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わんこ(Rocklimit)が何か書いてるとこ。

コラム:小説ってどうやって書けばいいんですか?

2017/12/10 19:54 投稿

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  • 小説の書き方
  • わんこ(Rocklimit)
  • 設定
  • プロット
いきなりでなんですが、何気に、「小説を書く」っていう作業って、実はとても難しい事のように思う今日この頃です。


ぼく自身も「響けユーフォ」を基にした二次創作小説を今年の夏ごろに公開したわけですが、最初にアイデアをまとめて設定練りをし始めたのは2016年の秋頃でした。
その時点ではまだきちんとした小説にするつもりは毛頭なくて、とにかく思いついたことをガガガっと設定出しのように書いて遊んでいただけだったのですが、紆余曲折あってそれを一つの物語にまとめあげ、最終的には19万文字ほどのお話を書き上げることが出来ました。
さらに、後に公開した短編も含めると26万5千字ほどとなり、一般的な文庫サイズの小説にしておおよそ2冊分程度になるかと思われます。

これまではせいぜい数千~最大でも2~3万字程度の短いお話しか書いたことがなく、これほどの規模のお話を書いたのはこれが初めてだったのですが、読んでいただいた方からの評価はさて置いて自分の頭の中に描き出していたストーリーを一通り放出することができ、書き上げた直後はものすごい達成感があったのを今でも覚えています。
今回はその時の体験談をベースに、「ぼくなりの小説の書き方」をお話してみたいと思います。




 ●前提●

これはあくまでも「わんこ(Rocklimit)」の小説の書き方であり、一般的な小説の作成法、記述のルール等には乗っ取っていない可能性があります。
また、これをお読みの方に「自分も小説を書きたい!」と考えている方がいたとして、わんこの書き方をそのまま適用できるとは限りません。
時には設定やトリックに拘り抜いて物語を構築した方が良い場合もあるでしょうし、カッチリと登場人物の設定を決めてから流れに沿って物語を動かした方がいい場合もあると思います。

また各作業に取り組んでいた時期を併記していますが、これは作業の時間的目安にはおそらくなりません。
ぼく自身、日頃2時間/日程度のニコニコ生放送活動と並行しながら小説作業をじりじりと進めていましたので、集中して執筆したり時間の余裕がもっとあれば、期間的にはかなり短縮できたかと思います。
(実際、一時期は配信活動を1週間ほどお休みして、都合5万字ほどの作業を一気に進めたこともありました)

この前提を踏まえたうえで、以下の文章をお読み頂けたら幸いです。







■2016年秋頃:思い浮かんだことをメモにまとめる

この時期、ちょうど「響け!ユーフォニアム」のアニメ2期(以下、ユーフォ2)を放映していた頃でして、その頃から「もし響けユーフォの登場人物たちが数年の時を経たら、どんな風になるんだろうなあ」ということを色々想像しながらアニメを見ていました。
例えば数年後、3年生になった久美子達はどうなってるんだろう。
5年、10年と経った後、彼女達はどんな道を歩んでいるんだろうか。
どんな展開になって欲しいだろうか。
そんなことを思いながら、自分なりに浮かんだネタをとにかくパラパラとメモに書き出していきました。
イメージとしては以下のような感じです。

・久美子が3年生になった時のお話
・自分を脅かす、天才肌の後輩が入って来る
・立場や状況が変わったことで各キャラクターの言動、認識も変わっている
・「上手さ」と「マッチング」の問題

…etc

細かい話の展開はこの時点では一切考えていませんでした。
とにかく、ボンヤリと浮かんできた「要素」をひたすらガリガリと書き残していく、そんな作業です。
この時浮かんだ数々の「要素」の中には、ボツになったものも沢山あります。この後作業を進めるにあたって拾ったり捨てたりする余地が幾らでもある為、初めは枠を気にせずひたすら書いては残し書いては残しを繰り返していました。




■2016年秋頃:諸設定を考える

思い付きのネタが一通り出そろった頃、それらを動かすための「背景」や「舞台」、さらにはキャラクターへの「肉付け」にあたる設定を組み始めました。
詳細を書くのは多方面に不都合がある為、ちょっと伏せた感じで書きますが、大体以下のような項目を埋めていくような感じでした。
■方向性
 物語全体のおおまかな方向性、流れ。
「こんな感じのお話にするー」程度のことを最初にバチっと決めておく。

■基本記述法
 「視点」……小説を書く時には、地の文が「登場人物の主観」によるものか、
 それとも第三者視点、いわゆる「神の視点」によるものか、が割とハッキリと
 区別される。
 例えば前者なら登場人物A君を主人公として「俺はすぐさま走り出した」、
 「私は彼女の言葉に胸を抉られた」となるし、
 後者なら「Aはすぐさま走り出した」「BはCの言葉に胸を抉られた」となる。
 視点の違いは物語を描き出す上での角度の違いに活用できることもある。

 「数字等の表記」……一般に小説では「1、2、3」のアラビア数字は用いず、
 「一、二、三」の漢数字を用いる。
 これは縦書きにした時に読みやすいというのが主な理由であり、Web小説の場合
 必ずしも縦書きとは限らないのでどちらでも良いような気はするものの、
 自分は慣例に倣って漢数字に表記を絞ることにした。
 また、正規の表現では「…(三点リーダ)」「―(ダッシュ)」
 2つ繋げて使うため、これも統一することにした。(例:「……」「――」

 
■舞台設定
 日本・海外・異世界・都会・田舎・etc...
 舞台となる国、都市、生活圏、建築物や商業施設、住居、などなど、
 映画やお芝居においてシーン毎に登場してくる「大道具」をつくるような感覚で
 必要なものを書き出していく。

■登場する団体・組織など
 舞台の中で登場してくる団体や組織(場合によっては国家や勢力など)も、
 はっきり区別できるように、ここに書いていく。

■人物
 もっとも重要。どんな組織に所属しているか、どんな立場であるか、
 どんな容姿・性格であるか、どんな特技や能力を持っているか、
 どんな趣味嗜好であるか、どういう行動を取りがちであるか……等、
 その人物の特徴は思いつく限りここに列挙していく。
 オリジナルキャラならば尚のこと、その人物の良い面・悪い面もすべて含め、
 魅力的かつ印象的なキャラクターになるように設定を組み上げていく。

ここで重要なのは、この設定は一度書いたら絶対に動かしてはいけないという事ではなくて、
後々作業を進めていく上で変更や修正がある時は、いつでもこの項目に書き足し・削除をしても良いということです。
その後の作業や小説本体の執筆作業中、疑問に感じることがあった時はとにかくここを見れば全て把握できるよう、可能な限り色々と書いておくようにしました。




■2016年秋頃:あらすじを出す

ここでいう「あらすじ」とは、よく小説や漫画の裏表紙、あるいはゲームの紹介記事に乗っているような、「内容を端的に書き出したもの」です。
上記設定の「方向性」で書いたことをもう少し膨らませて、100~200文字前後にまとめたものとなります。
自分の小説では以下のようなものをあらすじとしました。
「本物の特別になりたい、麗奈と同じように」
全国大会金賞を目指す久美子達は最上級生となり、ついに最後の年を迎える。春になり実力派の新入生が多数入部したことで部の空気はさらに熱を帯びるが、久美子は天才肌の一年生・芹沢雫の存在に自分のユーフォプレイヤーとしての立場を脅かされ、激しい競争の渦中にあった。三年生として進路に、恋に、そして部活に、熱く燃え輝く少女達の夏がまた、やって来る――。

後述する「プロット」とは少し違い、本当の意味での「あらすじ」としてぼくは取り扱っているのですが、この中にぼくが書きたいと思っていたお話の要素はほぼ全部詰まっています
裏を返せば、このあらすじを見れば読み手も、自分自身も、これがどういう物語なのかがすぐ把握できる、そういうものとしてあらすじを作りました。



■2016年暮れ:時系列を組む


ここまで組み上げた設定を元にしつつ、場合によっては一番最初に書いた思い付きメモの時点からでも、物語の時系列を組んでいきました。
時系列の組み方は人によってさまざまで、紙にフローチャートを書き出して目で見る方がいいという人もいるでしょうし、Excelの表などに構築した方が編集がしやすいという人もいるでしょう。
ぼくの場合は基本設定は全てWindowsの「メモ帳」で組み上げましたので複雑な手段は一切用いていないのですが、おおむね以下のような形で時系列を組んでいきました。
(関連作品のネタバレを避けるため、重要なことはことごとく伏字にてお送りします)

・1年前-4月
入学式、新入生加入

・1年前-5月
サンフェス後に×××が開催
この演奏会にて××××××を、×××××××××とする

・1年前-6月
コンクールメンバーのオーディション決定、××××××らがメンバー選出される

・1年前-10月
コンクール全国大会
北宇治は×××に終わる。その場で次期部長が発表され、久美子は部長に抜擢。
二年次に×××に抜擢された×××は副部長兼ドラムメジャー(学生指揮者)に就任する

・今年-3月
優子ら、卒業

・今年-4月
入学式、歓迎演奏
×××および×××ら新入生加入

・今年-5月
サンライズフェスティバル開催
コンクール課題曲、自由曲が決定
課題曲は「×××
自由曲は「歌劇『剣闘士』」
(原型はヤン・ヴァン・デル・ローストの「交響詩『スパルタクス』)

・今年-6月
6月5日、×××の夜、×××、×××に自分の×××を告げる
同日夜、×××、×××と仲違いする
×××、×××について×××に相談する
×××、×××に相談し、条件付きで×××される
コンクールメンバーのオーディション選定開始
オーディション後、××××××が始まる

・今年-7月
×××のスランプを遠因に×××××××××××××××がぎくしゃくする
××××××××××××する
××××××からの手紙が×××宛に届く
××××××との×××××××××××××××

・今年-8月
×××、スランプから完全に立ち直る
府大会××××××と共に×××
××××××の前で「×××」を披露


最後の方になればなるほど伏字だらけで、もはや怪文書のようですね……。
もちろん、上の図に表記していない細かな時系列エピソードも実際には沢山あります。
「いつ、どこで、誰(複数人いる場合は全て書き出す)が、何をして、どうなったか」
という展開を時間軸上に書き出していきました。
作中スケジュールがごく短い期間に集中する場合は、月日、さらに時刻まで時系列として書いておいた方が、いざ文章に起こす時の矛盾が減って良いと思います。
ここでは物語の進行としての順序は一切無視し、とにかく作中時間軸におけるイベントの発生を時系列順に書き出していきました。

時系列に書いていくイベントは小さなものであっても良く、極端に言えば物語中では一切触れられないようなことであっても構いません。
バックボーンとして「実はあの時こういうことが裏で起こっており、その為彼女はこのような行動をしていた」というような裏付けにもなりますし、後から伏線として機能させることも出来ます。
また、後から何かイベントを思いついた場合も、基本的にはここにどんどん追加をします。
組み込まれたイベントを「使うか・使わないか」は、全て後から取捨選択を行いました。

最終的には1つ1つが「点」の状態であるイベントが繋がって「線」になり、複数の線が物語の収束に向かうように、ということを意識しながら時系列を組んでいきました。
関連するイベント同士が繋がっていることを分かりやすくしておくためには、やはり紙に図示するかExcelのような表でタイムライン化するのが良いかも知れないなあと、これは後から思ったことです。




なお余談ですが、実はこの頃すでにフリーの文書作成ソフトを使って本編冒頭部の執筆も開始していました。
これは物語の序章、つまり導入部およびアタマの展開が既にある程度決まっていたためであり、上記時系列で言うところの「1年前-10月」「今年-4月」のエピソードがこれに該当しています。
全体のプロットを書き出す前に本編を書き始めるという、これは言わば暴挙とでも呼ぶべき行為だったでしょうか……。



■2017年初頭:プロットを書く

「時系列」で組んだ内容を基に、ここでプロットを書き出しました。
あまり意味のないことかもしれませんが、ぼくは「あらすじ」と「プロット」は明確に区別をしていまして、プロットは「物事の因果関係を時系列に沿って書き出したもの」としています。
例えば以下のような感じです。



天才プレイヤーのBが入部した。
AはBと、ソロの座を賭けて競争することになった。
(中略)
Aは勉強、部長の業務、進路問題、恋人との関係などにより、消耗していった。
Aはある日ついに限界を迎えた。



上記はあくまで抜粋ですが、こんな感じで「小さなイベントの連続がドミノ倒しのように少しずつ変化を産んでいく流れ」を書き出しています。登場人物たちの言動や行動、思考が次の展開へ連繋しているかを確認できるポイントであり、同時に設定などへの変更を行う場合にも綿密に影響を受ける箇所でもあるので、この作業は「時系列」を組む作業がある程度固まるまで綿密に詰めた後に行う方が良く、もっと言えば時系列上で確認さえできるのなら、この作業は端折ってしまっても良いかも知れません


いろいろな小説の書き方についての解説ページなどを見ると、必ずと言っていいほど『プロット』に関して書いているものがあり、しかし実際に「プロットの書き方」を見ていると何が何やら複雑で良く分からない……というケースもあり、さらに言えば「あらすじ=プロット」として取り扱っているところもあったりして理解が追いつかず、過去ぼくが別の小説を書こうとしてつまずいたのもこの点だったりしました。
以降、「プロットを書くのは話の筋を明確にすることや、その起伏(盛り上がり、ダウンのしどころ)などをわかりやすくして把握するためのもの」と割り切って取り扱っています。
これはあらすじとセットで、自分以外の人に「こんな話を考えたんだけど、どうかな?」と言って見せた時に話の全貌がわかるように書くもの、と思っておくと、より本質に近いものが作れるかも知れません。




■2016年暮れ~2017年春:ここで初めて原作小説(計7巻)を読む


これもまた暴挙かも知れませんが、実は設定練りをしている間のほとんどの時期はユーフォ2のアニメは見ていても、原作の小説やその設定を調べるということはまだしていませんでした。
この点について少し解説をすると、まず先に(クリスマス前後の時期だったかな?)「原作3巻」、それから「短編集2巻」を読んで、その後2017年の春ごろに「立華編」を読んでいます。
この時点までに、自分の小説はおおむね3~40%ほどを書き終えており、全四章+プロローグ・エピローグという章立てで言うとおおむね二章のラストあたりまでを書いていました。
このため若干の設定修正はあったものの、基本的にはほとんど修正をかけることなく執筆の続きに戻れたのは非常に僥倖であり、また原作(小説&アニメ)がいかにしっかりした骨格の元に描かれていて、それらが読み取れるようになっているかを改めて痛感した次第でもありました。
(梓が×××だったというのは立華編を読む前に、短編集を呼んで想像できたことだったので……立華編ラストのアレを見つけた時はニヤリとしてしまいました)




■2017年春~夏前まで:全体の話を小分けにしていく

ある程度時系列もまとまり、前半のお話を書き始めたあたりから、映画やドラマ、またはアニメでシーン毎のカットをしながら撮影するように、場面単位で物語を切り分けて各シーンごとに短くまとめたエピソードを作るようにしていきました。
切り分けたシーンには「場面」「ここで出てくる人物」「話の流れ(プロット)」「ちょっとした発言内容」などを盛っていき、「そのシーンでどんな展開になるか」を組んでいきます。
scene xx.~4月6日 午後玄関前~

新入生勧誘のチラシ配りをしているA。
それを見つけて声を掛けてきたB。BはAの遠い遠い親戚の子だった。
Bは既に入部を決心しており、他の部員達に拍手喝采で迎えられる。
BはAに「Cに憧れて北宇治に来た」と告げ、これを面白がったAは
黙ってCにBを引き合わせ、その様子を笑いぐさにしたのだった。

こんな感じです。これだけ見たらAは性格悪い子ですね(棒)。
この「シーン」を意識しながら「物語」の筋立てを行いました。
「時系列」はあくまで「起こった事の事実を並べたもの」ですが、ここでのシーン立てでは「BがCに憧れる出来事があり→その結果北宇治に進学先を決め→そして今現在ここに居る」という風に、過去に起こった事に影響を受け現在このようになっている、という流れを組み込んでおり、「ストーリー」の形状に近付いています。

さらにこんな展開も小分けにしています。
scene xx. ~x月x日 早朝~

Aは、まだ他に誰もいない時間にTに×××の相談をするために学校へと向かう途中、昨晩の出来事を思い返していた。
そして学校に着いたAはTに相談した。
何故、プロなんですか?」
「演奏者として『特別』になりたいからです」
自分の×××を告げるAに対し、Tは厳しい現実を次々と突き付けていく。
(具体的には×××の内容、条件、学費、その他かかる諸経費、etc…
 現実的に起こりうる様々な障害・関門などを設定上では書き出しています)
相談の結果、光明が見えたとは言い難い状況ではあったが、
ひとまずTがAの×××を肯定的に捉えていてくれることに安堵したAはTに礼を告げ、練習に向かった。
徹夜状態だったAはその後の授業を耐えたあとに限界を迎え、昼休みを寝て過ごした。

こんな感じで、場面ごとに小さくまとめたものを「物語の順番」に並べていきます。
初めから終わりまで一通りが完成するとそれは、執筆をする際のガイドラインそのものになります。




■2017年春~夏前まで:付箋書きをする

「付箋」といってもPC上での作業でしたので、まさか本物の付箋を貼るわけにもいきません。
ここでいう付箋とは、各シーン毎の「状況への注釈」「追加したい台詞」などを追記していく作業です。
また同時に、各シーンの内容を細かに時系列などと照らし合わせ、矛盾が発生していないかを確認しながら作業を進めていきます。
具体的には以下のような感じです。

scene xx.~4月6日 午後玄関前~

新入生勧誘のチラシ配りをしているA。それを見つけて声を掛けてきたB。
BはAの遠い遠い親戚の子だった。
Bは既に入部を決心しており、他の部員達に拍手喝采で迎えられる。
BはAに「Cに憧れて北宇治に来た」と告げ、これを面白がったAは
黙ってCにBを引き合わせ、その様子を笑いぐさにしたのだった。

#Aが北宇治に来た理由とカブるようなことをBが言い、Aが焦る展開を追加。
#Cが面食らう展開は次のシーンにて回想調にする

これも後日談としてここで述べる話になるのですが、実はこの作業に一カ所手抜かりがありまして、自分の小説本編と短編とで矛盾を生じる箇所を産んでしまったのは痛恨の極みでした。
一本の話の中では通る話として書いたつもりでしたが、他の作品に跨がせる設定では組み方をまた別に考えなければいけないなあ……という、しかしこれも良い経験になりました。




■2017年5月~6月中旬まで:物語を書く(執筆作業)

これまで組んで来たものを元に、いよいよ物語本体を執筆していきます。
登場人物の言い回しや行動時の身振り手振り、周囲の状況、ありとあらゆるものを使って、
「その場で起こっていること」を読み手に伝えることを意識しながら書き進めました。
ここはもう書き手のセンスに委ねられる部分だと思いますので、あえてぼくが「どのように書いたか」という話はせずにおきたいと思います。

投稿・公開前には推敲(物語としての不整合性、文脈のおかしなところのチェック・修正)と校正(誤字脱字などのチェック・修正)はとにかく厳に行ってください。
誤字等の指摘は読み手の方からいただけるケースもありますが、物語そのものの部分は書き手である自分以外に誰も正誤を指摘できる人がいません
(話やトリックの矛盾点などは気付かれるかもしれませんが……)
かく言う自分も公開後にたくさんのご指摘を受けることになりましたが、それもあってお話を完成に導くことが出来たと思っており、本当に感謝の一念です。




以上、こんな感じで一本の小説を書き上げるに至りました。
先述の通り、冒頭~二章ラストあたりまでは先に書き進めていたので、三章以降の展開は組み上げた時系列やシーン区切りと睨めっこしながら作業を進め、時には二章以前の展開を修正しながら書き上げる、という作業をひたすら続けていました。
1日の設定組み作業や執筆にかけられる時間はせいぜい1~2時間程度、それも毎日は行えませんでしたので、1か月のうちに小説関係に掛けられた時間はせいぜい40~50時間程度が平均値だったのではないかと思います。
さらに最初のうちは本当にお遊びで、小説としてまとめる気もなかったので、そこまで時間を掛ける気になったのも3~4月ぐらいになってからのことです。
後から読み返してみると、「ここはもっとこうしたかったなぁ」「ここはこうすれば、さらに膨らみが出来たのかなぁ」と思う部分も無くはないのですが、ともあれ最初に構想したものを一つの形になるまでまとめ切って形にすることが出来たので、一定の満足感と共に作品を公開することが出来ました。



この書き方は必ずしも他の人にオススメできる代物ではないのですが、もし小説を書こうと思っているけど今一つ二の足を踏んでしまっている方や、書きたいものがあるのになかなか形に出来ないとお悩みの方にとって、何かヒントにでもなりましたら幸いです。
ぼく自身も、仮に今後また何か作品を書くことがあれば、今回とは違うアプローチで物語を組んでいくことになるかも知れません。

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