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EOS 7D Mark IIでの動画撮影に挑む

2014/11/03 12:40 投稿

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皆様こんにちは。
今回は前回からの続きで、Canon EOS 7D Mark IIでの動画撮影編です。

EOS 7D Mark IIの映像処理エンジンはEOSシリーズでは初採用となる「DIGIC 6」でデュアル搭載です。DIGIC 6は登場以降、コンデジ系統のPowerShot SXなどハイエンド系統に採用されていました。
このDIGIC 6、常用ISO感度の帯域が大幅に広がった他、動画性能についてもFull HD(1920*1080pixel)のフレームレート59.94fpsをサポートするなどしており、EOS 7D Mark IIでもこうした新機能を盛り込んでいます。

EOS 7D Mark IIでのISO感度設定画面です。先代では常用で6400までしか使えず、2012年8月にリリースされた新ファームウェア(Ver.2.0.x)でようやく拡張H(12800)が使えるようになりったものの、かなりのノイズを伴った高感度撮影という内容でしたが、Mark IIになってから常用で16000までサポートし、メニューでの拡張設定で25600・51200の2種類が追加選択できます(動画の場合は25600まで)

写真での高感度撮影を試してみましたが、常用最大の16000でもノイズは少なく仕上がっており、F2.8などの明るいレンズだと高感度撮影の性能がより引き出せそうです。


さて、いよいよ動画撮影編です。

Full HDの59.94fpsサポートはもちろんなのですが、EOS 6D以降で採用されたALL-IとIPBの2つの形式が選択可能となっています。ALL-IとIPBは何が違うかというと・・・
ALL-I:1コマ単位で画像が構成されている動画(ゆえにデータ量は大きい)
IPB:1コマを基準コマにして動き予測を計算して動画を作成(ゆえにデータ量は小さい)
簡単な説明ですが、このようなところです。動画そのもののクオリティーを要求する素材を撮影したいとなればALL-I形式が優れているという所でしょうか。
ただし下画面にもある通り、FullHD・59.94fpsとVGA(640*480pixel)・29.97fpsの2つについてはIPB形式しか選択できません。

ALL-IとIPBを区別して動画撮影をサポートしたのは、知る限りではPanasonicのDMC-GH3でのMOV形式動画を選択時に採用したのが初めてだと思われますから、PanasonicのLUMIX Gシリーズの動画性能が本機種にもかなり影響されているのでは、と推測されます。

地味な所ではファイルタイプも従来のMOV形式か新採用のMP4形式かを選択できます。
ただ両者の大きな違いは音声データをMP4コンテナに合わせる形で圧縮しているか(MOV形式の場合音声はPCM非圧縮)だけであり、MP4形式にしても撮影する動画がHDやFullHDだとファイルサイズは数MB程度しか差がありません。


もう一つ地味な所では、タイムコードをサポートした所でしょう。動画内のタイムコード記録はEOS 6D・70Dでもサポートされているので、EOS 7D Mark IIでも順当にサポートされました。EOS Kiss X7など下位モデルにはこの機能が用意されていないので、EOSムービーの世界もモデルに応じた機能の差別化がようやく始まった感じがしています。


動画用のマイク入力端子は本機種にも搭載されていますが、モニター用のヘッドフォン端子も初採用されました。Panasonic DMC-GH3で初採用されて以降、Nikon D600やPENTAX K-3のような各社のフラグシップ系で次々と採用されており、本機種で採用された流れを見るとフルサイズ系EOSでも今後のモデルチェンジで採用されるのでは・・・と含みを持たせた格好です。

本機種の動画性能は、EOSムービーとしての基本軸を持ちつつ、Panasonic DMC-GH3での動画で搭載された新基軸に強く影響を受けた仕様となっています。

動画撮影は最大29分59秒までで、先代ではファイルサイズ4GBに到達すると制約で自動的に停止していましたが、EOS Kiss X6i以降で始まった新規にファイルを作成して撮影が継続する機能が搭載されており、最大記録時間を気にするだけとなりました。
ただ前述のようにALL-I形式で記録した場合、最大で約654MB/1分(FullHD 29.97fpsのMOV形式・ALL-Iでの記録)のデータ量となるため、大容量かつ高速のCFカードないしSDXCカードが必須アイテムとなります。

購入して早速撮影・編集したのが以下の動画です。
Full HD・59.94fpsのままでニコ動へエンコしたため、動画のブロックノイズが発生して試験撮影した動画にしては見辛い箇所があることをご了承ください。

上記動画に限らず、既に3本程夜の車載動画を中心にサンプルで撮影しましたが、ISO感度は8000や10000に設定してもノイズはほぼ皆無でした。先代はISO3200辺りから動画でもノイズが乗り出していたため、動画撮影でも色々と仕様用途が広がりそうです。

Full HD・59.94fpsの素材をPrimiere・EDIUS双方で編集した際の負荷を見てみましたが、PCの基礎環境が高い所でもかなりの高負荷になります。AVCHD編集の方が軽いのではと思わせたりもします。

それでは、今回はこの辺で失礼します。

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