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ニコニコ超会議で展示してみた 4of5

2016/04/13 01:35 投稿

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4of5 ニコニコ超会議2015でつなげてみた
⦁ abst.
 よくよく考えてみると、大学生活は「春の超会議」と「夏の水中ロボコン」の2足の草鞋を続けていた。社会人になりお金もありそうだし、「その二つをつなげたら面白いんじゃね?」と応募してみる。結果、ほぼgagaさんに頼り切りの展示になる。
⦁ 大学と超会議と僕と水
 僕が大学内外でやっていたことといえば、だいたい「機械工学」「チームマネジメントの実践(座学なし)」「超会議」「水中ロボコン[*15]」の4つだろう。機械工学はそのまま就職先で使っている。残りの3つを合わせたのが超会議2015「水中ロボット作ってみた」である。
 初めに断わっておくと、 ・・・いや、ここまで読んだら気づいているかもしれないが、僕はどちらかというと「何かモノをつくる」より「モノを作っている方たちをまとめる」方がマシらしい。ついでに社会人になり、関西に就職。超会議が一気に遠くなった。なので自分で新たにモノを作るのは最悪、辞める判断をして、実績のある展示を集める方向にして、プランEくらいまで保険をいくつかかけておく。そういう風にして超会議に参加することにした。そして、これを区切りにして、イベントへの企画はやめようと誓った。
⦁ 「ニコつく」と「まるなげひろば」
 この説明をしないと、わけが解らないという方も多いと思う。私感から説明すると、「まるなげひろば」というのは「カッコ」で区切らないと他のひらがなと混ざって、ひらがなばかりになってしまう、厄介な単語である。



 「まるなげひろば」というのは「ニコつく」[*16]が運営するブースのことで、超会議の他にも闘会議、町会議、ニコニコ本社などで開催されている。主にユーザーが参加して長机(180cm×60cm)の半分を1スペースとして展示するスタイルをとっている。電源やパーテーションなどは別料金である。(2015年4月当時)
 知っている人に向けて言えばニコつくは「コミックマーケット準備会」[*17]みたいなものである。そこにニコニコ運営が「ブース運営をまるなげ」している。一応、ユーザーがまとめている格好になる。ユーザーと運営のwin-winに見えるシステムである。
 実のところNT系(Nico-Tech:ニコニコ技術部。あるいはニコニコでつくってみたなどをしている人たち)、要は「ニコつく」ができる前からニコニコ技術部などで活動している人からは不評だ。お金を取る割にスペースが狭く、制約が大きく、大物展示や大きな電流・電圧・圧力・火器類を用いた作品は展示できない(NT京都やNT金沢といったイベントでは開催者と相談となる)。これには原因があって。
 ニコつくができた当時、過去のイベントを調べなかったらしい。つまりNT系のイベントは全く考えられなかった。そして「コミケ」を参考に作ったため、1サークルのスペースなどは当然「冊子」や「手芸品」、「電子工作」などの頒布・販売を基本とした大きさになる。部屋いっぱいを占める作品も当然な技術部などには窮屈である。何か販売できればブース代も稼げるかもしれないが、技術部でそういう目的の作品はかなり少ない。当然、大物展示は遠のいた。
 そこで超会議3では「ユーザー応援企画」という別の方法を立てた。これは運営からスペースをはじめ様々な応援を受けられる代わりに、審査や折衝などを経ないといけないというものである。スペースについて支援を受けられるので当然、大型の企画展示を行えるし、ニコニコ運営と直接相談できる。
 ニコニコ超会議3では、この要綱に沿って運営支援を受けた。でもいかんせん、手続きが分かりにくかったようだ。たまたま「ニコニコ運営の中の人」「ニコつくの中の人」「ニコニコ技術部で展示したい人」を知っていたこともあり、たびたび相談を受けてアドバイスした。
 わかりやすく当時の申し込み種別を書いておこう。今は違うかもしれない。
・「展示」はただテーブルを与えられるだけ。料金がかかるし、制約もある
・「販売」も条件は同様
・「ユーザー応援企画」はスペース他、いろいろニコニコ運営に相談できる。ただし審査があり、審査に落ちても「展示」に振り分けられるので最低2つの案を用意しておく必要がある。参加中止は基本的にない。
・「まるなげストリート」はストリート上の指定スペースを使う。超会議2015では無料。コンセントも1つある。
 この情報は2015年4月のものなので、各自で確認してほしいが、ざっとこんな感じである。
⦁ プランをたてる
 話をもとに戻す。最初に「水中ロボコン」と「ニコニコ超会議」を合わせてみようと思ったのは、「超会議2」の後だった。2年越しの計画である。しかし一般に「水中」関連は認知度も人気も高くない。だが、超会議2・3と水モノ(しんかい6500[*18]やダイオウグソクムシ[*19])が人気を出していたので、チャンスであると思った。
 企画の概要は、水中ロボコンでも安定性の高い機体をプールでデモし、ほかにも水中ロボコンの機体を数機、打診しようと考えていた。もっとも、一番の課題はユーザー応援企画の審査で、それまでは企画を詳細に詰めるのは難しかったので、実際に打診はせず検討するにとどめておいた。
 また、僕は水中ロボコンで禄に機体を動かせた経験がない。そんな中で親しかったgagaさん[*20]に企画を相談したところ、快い返事をいただいた。gagaさんの機体「Mark3」は2大会で優勝・準優勝を飾っており、トラブルにも強い。これをメインにして他にも当てを付けられたので、ユーザー応援企画をプランA、審査落ちして展示するのをプランB、ほかに機体トラブルなどに備えたプランCやDを作っておき、1か月以上の調整と事前のプレゼン練習をもって審査に挑んだ。もちろん全てをマニュアル化せず、そして適度に尤度をもって。虎の威を借りる狐なのは格好悪いし悔しさもかなりあるが、良い機体で良い大会なのだ。やると決めた。
⦁ 審査に落ちる
 原因は簡単で、「水が用意できない」とのことだった。幕張メッセで水を使うのはいろいろと大変なそうである。もちろんほかのイベントで大きなプールを使っているのは知っていたので応募したのだが、コストに見合うメリットは提案できなかったようだ。ここでプランBへ移行したが、新社会人生活はことのほか負担が大きく、最終的にはgagaさんに機材関係などほとんどを任せて僕は手続きをするだけになってしまった。毎度のごとくメンバーに迷惑を掛けて、やはり「今年で区切ろう」と誓ったのは間違いではないと思いつつ、「できること」を「できるだけ」する事にした。書類などは期限に余裕を持ち、考えられる対策はしておき、それでもトラブルは起きたので事前に対策したもので対応した。
⦁ 当日までの段取り
 これまでは関東圏に住んでいたので、1時間程度かけて会場へ通っていた。しかし関西からであることとgagaさんの負担も考えて、ホテルを取ることにした。幕張から東京方面へのホテルは予約も埋まっていたし、朝の大勢の客に紛れて行動しなくてはならないので千葉市寄りのホテルを取った。この判断は正解で、かなり余裕をもって当日通うことができた。基本的な企画や出展物については当初新規作成も考えていたが、二人の状況を勘案して過去にgagaさんが使用したものを使うことになった。これは運送も含めて過去に経験があるので、当日もあまり苦労はしなかった。審査に落ちたので事前の計画通り2スペースで展示することにし、「Mark1」を水槽へ入れて、ほかは動画・ポスター・チラシを用いる。
⦁ 当日。起きたトラブルと対処
 トラブルは起きるものだ。一番最初はニコつくの出展者入口が解らないというものだった。準備日である金曜日、僕は会社があり準備はgagaさんに任せることにしていた。なのでトラブルを把握して、ニコつく関係者の連絡先を教えて直接やり取りをしてもらった。次は宅配の状況で、宅配業者から荷物が一向に届かない。実は荷物が大きく、事前に宅配業者が「荷物のルートを見ていると、ほかのニコつく荷物のルートと違う」ということを把握してもらっていたので、gagaさんに「証拠となる伝票など」すべて持っておいてもらい、当日搬入担当の宅配業者スタッフに問い合わせてもらうということになった。幸運なことに荷物は届き準備はできたが、破損しているものがあった。一応説明しておくと、イベント時には引っ越しの比でないレベルで大量の荷物が行きかう。業者としてもてんやわんやになる。そこまで考えて梱包はかなり厳重にしたうえで、必要なラベルは見やすく大きく貼るなど工夫が必要だ。
 当日になると、思いのほか評判が良かった。絶えず人が往来するので声をかけなくてもある程度見てくれるし、こちらから積極的に声掛けしたので時として10人くらい並んでいることもあったと思う。役割分担としては僕が声掛けと簡単なデモ・体験操縦の案内。gagaさんが詳しい解説と機体修理。僕が初心者向け、gagaさんが専門者向けの内容ということだ。
 超会議にはちびっこもたくさん来る。今回は配置にも恵まれてヘボコン・Splatoon・ポーカー近くの角地だった。人がたまってもそうそう通路をふさぐことはないので、積極的に体験操縦をして頂いた。なので機体は常に動きっぱなしで、ちびっこは操縦も乱雑なのでモーターがすぐに焼けた。驚いたのは、今までのデモで一度も壊れたことがなかった(gagaさん談)モータードライバが壊れたことで、スラスタを一つ動かせなくなった。もちろんこのトラブルも織り込み済みで、gagaさんが修理している間僕が対応をすればよいだけの話だった。できれば僕も機体を作って予備機にするなりしたかったが、精神的に難しかった。また途中、コスプレイヤーがブースの目の前で撮影会を始めようとした。さすがに迷惑なので、まだ人のいないヘボコンブース側へ「あちらの方が空間が開いてますので」とやんわり誘導した。内心は「そんなとこでやるなボケ」だ。途中でチラシも底をついてしまったので、会場内にある設備で印刷した。こうなることも予想できたので、ポケットの中にUSBメモリと小銭を忍び込ませて、ビジネスカウンターへ行く。それだけで追加のチラシをつくれるのだ。値段が高いのと、キャパシティが低いのでできれば使いたくないが、使うべき状況だった。
 超会議の出展者で忘れてはならないことはいくつかあるが、「記録をとる」のも一つだろう。写真があれば後で反省できるし、何より楽しかった記憶がいつまでも残る。そんなわけでいい感じの写真を何枚か撮っておいた。会場の設営風景・人だかりができているとき・修理中の写真などなど。取材も何件か受けたが、今だに記事をみていない。そんなものだろうか。

 安定感のあるgagaさんと安定感のある機体に身を任せ、時の流れるまま超会議出展は終わった。
リンク

水中ロボット作ってみた:http://ch.nicovideo.jp/verde/blomaga/ar893951

[*15]水中ロボコン:ここでは、現・日本水中ロボネットなどが主催するイベントの一部を指す。水中ロボコン自体は世界中で行われている。:http://underwaterrobonet.org/event.html
[*16]ニコつく:http://nicotsuku.com/
[*17]コミックマーケット準備会:http://www.comiket.co.jp/
[*18]しんかい6500:http://www.jamstec.go.jp/shinkai6500/
[*19]ダイオウグソクムシのニコニコ大百科:http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%BD%E3%82%AF%E3%83%A0%E3%82%B7
[*20]gagaさんのブロマガ:http://ch.nicovideo.jp/gaga_robot/blomaga/ar752891






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