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手記の出版=「元少年A」が更生していないことを物語っている

2015/06/29 14:00 投稿

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  • 花田紀凱
  • 月刊WiLL

『絶歌』(太田出版)に対して厳しい批判が続いている。


『週刊新潮』(7月2日号)はトップで「『元少年A32歳』が自己顕示した『14歳の肖像』」。

回収を求めた被害者の父親に増刷で応えた太田出版に対し、〈何の罪もない遺族への私刑〉〈遺族感情を完全に無視しての増刷決定。少年Aは、三度(みたび)、淳くんを殺したのだ〉と手厳しい。


太田出版岡聡社長の反論。

〈「野菜を切るための包丁を売ったのに、その包丁が人殺しに使われてしまった。それで(中略)責められてもねえ。我々は野菜を切るために一番切れ味の良い包丁を提供した」〉

これはいかにも無神経な比喩だった。


〈彼は知らなかったのだろうか。事件当時、少年Aが犯行声明に《汚い野菜共には死の制裁を》と記していたことを。事件後に母親と面会した少年Aが、「弱い者は野菜と同じや」と言い放ったと報じられていることを。つまり被害者を「野菜扱い」していたことを〉

今回の騒動、呉智英さん(評論家)の分析に尽きる。


〈手記の出版が、少年Aが更生していないことを如実に物語っている〉

やれ「グローバル・オピニオン・サミット」だ、やれ「東京国際コンサート」だと最近、新聞各紙にハデな全5段広告を打っている新興宗教教祖にして大学予備校みすず学苑長の半田晴久氏(別名・深見東州)。


続きはこちら


産経ニュース【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】より


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