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--8月28日にclub asiaで大一番となるワンマンが控えているZeke Deuxですが、まずは読者の方に向けて結成のいきさつから伺ってもよろしいですか?。

Kakeru:僕、ボーカルKakeruとギターのHarukaがそれぞれ別のバンドをやってたんですけど、当時コロナ禍だったっていうのもあって“面白いことやりたいね”って最初はユニットとしてスタートしたんですよ。そこからお互いのバンドがそれぞれ活動休止だとか解散だとかになっちゃって、本腰に入れて活動していこうかっていう流れでバンドっていう形になった感じですね。

--そこからメンバーさんの変遷があるんですよね。

Kakeru:そうですね。現在のギターの渚月とベースのミリアは元々レーベルメイトで彼らのバンドが活動休止になって最後のライヴが終わった後に、“その後どうすんだ?”っていう風に聞いたら、“やっぱりバンドをやりたい”って言うから、じゃあうち来いっていう感じで今の編成に落ち着いた感じですね。

--Kakeruさん自身は音楽的なルーツってどこにあるんですか?

Kakeru:バンドっていうかヴィジュアル系自体はやっぱりX JAPANからですね。音楽のルーツの根本的なところを言うと、幼稚園年少の2歳3歳ぐらいからピアノを習わされてて…それがすごい嫌で(笑)。親父が昔バンドをやってて音楽に触れる環境ではあったんですよ。ファミコンが欲しかったのにクリスマスプレゼントにクラシックギターが来たりする家庭でした。まだその頃は全然バンドには興味を持たず、中学ぐらいからX JAPANを見始めてバンドをやってみたいなって、ギターを本格的に触り始めた感じです。

--X JAPANを見て、ピアノではなくギターをやろうと思ったんですね?

Kakeru:ピアノは、X JAPANを知るまではすごい嫌いでした。一応習ってたぐらいだったけど、YOSHIKIさんを見てピアノをもう一回触ってみようかなって思ったんです。ギターはhideさんに憧れて始めたんですけど、X JAPANを知ると同時に、いろんなバンドを見るじゃないですか。LUNA SEAとか、L'Arc〜en〜CielとかGLAYとか。そういうバンドを知って、やっぱりボーカルが一番目立つなと。目立ちたがり屋なんで、じゃあボーカルになろうかなっていうのがきっかけですね。

--パート歴で言うと、バンドを始めた頃からずっとボーカルっていうことですね。

Kakeru:ずっとボーカルです。楽器は作曲でギターやベース、ピアノをたまに弾いたりする程度ですね。たまにセッションとかバンドの企画でパートチェンジをするときにドラム叩いたりとかはあります。

--Zeke Deuxの音楽の基軸にあるのはジャンルでいうと何だと思いますか?

Kakeru:根本はクラシックとヘヴィメタルだと思います。いろんな音楽をやってきたんですけど、一番自分にしっくりくるなって思うのと、あとは歌謡メタルっていうのかな?なんか日本人が一番聴きやすいところのメロディーっていうのは意識してます。最近の言葉だったら“クサメタル”っていうんですか?クサい感じの。

--じゃあそのクラシックな要素っていうのはX JAPANもだし、幼少期の経験もあるわけですね。

Kakeru:ピアノを習ってたっていうのもそうだし、あと親父がバンドやってたって言ったじゃないですか?ビートルズとかそういう世代のバンド音楽と同時にクラシックもよく家で流してたんですよ。

--ロックだけじゃなかったんですね。

Kakeru:そうです。なので自然とクラシックはスッと入ってきてましたね。それで気づいたらX JAPANとか、MALICE MIZERに影響を受けるようになりました。このあたりが根本的な僕自身の音楽性です。ギタリスト2人はLUNA SEAが好きなんで、うまい具合にマッチしてるとは思います。

--すごい腑に落ちました。今、クラシカルな要素を持ちながらメタリックなバンドっているんですかね?

Kakeru:多分ね、絶滅危惧種だと思います(笑)。

--NETH PRIERE CAINもメタルかって言われると違いますもんね。

Kakeru:彼らも近いっちゃ近いですね、ただ彼らは上手く「古」の雰囲気に新しいものを取り入れていると思いますよ。テイストはちゃんと入っていてメタルを感じますよ(笑)。好き以前、進撃のあわけのえるにゃんくんと話したんですけど、あっちはキラキラ系じゃないですか?Zeke Deuxと進撃のあわけはお互いそのジャンルの絶滅危惧種だねって。でも、Zeke Duexに関しては自分たちがやってることがヴィジュアル系の根本だと思うんですよね。ヴィジュアル系っていう言葉を作ってきた偉大な先輩たちって、X JAPANはじめ色々なバンドさんから始まって、そこからいろんな音楽性が広がって…っていう流れだと思うし。そんな中でも自分の中ではX JAPANスタートなので。

--そして新曲「Floraison」のMVが公開されました。

Kakeru:新曲といっても、7月の頭に会場限定と通販限定では発売していたシングルのMVがやっと公開になったって感じですね。

--この曲についても伺っていきたいんですけど、Zeke Deuxってシンフォニックでクラシカルなメタルっていうものが機軸にありながら、歌が中心にあるバンドだとも思ってるんです。だけど今作はよりポップでキャッチーですごく温かい楽曲ですよね?「Floraison」はどういう曲を作ろうと思って着想されたのかを伺いたいです。

Kakeru:今までいろいろ頑張ってはきたんだけれども、いっぱい失敗もしてきたし、前のバンドでもたくさん応援してもらえたんだけれども、蕾のまんま花開くことはなかったなっていう想いがあるんです。Zeke Duexでは着実に階段を登って、たしかにムダにしてきた蕾もあるけれども、今作ってる蕾を成長させて花開いて次のステップに行きたいなって思っていて。そういう想いを曲にしました。

--タイトルはフランス語ですかね?

Kakeru:はい。フランス語で「咲く」って意味ですね。Zeke Deuxってダーク調でマイナー調な曲が多いんで、飛び抜けて明るい曲調もちょうど欲しいタイミングでもあったんですよね。

--club asiaのワンマンに向けても新たなピースになりそうですよね。ところでZeke Deuxっていうとカヴァーものを多くやられてるじゃないですか?あれはどなたのアイデアなんですか?

Kakeru:僕です。

--なるほど。これまでカヴァーはいろんなジャンルの曲やられてるじゃないですか。チョイスもKakeruさんなんですか?

Kakeru:いや、その時その時でメンバーがやりたい曲があったら、そいつがアレンジしてきてとかっていう感じですね。でも結構俺多いかな。

--Kakeruさんが選んだ曲だと、例えばどのあたりがありますか?

Kakeru:聖闘士星矢ですよ。あと「ムーンライト伝説」とか、進撃の巨人の「紅蓮の弓矢」とかですかねぇ。あと、NARUTO -ナルト-の「ブルーバード」も自分が選びました。




・海外シーンにおける令和ヴィジュアル系の可能性
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・8月28日のclub asiaワンマン……インタビューは会員ページへ続く