林田 又木のブロマガ

初めて絵を描くときの練習方法

2016/10/09 07:41 投稿

コメント:3

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■はじめに(とばしていいよ)

初めて絵を描くにあたって、大抵の方が最初に行うのは模写ではないでしょうか。
自分も最初は何を描いていいのか分からず、とりあえず好きなアニメキャラを模写したり、画集を買って模写したりなどしていました。
しかし、模写を何週間、何ヶ月と描いても満足いく結果を得られた方は少なからずいると思います。
ある人は”一日に描く枚数が少ないから”とおっしゃる方もいるでしょう。
私も中学の頃は一ヶ月に100均のノートを三冊描ききるぐらいまで模写をしていた時期がありました。
しかし、それほど描いても満足する結果を得られませんでした。

余談ですが私が好きな名言があります。
狂気とは即ち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待することである。
自分が行っていることに疑いを持つことは、先の不安や自信を失う原因となります。
それによって本来の目的を見失い、途中で放り投げてしまったり、
目標までの道のりが長いからといって気分で描いたり、描かなかったりしてしまい結局、現状維持だったり、
本末転倒というかブーメランです。

特に独学でやっている方は先生と言われる指導者がいません。
それは孤独との戦いで、自分が行っていることは本当に正しいのか、本当にこの方法で上達するのかと自問自答しがちです。
だからネットや教本などに書かれているものを鵜呑みにしがちになり、勝手に信じ裏切られ失望感を感じて筆を置く方は少なくないでしょう。
しかしそう感じてしまうのは当たり前です。
勉学で教科書を持ったから、読んだから、予習したからといって頭が良くなるということはありません。
もしそんな方がいたら天才か化物でしょう。

通常の勉学には、学校や塾でも先生と言われる指導者が存在します。
指導者とは、私達が間違った方向ややり方に対しチェックをしてくれる存在です。
その存在がいない状態で独学をやっていたら、間違った方法をとったとき誰がそれを指摘してもらえるのでしょうか。
ですから、もし独学でやっている方がいたら自分の間違いに気づいてもらえる人を探しましょう。
近代のインターネットは添削してもらえるサイトが多々あります。そこで指導を受けるのもいいかも知れません。
専門学校、塾に入るのもいいでしょう。

しかし良き指導者を見つけたから専門学校に入ったからといって必ずしも上手くなるとは限りません。
学習塾に入ったからといって偏差値が必ず上がるというのが違うように。
まぁ結局は本人のやる気なんですが、やる気があればいいという訳でもない、
自分にあった勉強方法を見つけ、理解していき取り組むことが大事と言いたかっただけです。
以上。

長文失礼。

■模写とは


模写と聞いたとき多くの方が最初に思い浮かぶのは線画に起こす作業と思った方が多いと思います。
しかし、本来の模写とは、似せて写すこと。実物どおりに写しとること。また、そのもの。
つまり、線だけではなく作風や影の濃淡度などを似せたりすることもふくまれます。
しかし本稿では線のみで描かれたものを模写とします。
また、描き方、塗り方によって線画の概念が変わってきますが、それらは特に考慮せず、より正確(原画(被写体)に対する縮小、拡大した際の線座標の正確さ)描くことを模写とします。
(線画って言えば早いんですが色々めんどくさいので...油絵の線画とか何が線なんだか分からんしね...)

模写を描くにあたって要求されるものは
原画に対しどれだけ正確に線を描き、学ぶかことができるかです。
まずは正確に描くための問題点について考えてみます。
問題になってくることは

●どうしたら正確に描けるか
●正確に描けたかチェックできるか
●誤差をどのようにして修正するか

などが挙げられます。
通常の模写では真っ白のキャンバスに原画を写生するのが模写ですが、
それでは書き終えたとき同じキャンバスサイズであれば重ねて線の誤差を確認できますがサイズが違うと色々と不便な点があります。
ですので今回は通常の模写とは違ったやり方を紹介していきたいと思います。

■グリッド線で模写

グリッドで模写とは、グリッド線を使って模写する方法です。
方眼用紙を想像してもらえると分かりやすいと思います。
また、学校とかに使う横線だけのノートでも大丈夫です。

●描く手順

①まず原画に対し適当な等間隔の線を縦横引いていきます。
※原画を汚したくない方はトレースした、またはコピーしたものに引くのも可
 横線ノートでやる場合横線のみでもよい



②原画を見ながら用意した方眼紙用紙、または横線ノートに描いていきます。



以上です。

●補足
◆メリット
・原画の線に対する長さの比率が分かりやすい
・原画の線とグリッド線との交点で正確な位置が確認できる
・マス目内の線の傾きを確認できる
など

◆デメリット
・グリッド線にたよりがちになりやすい
など

グリッド模写はそげぶ(固定観念を壊す)道具としても非常に優れた方法です。
特に腕や足の長さ太さなどは向きによって本来の長さより短かったり、太かったり細かったり変化しやすいです。
そういった点でグリッド線は等間隔で線で引かれているので目視のみで確認するより分かりやすいです。

しかし上記で述べたようにデメリットもあります。
グリッド線にたよりがちになりやすいという点です。
例えば初めて自転車に乗る幼女が補助輪をつけた自転車に乗れたからといって、補助輪を外したとき自転車に乗れるかと言われたら乗れないでしょう。
同様にグリッド線も所謂「補助輪」の役目を果たしています。
ですのでグリッド模写をだけすればいいとはいいきれません。
あくまでも正確に描く為の確認、意識、理解することに使うといいと思います。

■三角、四角、円形の模写

三角、四角、円形の模写は、全ての二次元絵は三角、四角、円形を合成した図形でできているという考えで描くやり方です。
私達が多く見慣れた形 かつ 多く描いた事がある形といえば三角、四角、円形です。
生涯多くの方がこの三つの図を書いたことがあり正確に引けるものではないでしょうか。
このやり方は描き慣れた三つの図形を合成して一つの形を作れば上手く絵が描けるのではないかという考えで生まれました(定かではない)。

初心者でありがちなのは、絵という図を一つの形ととらえ描こうとしてしまうところです。
しかし私達は人という形は見慣れていますが、人という形は描き慣れていません。
そこで人の形を三つの図形で分解して描けばいいのです。
※全体を描くのはスペース的に問題があるので顔だけさせていただきましたご了承ください。
また三角、四角、円形だけで作れる形を例でかいておきました。

●描く手順
①下図のように原画に対し大まかに三角、四角、円形が当てはめていきます。
 ※慣れていない場合は実際の原画に図形を当てはめると良いと思います



②余計な線を消して終わりです





●補足
◆メリット
・全体のバランスが取りやすい
・図形化することで描き易い形になる
など

◆デメリット
・機械的な絵になりやすい
・線がごちゃごちゃする
など

図形で見ることで一つの形を描くのではなく、複数の図で描く考えになり非常に描き易くなります。しかし、図形は規則正しいため、どうしても機械的な硬いイメージになってしまいます。ですので線の形を少し歪ませたりするなどの工夫をすると良いと思います。
余談ですが慣れるとこういうふうに描くことができます(友人が描いた絵)
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=32141013






しかもこれペイントソフトじゃなくってエクセルっていう

■面で模写

面で模写とは、私達が模写するとき白いキャンバスに黒の線だけで模写しますが
例えば、□を模写するときこの□の内側と線の外は白いですが
これだと具体的にどれぐらいの大きさなのかわかりづらいです。
特にキャラ絵多くの線が交差するので空白部分が多く存在し線との間隔がわかりづらい。
そこで先ほどの□をいったん■塗りつぶしてから後で内側を消して線をつくれば良いじゃないかというのが面で模写するやり方です。

■描く手順
①原画と同じぐらいの適当に塗りつぶした絵を描きます。



②次に輪郭を整えます。



このとき、顔、前髪、後ろ髪、その他の髪、体と大まかなパーツに分けてイメージしておくと良いと思います。




③それぞれのパーツを輪郭線だけ出していきます。



④中の線を描いていきます。終わりです。



●補足
◆メリット
・全体のバランスが取りやすい
など

◆デメリット
・汚い線になりやすい(線のジャギが出やすい)
・線を整えるのに時間がかかる
など

上記で述べたように面で最初見るので全体の面の割合が見れ個々のパーツのバランスが取りやすいのがいいところです。
しかし、時間がかかるのと、アナログだと消しかすがとんでもないことになります。
やるのならデジタルをお勧めします。


いかがだったでしょうか。
模写方法はこれ以外にも逆模写など他にも色々あります。
今回は3つ紹介させていただきました。
このやり方一つだけやるのではなく併用してやると模写をするバリエーション、こつも深まるのではないでしょうか。
ここまでお読みになって頂きありがとうございました。

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コメント

neouf
No.1 (2018/05/11 09:26)
ありがとうございました。最近人気急上昇中の某私塾よりも丁寧な解説でわかりやすかったです。絵の上達は模写にかかっているといってもいいですね。
neouf
No.2 (2018/05/11 09:27)
他の記事もかいてほしいです。
林田 (著者)
No.3 (2018/06/11 00:25)
>>1
お読みになっていただきありがとうございます。
こんなもので参考になれれば幸いです。
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