●岐阜県恵那市地域編集長 えなこの記事をご紹介します!
2014年…。
私は様々な昆虫食を目にしてきました。
昆虫を食べるディープな食文化が色濃く残る岐阜県の恵那市串原。
そこで昆虫食を研究するイギリス人・シャーロットと出会ったのが約2年前です。
私は昆虫が好きなわけではありませんし、
昆虫を好き好んで食べるわけでもありません。
それなのに…最初はあんなにびびっていた昆虫になんだか慣れてきた今日この頃です…。
あぁ、人間って不思議。
あと今年も残すところ1週間。
彼女と私の昆虫食2014を総まとめでお届けします!
※昆虫写真多数。閲覧注意。虫が苦手な方は、引き返してください。
今年イチ反響が大きかったのはコレ!
コオロギクッキー
その名の通り、コオロギを練り込んだクッキーです。
「昆虫食って、見た目がネックだよね…」
「アメリカでコオロギパウダーっていうのが売っているらしいよ!」
そんな会話から、このクッキーは生まれました。
Lサイズのコオロギ100匹を使用。
クッキー詳細の過去記事→コオロギクッキーを作ってみた
「久々にめまいがしました」
「おそろしい…」
「食べてみたい!」などなど様々な反響をいただき、
なんとニコニコ生放送Walker47チャンネルにも進出しました!
Walker47チャンネル→全国の名産をいぢろう!ユーザー参加型生放送/12月9日放送分
へぼ(クロスズメバチ)抜き体験イベントも2回開催!
生でも食べられます。
甘辛く味付けしたり、へぼご飯にするのが一般的です。
成虫は素揚げに!
非常に香ばしいです。
イナゴとカイコの串焼き
カイコは独特の臭みがあるので、苦手です…。
クリームチーズと一緒にカナッペにしても♪
トノサマバッタもどーーん!
サラダにもどーーん!
お願いだから見つめないで…。
食べられますが、シャーロットも「トノサマバッタは美味しくないね!」とのこと。
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ここでシャーロットを紹介します。
イギリス出身。28才。
シャーロットに、昆虫食をはじめたきっかけや、今後について聞いてみました。
「ケンブリッジ大学にいた時は、チンパンジーやボノボを研究していて生物人類学を学んでいました。その時に、先生がウガンダで野生チンパンジーの昆虫食のプロジェクトをやっていたので、私が助手として行きました。チンパンジーは昆虫をよく食べます。わたしが初めて昆虫を食べたのはこの時です。アリを食べました。「チンパンジーが食べるならきっと人間も食べてきたのでは」と思って、それで人間の昆虫食にも興味がわきましたが、調べたらあんまり情報がなくて、昆虫食の研究をする気になりました。
日本に来たのは、世界には昆虫食を研究している教授はあまりいなくて、野中先生という学者が書いた日本の昆虫食についての論文を読んで、とても気になったからです。
恵那の昆虫食文化の興味深いところは、地元の人が家でヘボ(クロスズメバチ)を育てて食べているところ。スズメバチを飼っているところは、世界中唯一かもしれません。
今後、昆虫食はどんどん広がっていくと思います。これからは、昆虫食が広がったら自然環境や経済や社会(つまり、世界のフードシステム)にどんな影響があるかということをこれからは研究したいと思っています。」
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毛虫鍋
この黒いのが毛虫です。
シャーロットがジンバブエで買ってきたという乾燥毛虫。
日本に持ち込む際、空港で止められたそうです。(笑)
乾燥してあるので、毛はなく、固いです。
味は…美味しくもなければまずくもないです!
「わたしはこれが1番大丈夫かも…。ただ、噛みちぎるの大変!」と私が言うと…
「今度は食べやすいように切って入れておいたよ♪♪♪」と、
毛虫焼きそばなるものを作ってくれました。
大スズメバチの焼酎
元気でちゃうやつです。
大スズメバチのさなぎと成虫バター炒め
匂いはいいけど、これは怖いです。
昨年大スズメバチを食べて高熱を出し入院したので…私はもう蜂類一切NGなのです。
パスタソースにも昆虫入り。
あぁ…振り返ると、いろいろやったなぁ~としみじみです。
こうして見ると、コオロギクッキーなんて余裕!と思ってきませんか?
なんと先日、コオロギクッキーを某新聞社さんにも取材いただきました♪
やっぱり昆虫食は、今密かに注目されている!?
それでは2015年も、どうぞお楽しみに~♪
※岐阜県恵那市地域編集長 えなこの記事はこちらから読めます。
コメント
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胃がキリキリしてきた
(ID:16931271)
蜂とイナゴはともかく他はなぁ。。。
(ID:2134941)
昆虫食の効率の高さは理解できるが、食事が文化と密接に繋がっている以上広く普及するとは到底思えない 栄養と効率だけが食事ではないという事