それにしても、9月8日の「報道ステーション」はいつもにも増す偏向ぶりだった。朝、安倍総理が無投票で再選と決まったことがよほどお気に召さなかったらしい。
まず、女性アナが安倍陣営の出陣式について「もう無投票と決まってるのに、なぜこんなに騒ぐんでしょうか」。安倍陣営が集まったのは午前7時過ぎ、野田聖子さんが会見で出馬断念を表明したのは午前8時。気勢をあげて当然だろう。
続いて国会特別委員会、参考人質疑の報道では、批判派の大野政輔元法制局長官の発言だけを長々と紹介。統合幕僚長と米軍幹部の会談記録についても共産党による批判だけ。株安を安倍政権の責任のように報じ、派遣法改正では派遣社員を無制限に受け入れるものと批判。
最後は朝日の立野某が「前回の総裁選では安倍さんは地方では負けてた。今回は前回以上に全国民、多くの声があったことでしょう。最近、何でも永田町の身内で決める風潮強まっている。一方通行の政治でいいんでしょうか」。
何が何でも安倍政権にケチをつけようという、典型的偏向報道だ。
そもそも朝日新聞のいうように、総裁選をやらなければ、党内議論ができないというほうがおかしい。総務会はじめ、党内議論の場はいくらでもある。第一、党内からの安倍批判なら、朝日に持って行けば大喜びで載せてくれるだろう。
花田紀凱
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