ワインじゃないけど…西洋美術館で「ボルドー展」やるよー。

●東京都世田谷区地域編集長 ごろごろmarilynの記事をご紹介します！

ボルドーというと私はワインを連想してしまいますが、
スタンダールが「フランスで最も美しい街」と評した所でもあるんです。

歴史ある港町ボルドーは、ワイン生産と海洋貿易の富が洗練された都市文化をはぐくみ、
世界遺産にも登録されています。

西洋美術館で開催中の「ボルドー展　～美と陶酔の都へ～」では、
ボルドーにゆかりのある、絵や作品200点以上が展示されています。

▼迫力のある≪ライオン狩り≫ウジェーヌ・ドラクロワの晩年の作品

火災のため上部が焼けてしまっていますが、あまりあるほどの迫力。

会場に入って最初に目に飛び込んでくるのは、2万5千年前頃の
≪角を持つヴィーナス（ロセーヌのヴィーナス）≫

先史時代の遺跡がたくさん発見された岩陰に彫られていました。


▼「古代のボルドー」カテゴリーにある≪石棺の断片≫

フランス第一の港として黄金期を迎えた「18世紀、月の港のボルドー」のジャンルでは、
精密な、1755年に製作された地図がみられます。

▲≪ボルドー市と周辺部の地図1754年にサンタン氏とミライユ氏が作成し、パリでジャン・ラトレが版画化≫
地図は、都市計画に大きく貢献。



▼左：ジャン＝ピエール・グランジェ≪ガニュメデス≫
　右：ミシェル＝マルタン・ドロラン≪賢明≫

▼アンリ・マルタン≪ブドウの収穫≫の習作　

モネが描いたボルドー・ワインのカリカチュール（戯画）などもあり、
ワインが飲みたい気持ちになってきます。

すると、美術館を出たところ、前庭にあるロダンの
「地獄の門」を前に「カフェ　ボルドー」が…。
期間中2日間だけ開かれる特設カフェです。

赤ワインは、ブッシュ大統領夫人とシラク大統領夫人の晩さん会用ワインとして知られている
ルイ王朝から続く由緒あるワイン「シャトー・マルキ・ド・ヴォーバン2009」が戴けます！

※7月31日（金）11時から20時（ラストオーダー19時半）と
　8月1日（土）10時から17時（ラストオーダー16時半）の2日だけ


■国立西洋美術館
東京都台東区上野公園7-7
2015年6月23日（火）から9月23日（水・祝）
開館時間　9時半から17時半（金曜日は20時まで）入館は閉館の30分前まで
休館日　月曜日（7月20日、8月10日、9月21日は開館）、7月21日
HP
特設サイト

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