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EOS 7D Mark IIでの動画撮影に挑む(その2)

2016/02/26 00:25 投稿

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皆さんこんにちは。

以前、「EOS 7D Mark IIでの動画撮影に挑む」をこのブロマガにアップしましたが、Googleで「eos 7D mark ii 動画」にて検索を掛けると、この記事がCanon公式を抜いて検索結果のトップに出ているようで、その影響もあってかniconicoのトップにすらリンクされたことがないのにずば抜けたアクセス数を記録しておりました。

発売から1年半近く経過しており、記事の内容としては不十分な個所もありますがご参考にして頂けたら幸いに思っております。

さて、それだけ時期が経過している中で「その2」の投稿です。
というのも、標準ズームレンズ以上に広がり感がある「超広角レンズ」を入手したためです。

Canon EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STM


超広角撮影はその「広がり感」という標準ズームレンズでは得られない臨場感が楽しめる特徴を持っています。ただ超広角レンズはその性格上、魚眼レンズとして据えた「FishEye」タイプのレンズもあるので、ラインナップとしては結構少なかったりもします。

そうした中でCanonが入門的な位置付けとしてリリースしたのがこのレンズです。プラスチックベースの筐体で重量も約240gとEFレンズの中では軽量な部類です。写真ではレンズフードを付けていますがこれは別売(EW-73C)です。このレンズは最軽量一眼レフとして売出している「EOS Kiss X7」に合わせたレンズという位置づけもあってか、このレンズリリース後のEOS Kiss X7にこのレンズを含めたトリプルレンズキットをラインナップに加えた位の気合の入れようです。

・・・ですが筆者はここぞと言わんばかりにEOS 7D Mark IIへと装着してみるわけです。


どうでしょうか。レンズフィルター径が67mmなので、意外とフィットします。
レンズのフォーカス機構がSTMなので、シャッター半押しでのAF駆動音は殆どありません。ミラーレスカメラでフォーカスを合わせる感覚です(反応は若干遅いですが)

Canon純正レンズの強みは、ボディー側から「レンズ光学補正」が出来る点があります。今回のような超広角レンズのようになると、レンズの構造上周辺光量落ちや歪曲収差などがワイド側で顕著に表れたりします。ボディー側にてこれらを補正することで撮影したデータが補正済みとなって記録されます。


EOS Kiss X7などの下位モデルでもレンズ光学補正は設定にありますが、若干の差異があるようです。下写真はEOS Kiss X7での設定画面です。


このように、設定はできても補正できない制約が課せられています。EF-Sレンズでも上位モデルとの機能差がこうした所にも表れています。ただ歪曲収差補正については動画撮影については機能しないことがメーカー公式サイトでも記載されていますので、写真撮影の場面だけに差がついているという所でしょう。(補正の対応度合いはボディーにより異なります)

早速動画を撮影してみました。
今回は画質を重視したため「ALL-I」形式で動画撮影をしております。


映像としての広がり感もさることながら、ジョイント通過時に出るブレがあまり気になりません。超広角撮影のメリットが出ている感じがします。

ただ入門系レンズという性格上デメリットもあります。

「夜の撮影に弱い」という点です。

テスト撮影を通じてトンネルや街灯の光源からゴーストが残って記録されていました。
そしてF値が4.5からなので、F3.5やF2.8のレンズと比べて「明るくない」性質上、夜景の撮影には難があるのです。
EOS 7D Mark IIは高感度撮影が強化されているため、ISO感度を目一杯上げた状態での夜景撮影も出来ないわけはないのですが、ISO感度を上げることは撮影データにノイズが記録されてしまいます。下写真はフルHDサイズにリサイズした撮影データです。

▼焦点距離10mm(35mm換算16mm)、絞り値:F4.5、シャッター速度:1/30秒、ISO感度16000


F2.8のレンズだと信号機や街灯からの光量がもっと強く出ます。同クラスのレンズだと感覚的にISO感度3200でも強いレベルですから、F値の低さがこうした所で差となって出ています。

以前撮影した動画から切り出した静止画で比較してみましょう。
※動画からの1コマですのでシャープには写っていません。ご容赦ください
(クリックで別ウィンドウに表示されます)

▼焦点距離17mm(35mm換算26mm)、絞り値:F2.8、シャッター速度:1/30秒、ISO感度4000
レンズ:TAMRON SP AF17-50mm F2.8 XR DiII



▼焦点距離10mm(35mm換算16mm)、絞り値:F4.5、シャッター速度:1/30秒、ISO感度16000
レンズ:Canon EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STM



同じシャッター速度なのにF値の違いがISO感度補正に表れます。今回のレンズだとISO感度を上げまくっているため、夜の闇の箇所にノイズが出ています。EOS 7D Mark IIですら高感度領域になると8000・10000・12800・16000以外は選択できないのでこれはかなりシビアになります。

最初に述べた通り超広域レンズはラインナップが少ないので、いざ購入しようとする場合思い切った選択になると判断されます。
今回紹介したレンズ以外だと以下のラインナップが該当します。

1. Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM


純正EF-S超広角レンズでは先輩格にあたります。ワイド側である10mmでF値3.5なので標準ズームレンズ感覚で撮影が楽しめます。フィルター径は77mmと大口径ですがレンズ単体の重量は386gと比較的軽量です。手振れ補正はなくフォーカス機構はUSMと世代的には一世代前のスペックですが純正故に光学補正が使える点は無視できない所でしょうか。レンズフードは別売(EW-83E)です。

2. TAMRON SP AF10-24mm F3.5-4.5 DiII

レンズメーカーの雄、TAMRONからリリースしているAPS-C用超広域レンズでこちらもワイド側のF値は3.5です。量販店ではコスパに優れたレンズとして知られています。こちらもフィルター径は77mmですが重量は意外と軽く370g。レンズフード付属。こちらも手振れ補正(VC)は付いていません。

3. SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM

TAMRONと同じくレンズメーカーの雄であるSIGMAのAPS-C用超広域レンズで、こちらは全域でF値3.5という上質なスペックです。全域F3.5という構成も影響してフィルター径は一段上の82mmで重量もやや重く520gです。レンズフード付属。手振れ補正(OS)は付いていません。

35mmフルサイズ換算でも焦点距離16mmは超広域で、同クラスをフルサイズのレンズに置き換えると価格がバカにならないクラスになります(Amazon等で調べればよく分かります)し、レンズそのものも大きく重量も嵩みます。フルサイズとAPS-Cとでは画質の違いが大きいと唱える方々が多いのも重々承知なのですが、超広域レンズの楽しさを知ると動画も写真も面白くなることは間違いないでしょう。

それでは今回はこの辺で。

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