『週刊文春』(9月3日号)が右柱で「大阪寝屋川中1男女惨殺 鬼畜山田浩二の正体」。
『週刊新潮』(9月3日号)が左柱で「真人間を演じていた少年愛の『ホオジロザメ』」。
問題は山田容疑者が、これまで、何度も同様手口の犯行を繰り返していたこと。平成14年には少年2人に対する強盗、逮捕監禁、傷害容疑で逮捕され、懲役12年の刑が確定。服役し、出所したのは昨年秋だった。
〈異常な性犯罪者であっても、刑期さえ終えてしまえば、人権を盾に、凶悪性を懐に忍ばせたまま何食わぬ顔で社会に紛れ込める〉(『新潮』)
それが“人権大国”日本の現状なのだ。
今週、もうひとり、話題の主は先週『文春』が未公開株問題をスクープした武藤貴也議員。
『新潮』は当の武藤議員の「懺悔録」。
たしかに学生時代からの友人だったというAなる人物とそのパートナーの女性にだまされ、気の毒な面はあるのだが、あまりに無警戒、軽率と批判されてもしかたあるまい。
『文春』の第2弾は「武藤貴也議員は議員宿舎で僕を奴隷にした」。
要は若い少年を性の対象にしていたというのだが……。
人の性癖をとやかく言うつもりもないが、こちらもあまりに軽率。国会議員としての自覚が足りない。
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産経ニュース【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】より
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>性犯罪者も刑期を終えれば、人権盾に社会へ紛れ込める
「法治主義」の意味をわかっていないようですね。