センスがなくたって強くなれる！ブラジリアン柔術は裏切らない。

2015/06/04(木) 15:00

●福岡県筑紫野市地域編集長河蒸気の記事をご紹介します！

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福岡県、二日市中央にあるブラジリアン柔術のジムをご紹介。

「エストレーラ」はブラジル語で星を意味する言葉、
厳粛で古式ゆかしい空気が漂っているかと思いきや、皆さん底抜けに明るい。
上下関係や礼儀作法などに縛られた堅苦しい雰囲気はまるでない。

後ろの写真はグレイシー柔術の創始者、エリオ・グレイシー氏。
とても小柄な人物（ここが重要）だそう。

茶帯を巻いた男性がジムの主で指導員の山口裕二さん。
指導者なのに茶帯なのかと訝しく感じたかもしれないが、
ここがまず日本の柔道や空手とは違うところだ。

帯の色が習熟度を示すのは同じだけれど、ブラジリアン柔術に昇段昇級試験はない。

白から始まる帯の色を青、紫、茶そして黒と変えるには、
指導者に実力を認めてもらうか、試合に出て実績を積まねばならない。
黒帯を許された人というのは、日本に数人しかいない。

シビアな実力主義に、拒絶反応を示してしまう人がいるかもしれないが、
他の格闘技とは実力主義のニュアンスが異なる。
下の画像をご覧いただきたい。

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普通、こんな風に大の男に組み伏せられたら、小柄な女性にできることはあまり多くない。
せいぜい身をよじって大声をあげることくらいだ。
のしかかられているのは中村さん、この日体験入門に訪れた女性。
運動自体が中学校の部活動以来だそう。

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指導員の山口さんからアドバイスが入ります。
「手はそこ、足をそこに引っ掛けて、反対の足をそこに…」

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「えいっ！」

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まるで魔法のように上下が入れ替わる！技を仕掛けた当人も信じられない様子。

体験入門にはつきもののお客様サービスだろうと勘ぐる方がおられるかもしれないが、
わざと投げられているわけではなく、これが非力な女性の方が上達が早いといわれる
ブラジリアン柔術の特殊なところであり「体の知恵の輪道場」の所以でもある。

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「ひっくり返った瞬間が、すっごく気持ちよかったです」
興奮気味にまくしたてる中村さん。格闘技の経験はないけれど、
かなり年季の入ったプロレスファンだそう。

ブラジリアン柔術には突きや蹴りがない。怪我の心配をせず安心して取り組める。

常に合理的に動かなければ、体格で勝っていても簡単に転がされる。
その為には何より経験がものを言う。
身体能力に左右されず、もって生まれた格闘センスでスタート時に差が生じることもない。

小柄で非力な者（なにせ、創始者のエリオさんがそうだから）にこそ適している。
経験者に尋ねれば誰もが同じことを口にする「練習すればするほど強くなる」は真実だ。

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ブラジリアン柔術は、普段使わない筋肉を多用するせいか、
ダイエットにも絶大な効果を発揮、女性にオススメだ。

練習生の新飼さんがジムの門を叩いたのは４年前、
当時は体重が100kgあったが入門後１ヶ月で５kg落ちたとのこと。
現在は80kgでムキムキのアスリート体型をキープしている。

なんだか女性に肩入れする内容になったけれど、それには理由がある。
体験入門後、すぐさま入会を決めた中村さん。
今この時点で、ジムに女性選手は彼女しかいないのだ。

興味はあるけれど、それでもまだ抵抗を感じている女性に、
ぜひこの文章を読んでもらいたい。ひょっとしたら考えが変わるかもしれない。

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