人生とは不思議なものである。いままたその新潟の地で、再びジャーナリズムの仕事を始めることになるとは……。
小田部長に、取材が行き詰っていることを話すと「新潟日報の情報を出すわけにはいかないが、人間を紹介してやる」と言われ、越後交通幹部や元秘書、さらには『新潟日報』の現場の若い記者たちまでも紹介してくれた(その中には現在の新潟日報社長の佐藤明氏もいた)。彼らとは、ライバル関係にあるはずだったが、貴重なヒントをいくつも教えてくれたものだった。
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