ウクライナでの「紛争」がはじまろうとしている。欧米や日本の報道を見る限り、絶対的な正義はウクライナにあり、大抵ロシアは悪の枢軸ということになっている。
 
 果たして、本当にそうなのだろうか?
 
 健全な懐疑主義はジャーナリズムの基本であり、民主主義を成熟させる必須の条件でもある。異論・反論であるオプエドという概念は、まさしくこうした際に活用されるべきだろう。ということで、オプエドの観点から「ウクライナ戦争」を分析してみようと思う。

 いかなる国でも一般人がメディア情報に左右されるのは致し方のないことである。とくに、リテラシーの低い、メディア教育を受けていない日本人は、より一層、偏狭な考えに陥りがちだ。