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ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ ウルトラ怪獣大百科【SS版】 part4

2013/06/15 18:11 投稿

コメント:3

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※このSSは権利問題により削除したゆっくり解説動画
ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ ウルトラ怪獣大百科」シリーズの、
茶番(ストーリー)部分のみを纏めてリメイクした内容になっています。
また、現在投稿中のゆっくり解説動画
ゆっくり妖夢がみんなから学ぶ ウルトラ怪獣絵巻」や、
ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ 昆虫大百科」の前日談という扱いにもなっております。
ウルトラシリーズ及び、東方Projectの二次創作なので苦手な方は注意!!
(設定等も原作を元に、一部オリジナルが入っています)


前回のお話はこちらからどうぞ。
http://ch.nicovideo.jp/ultramanasina/blomaga/ar241303

part4「春日部の騒乱」

薄らと霧がかかった朝焼けに照らされ幻想的な輝きを見せている川の土手を、
大柄な体格をした男が全力で疾走している。
男は目に涙を浮かべ歯を食いしばりながら背後より迫る巨大な「触腕」の攻撃を避けつつ、
ある「覚悟」を決めてひたすら目的地に向かって走り続けていた。


???「ハァ・・・ハァ・・・もう少し、もう少しで・・・!!」


埼玉県春日部市。 普段はたくさんの人々で賑わう大型ショッピングモールも、
休日だというのにどこにも人の姿が無く、 駅前の商店街も閑散とし、
通りには蝉の鳴き声だけが響いている。
遡る事3ヶ月前。 街から人間が相次いで蒸発するという事件が発生し、
警察がパトロールを強化したり住民に外出時の注意を呼びかけても、
蒸発する人の数は一向に減る気配を見せなかった。
初めの内は1日に1人や2人と限られた数の人間が姿を消していたのだが、
日に日にその数は増し、3ヶ月後には1日に数十人規模の人間が姿を消してしまっている。
政府もこの事態に重い腰を上げ春日部市を中心に警察官の数を大幅に増員し、
街の各地に機動隊を配置する事で対応していたが、特に大きな成果は出せないでいた。

失踪者の増加により私立探偵に捜索を委託する市民も大勢存在し、
鳩ヶ谷探偵事務所に所属している【鳩ヶ谷依夫(はとがや、いお)】の元にも、
失踪者を探して欲しいという仕事の依頼が殺到していた。
彼はそれらの仕事を一手に引き受け、
毎日の様に何かの手掛かりが無いものかと春日部市近辺を調査し続けていたが、
町外れにある森林公園で何やら騒ぎがあったという話を聞きその場に急行した。
公園の前には複数のパトカーが止まっており、
一人の大柄な体格をした男が2人の警察官と激しい口論を繰り広げている。
その近くには唖然とした表情でその光景を見つめる1人の女性と、
頭を掻きながら立ち尽くすもう1人の警察官の姿があった。
立ち尽くしている警察官と顔見知りだった依夫は2人に近付き、
警察官は嫌な顔をしながらも依夫に今の状況を渋々と告げる事にする。
若い女性の名は【東松山霊子(ひがしまつやま、れいこ)】。
都内でOLを勤めている彼女はたまたま羽休めにこの公園へとやって来たが、
そこで女性の悲鳴を聞き、近くに居た大柄な体格をしたホームレス
川口琉夫(かわぐち、るお)】と共に声が聞こえてきた森の中へと駆け付けるも、
女性の姿は跡形も無くその場には女性のものであろう小さなリュックが落ちていただけ。
二人はその事を駆け付けた警察官達に話したのだが、
証言を中々信用しない警察官2人に対して琉夫が怒った、というのが事の経緯であった。


琉夫 「だから何で俺達の言う事が信用出来ないんだお!」

警官B「知っての通り、近頃は失踪事件があまりにも多くてこの手のイタズラが後を絶たないからな」

警官C「悲鳴を聞いたのも貴方達2人だけとなると・・・それに、お二人は本当に今知り合ったばかりなんですか?」

琉夫 「俺みたいなホームレスに、こんなOLのお友達が居る方が不自然だと思うお・・・」

警官A「だが、状況が過去の蒸発事件と類似している。違う場所では人が一瞬で閃光と共に消えたという報告もあったしな」

霊子 「そういえば、悲鳴が聞こえる直前に変な音がしたような・・・しなかったような・・・」

依夫 「うーむ、信じ難いただの噂話だと思っていたが・・・」


依夫は各地で聞き込みをする中で、何人かの人間から蒸発事件に関する目撃談を聞いていた。
しかしその内容は、
「空がピカッと光ったと思ったら、目の前に居た男が消えていたんだよ!」
「昨日友達と一緒に遊んでいたらね、急に雷が来て、気が付くと友達が居なくなってしまったの」
「前の車に乗っていたオバサンの体がいきなり真っ白に光ってよ、そのまま煙の様に消えてしまった・・・」
「蒸発事件の現場で飛行機が飛んでいる様な音がしたのよ!空を見上げても何も飛んでいなかったけれど。あれは不気味だったわぁ」
等と曖昧かつ非現実的なものばかりだったので、依夫は大して気にも止めていなかった。


琉夫 「もしかすると、【アイツ】がまた・・・?いや、でも現場には何の跡も・・・」

警官A「(おい!あの話をまだ引きずっているのか!今は余計不信感を煽るだけだから止めておけ!)」

琉夫 「(・・・わ、解っているお・・・)」

警官B「・・・ん?何か心当たりでもあるのか?」

警官A「いいや。とりあえず2人にはご協力に感謝します。霊子さんもどうかお気を付けて」

霊子 「は、はい」


リュックを預かった警察官3人はパトカーに乗って、次の通報のあった現場へと急行する。
現場検証を終えた他の面々も足早に立ち去り、
公園には霊子、依夫、琉夫の3人だけが残されていた。
依夫は釈然としない霊子と琉夫に自分の捜査に協力してくれる様に頼み込み、
3人は事件の真相を明らかにすべく春日部市のあちこちで聞き込みを続けるのであった。



やらな「なぁ、ゲームだから別に良いんだが、初老の刑事とアラサーOLとオッサンホームレスのトリオってどうなんだ?」

魔理沙「お前の言う通り、これはゲームだから別に良いんだよ」

メフィ「なるほど、これが【TRPG】というものですか・・・」

霊夢 「(とりあえずダイスロールはスムーズに成功しているけど、あそこで失敗していたら私は森に行けなかったのかしらね・・・)」

やる夫「ホームレスという扱いが気に入らないけど、魔理沙がくれたキャラクターシートを見てやる気が出たお。早く探索パートをさっさと終わらせて、黒幕をぶっ叩きたいお。今度こそやる夫は生き残ってみせるお!」

霊夢 「今回は魔理沙が作ったオリジナルルール&シナリオの【クトゥルフ神話風TRPG】だから・・・気が抜けないわね」

魔理沙「じゃぁ、シナリオを進行させるぜ。お前らも捜査の方針を今の内に決めておいた方がいいかもな」


霊夢、魔理沙、やる夫、やらない夫の4人は魔理沙が自作したTRPGゲームをプレイしていた。
TRPGというか地球の文化そのものをまだあまり知らないメフィラス星人は、
その模様を外野から観戦している。
霊夢は「東松山霊子」、やらない夫は「鳩ヶ谷依夫」、
やる夫は「川口琉夫」をそれぞれ演じており、
魔理沙はゲームマスター(キーパー)としてゲームを取り仕切っている。
(更に魔理沙は、ノンプレイヤーキャラクターも全て演じている)
ゲームの内容は「クトゥルフ神話TRPG」をベースにしつつ、
魔理沙の趣味でウルトラ怪獣が関わる内容だと知らされたプレイヤー達は、
早くも「無理ゲー」だと感じつつも何だかんだでその内容を楽しんでいた。


魔理沙「(さて、捜査もあらかた終えたし、次のステップへと進んでもらうぜ)」



日が傾き、オレンジ色に輝く川の傍にある土手に霊子、依夫、琉夫の3人が座り込んでいる。
1日中聞き込みを続けたものの、
幾つかの目撃談を耳にしただけで具体的な進展はほぼ無しという有様だった。
オカルトじみた話ばかりで頭を抱える依夫、
話を聞く度に非現実的な要素に胸が高鳴っている霊子、
何か嫌な事を思い出したかの様に険しい表情をしている琉夫。
疲れて会話を交わす事も無く座り込んでいた3人だが、
そこにサイレンを鳴らすパトカーが段々と自分達の方へと近付いて来たのを依夫が察し、
音の鳴る方へと顔を向けると、停車したパトカーの中から警察官が慌てて飛び出して来た。


警官A「お・・・おい!大変だ!今・・・今・・・!!」

依夫 「どうした?そんな形相をして・・・何かあったんだな!?」

琉夫 「お前ほどのベテラン警察官が、何をそんな取り乱しているんだお?」

霊子 「え?お二人は知り合いだったんですか?」

警官A「あぁ・・・って今はそんな事より、俺の目の前であの二人が消されたんだよ!」

依夫 「さっき公園で会った二人の警察官の事ですかな?」

警官A「そうだ。噂に聞いていた通り変な音が空に響いて、突然目の前が光ったかと思うと二人の体が白く光り・・・」

霊子 「・・・消えたんですね?」

琉夫 「霊子さん、目を輝かせるのは止めるんだお」

警官A「俺はたまたま目撃者から話を聞いてパトカーに戻る途中だったから助かったが・・・パトカーの前に居たあの二人は消されてしまった・・・」


パトカーの無線からは、あちこちで警察官が連続して蒸発している報告が鳴り響いている。
その頻度は時間が経つにつれて増しており、依夫の頭の中ではある考えが巡っていた。


依夫 「(ひょっとして、犯人はターゲットを一般市民から警察官に・・・?)」

警官A「すまん、取り乱してしまって。俺はこれから署に戻って・・・」


警察官が話し終える直前に空から不気味な重低音が響き渡り、
4人は思わず視線を上へと向けた。
叫んだり逃げたりする間も無く、一瞬の白い閃光と共に4人の姿は消え、
土手には無人のパトカーだけが残されていた。
それからどれほどの時間が経ったのか。
4人は窓も扉も無い不思議な部屋の中で目を覚まし、ただ呆然とその場に座り込んでいる。


霊子 「何・・・ここ・・・?」

琉夫 「俺達も攫われたって事かお・・・」

警官A「まさか、犯人が俺を狙ったばかりにお前達まで巻き込んで・・・」

依夫 「そうかもしれないが、今はそういう事を言っている状況ではありませんな。犯人がどんなトリックを使ったにしろ、私達は一瞬で気を失い、ここに運び込まれたのは事実。こりゃぁ相当大きな規模の組織が動いて・・・」


4人の会話を遮るかの様に、機械音と共に何も無かった壁に隙間が出現し、
部屋の外にあるスピーカーらしき所から声が響き渡った。


???「ヨウコソ、手荒ナ真似ヲシテ申シ訳ナイ事ヲシタネ。今カラ違ウ部屋ニ移動シテモラウカラ、全員部屋ノ外ニ出テキテクレナイカネ?」


まるで電子音を組み合わせたかの様な奇怪な声を聞いて4人の表情は曇るが、
お互いの顔を覗きつつ、言われた通りに部屋の外に向かって歩き始める。
しかし部屋の外にある通路には、2m以上の大きさがありそうな人型の「ロボット」が、
右腕に備え付けてある銃を突きつけながら4人を待っていたのだった。


???「今カラ私ガ指定シタ通リノ部屋マデ進ンデ貰ウヨ。但シ妙ナ真似ヲシタ場合ハ、ソノ【ユートム】ガ君達ノ相手ニナルガネ」


4人は確信した。一連の事件が「人間の仕業では無い」という事に。
その確信と同時に、事件に首を突っ込んでしまった霊子と琉夫は激しく後悔をした。




part5に続く
http://ch.nicovideo.jp/ultramanasina/blomaga/ar261563

◆まなしなへの連絡先など◆

主な活動拠点であるブログ→   http://ultramanasina.blog102.fc2.com/
何かあればこちらまでメールを→ soundwave0628@gmail.com
何故か始めたtwitter→      http://twitter.com/soundwave0628


コメント

中山中
No.1 (2013/06/15 18:52)
黒幕はいったいクール何とら人なんだ・・・。 ←
yuji640
No.2 (2013/06/15 19:03)
TRPGのほうも絡めて来ましたか・・・
若干映像の時とは流れが違いますが、再構成したからかな?
それとも振りなおした?
ギー
No.4 (2013/06/16 00:05)
まさかTRPG編もやるとは・・・
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