先週はあえて取り上げなかった『週刊新潮』(7月16日号)、工藤美代子さん(ノンフィクション作家)の寄稿「『三笠宮彬子女王』が初めて語った! 『寛仁殿下』が『信子妃』に家庭内暴力というひどい嘘」。
今週、『週刊文春』(7月23日号)が「三笠宮彬子女王の威を借りて『週刊新潮』のひどい嘘」と真っ向から反論。
『新潮』がリードで〈スクープと誤報はしばしば紙一重である〉と『文春』を批判したのに対し『文春』も、リードで、
〈彬子女王を証言者として引っ張り出し、「寛仁殿下のDVはなかった」として本誌報道を「ひどい嘘」と決めつけた週刊新潮。だが(中略)裏取りもロクに行わず、本誌編集部への確認取材もナシ。まさに皇族の威を借る新潮記事のひどい嘘を指弾する!〉
事態はまさに『文春』と『新潮』の代理戦争の様相を呈してきた。
そもそもの発端は、故寛仁殿下と信子妃の不仲、信子妃の長い療養生活の原因は寛仁殿下のDVだったという『文春』(6月11日号)のスクープ。
もっともこの記事「信子さまの現状を知る人物」という匿名証言が中心だった。『新潮』は彬子女王が実名で証言。
にわかにどちらの言い分が正しいとは判断できないが…。
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産経ニュース【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】より
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