今月から、主に札幌を中心に活躍されている方々を、インタビューを通してご紹介していきます。
第一回目は"道産ワイン伝道師"として道内外を奔走中の荒井早百合さんです。
まず、この笑顔にやられちゃいます。
荒井さんのお店veraison(ヴェレゾン)には今日も、北海道をはじめとする日本のワインが並んでいます。
※画像は荒井さんのFacebookページ・道産ワイン応援団よりお借りしました。
インタビューはワインを飲みながら行われました。
札幌 藤野ワイナリーのKOHAKU。
キャンディのような甘い香りとドライな味のギャップが面白いワインです。
ーどうして日本のワインに興味をもたれたんですか?
「以前は関東に住んでいました。その頃ワインは全く飲めなかったんですけど(笑)、初めて訪れた山梨の葡萄畑の美しさ、葡萄の生命力に感銘を受け、半年おきの畑への訪問が一週間おきに、やがて三日おきになるくらい、すっかり葡萄の虜になってしまったことがきっかけです」
ーワインではなくて葡萄に(笑)。
「はい(笑)。そのうち長野の畑にも行くようになり、そんな生活が2、3年続きました。普段サラリーマンをしている人たちにも畑好きはいて、畑に行けば彼らと会える、そんな仲間もできました。私が数年前に北海道に来ることになった時、不思議と時を同じくして彼らも全国に散らばっていきました。ある人はワイン造りに携わったり、ある人はワインのお店の経営を始めたりして。『里見八犬伝みたいだね』って、今も言うんですけど」
ーそして北海道に来られて、北海道のワイン生産者達との関わりが強くなっていったのですね。
このお店を始められたのは何がきっかけだったのですか?
「今はだいぶ増えましたが、当時は北海道のワインを色々置いてくれるお店が、本当に少なかったんです。なので自分で作ろうと。気軽に立ち寄って一杯から美味しい北海道のワインを飲んでいける、そういうお店を作りたかったんです」
ー今では「このお店に行けば道産ワインがいろいろ飲める」とすっかり認知されていますね。
「道産にこだわるつもりはないんです。仲間のいる山梨や長野のワインも勿論のこと、留学していたオーストラリアのワインもお店に置きます。美味しいものはどこと限らず分かち合いたいですからね。それと・・・」
と言って、荒井さんはふっと笑いました。
「基本、自分が訪れた土地のワインを、私は紹介していきたいんですよね」
次回は荒井さんのアテンドで、本州やオーストラリアのワインについてもご紹介していきます。
インタビューin
winecafé veraison
札幌市中央区南2条東2丁目8-1大都ビルB1
011-231-7901
15:00 - 22:00 日曜定休
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