本がある。
 個人が持つ(利用できる)能力は、遺伝により生まれたときに備わっている世襲財産と、教育・学習・経験などで得た能力がある。
 格差社会で問題になる通り、人間が生まれながら持つ世襲財産がその後の収入や社会的地位に大きく影響すればするほど市場の不公平感は増す。
 市場は公平である必要はないが、市場に対する大衆の不公平感から不満が生まれて社会を不安定にし、治安などに悪影響を与える。
 現在の市場では、能力の遺伝による世襲財産の影響が優位に働く知的能力の重要性が高まってきている。
 ひとりの人間の収入や社会的地位を市場が決定する上で、今後強く影響されるであろう「知的能力の重要性」などは神が決めたのではなく、単なる市場のニーズである。
 この単なる市場のニーズにどれ位の価値を感じるかによって思想や人生観はかなり異なるだろう。

市場原理下の人口減少は多様性の減少を極度に加速させる
 上記の市場原理が優勢な社会で人口が減少した場合、多様性の減少を極度に加速させるの可能性を予測する。
 合計特殊出生率1.44人が示す通りに日本の人口が減り続けて、人間が減るほど多様性は減少する、それに加えて市場原理による多様性の減少も起きる。
 一般に、収入や社会的地位の高い人ほど結婚し易く子供を生み育て易いし、収入や社会的地位の低い人ほど結婚し難く子供を生み育て難い、ということは想像できる。
 また、平均初結婚年齢や出産平均年齢の高齢化は20歳台の大多数は収入や社会的地位が低いことが一つの要因と思われる。
 つまり、人間が子供を生む(子孫を残す)可能性は収入や社会的地位が非常に大きく影響されると考えられる、そして市場原理が優勢な社会では収入や社会的地位を市場によって決定される。
 すなわち、市場が子供を生む(子孫を残す)人間を選び、市場が子供を生む(子孫を残す)可能性を操作する。
 この市場原理による人間が子供を生む(子孫を残す)可能性への過度な干渉は、狭い視野の市場原理から離れて、広い視野から見ると人間の多様性を減少させて社会の適応力を損なうため社会全体では不利益である。
 抜本的な市場への介入がなければ、上記による人間の淘汰は進むだろう。


能力の遺伝や世襲「財産」について下記を参考
 月刊正論2015年4月号
 「21世紀の資本」の欺瞞と拡散する誤読 福井義高(青山学院大学教授)


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