現役官僚である橘宏樹さんが、「中の人」ならではの視点で日米の行政・社会構造を比較分析していく連載「現役官僚のニューヨーク駐在日記」。
今回はニューヨーク名物の「パレード」について紹介します。「ジャパン・パレード」をはじめとして、異文化に積極的に触れられる場となっているこれらの行事は、どのような意図で開催されているのでしょうか。
橘宏樹 現役官僚のニューヨーク駐在日記
第10回 「パレード」から読み解くニューヨーク(前編)
おはようございます。橘宏樹です。6月のニューヨークは異常気象から始まりました。カナダでの山火事の煙が流れ込んできて、空がオレンジ色に染まりました。CNNによればこの時の大気汚染の程度は瞬間的ながら世界最悪だったとのことです。太陽の翳り方からして、世紀末というか、地獄というか、火星というか、なんとも現実感のない光景が広がっていました。空気もはっきりと焦げ臭くて、煤を吸い込ん
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