（花田）

今回の選挙後は、どうなるんだと、

これに目を向けているのが「文春」と「NewsWeek」だな。

文春だって、毎号取り上げている飯島さんの「月刊インテリジェンス」

（花田）

「WiLL」にもインタビューして書いてもらった。

これもやっぱり選挙後どうなるか、

安倍さんがどういうことをやらなきゃいけないかアドバイスしています。

（花田）

今は評論家です。

ある人は、安倍さんは飯島さんを使えばいいと、こう言う人もいましたよ。

（花田）

小泉さんがあれだけうまくいったのは、

飯島さんって人がいたことも大きいからね。

安倍さんは飯島さんをうまく使えばいいんじゃないか、

という人もいましたね。

 

だからまぁ、顧問でもいいしアドバイザでもいいし、

何らかの形で地位を借りればいいと思いますけどね。

 

（花田）

政治の世界に生きてきた人だから、お願いすれば、

しかも「俺は安倍ファンだ」と言っているくらいだから

やってくれるんじゃないですかね。

 

その飯島さんがね

ちょっと面白いことを言っていてね。

 

民主党、野田の次の代表は、岡田克也副総理で決まりだ、と。

岡田は幹事長として、国から出る政党交付金を一切使わず、

珈琲一杯を奢らなかったから

民主党は250億円も溜め込んだらしいじゃない。

 

政党交付金を使わないわけだから、残っているんだよ。

衆院選ではばんばん使ったと思うけど、

今回の選挙では、議員数がガクっと減るだろうから、

これから辛い野党暮らしと言うわりに資金は潤沢なんだよ。

 

「ケチな岡田氏のおかげで望外の懐の暖かさ」だと。

金があるんだな。

 

ーーお金持ちなのに、引き締まっているんですね。

 

（花田）

岡田さんは非常に四角四面の人でさ、

お歳暮とかお中元も全部返すっていうんでしょ。

 

お歳暮とかお中元とか送ってくる人がいるわけですよ。

そしたら全部返すんですよ。それは徹底しているんだよ。

 

大人げないって言えばまぁ、

お中元やお歳暮くらいは、もらっておいていいわけですよ。

他の人にあげてもいいんですから。秘書連中とかにさ。

 

全部返すんだって。

ある意味ではえらいよね。

 

ケチとか言われてるんですけど、珈琲一杯奢らないって。

 

「民主党は下野、自民党は政権復帰。

　単純に喜んだり悲しんだりするのは素人。

　実は参院選に向けて民主党のほうが、政策に責任もなくなり

　好き勝手にやれるし、今言ったように金もある。

 

　自民党は民主党政権3年余の負債を背負わされ、

　消費税増税実行する責任まで抱え込む。

　15年10月に税率10％の道は厳しいぜ。

　今妙に高揚している安倍総裁、この皮肉な立場わかっていますか？」

 

と、これが飯島さんの読みなんだけど、

これなかなかするどい、というか、深い読みですよね。

（花田）

そうしてくると、ネジれてる参院選が目標になるんだけど

その間にまた朝日新聞をはじめとする、安倍バッシングがあってですね。

しかも、民主党はたぶんですね、細野に変える訳ですよ。

 

細野に変えて参院選を戦うとなると、

金はあるし、顔としては人気がありますし

だいたい揺り戻しが日本の選挙であるわけですし

参院選でまた負けちゃう可能性もなくはないですね。

 

だから安倍さんとしては、ダブル選挙だと。

またもう１回解散しちゃうと、衆議院も。

 

ダブル選挙はこれまで2回あったんですけど、

全部自民党が圧勝しているんですよ。

 

かつダブル選挙になればですね、さすがに候補も足りない、

お金も自民党の地力のほうがありますよ。

ダブル選挙をやれば、自民党は参院選も勝つ可能性はあるわけですね。

そういう戦略もありますよね。

 

半年以内に2回も選挙があるのは大変ですけどね。

だけど長期安定政権をつくるには、

そういうことも視野に入ってくるんじゃないですかね。

 

いつまでもネジレだとね。

民主党もね、3年間の経験で妥協するとこは妥協する、

一緒にやるところはやる、となればいいですよ。

 

だけど、それこそ戻っちゃって、なんでも反対という

福島みずほ、みたいになったら困る訳ですよ。

国政が動かくなって。

だからそれは、野田さんだってさ、

9条とか集団自衛権とかは自民党に近い事を言っているんです。

 

選挙になったら変わっているけど。

そういうことをきちんとやっていくんだったらいいんですけど。

そうじゃないと、安定のためには

ダブル選挙ということもあるんじゃないですかね。

（花田）

そうすると安倍長期政権ですよ。

十分な改革ができるわけですよ、

（花田）

選挙後については、「NewsWeek」が大特集でね

 

「日本を悩ます絶望政治、圧勝の安倍自民党を待ち受けている次なるカオスとは」

 

こういうのをやっているんですよ。

 

「安倍自民党を待ち受ける絶望政治」

 

安倍自民党になっても、安倍政権になっても、

なかなか大変だよ、とこういう事言っているんだよ。

なぜ大変かというと、現在の自民党が

民主党より結束力と経験値があるかは微妙だと。

 

なぜだというと、離党や引退によって

大物と言われる政治家が自民党を去っている。

長老というのは老獪なイメージがつきまとっているけど、

特に安定感も与えていた。

そういうのがどんどん去っちゃったと。

 

「自民党が以前より、層の薄い組織になったのは、

　立候補者の構成が雄弁に物語っている。

　自民党には多彩な人材がいると胸をはるが、

　337人の衆院選の広報者のうち、新人が158人にあがる、と。

　仮に大勝した場合、衆議院の自民党のかなりの部分が

　政治の素人によって構成される」

 

これは僕はおかしいと思うんだよ。

 

158人新人かもしれないけど、地方政治とかやってたり、

必ずしもズブの素人、小沢ガールズみたいなのが158人いるわけじゃない。

（花田）

自民党は公募制でしょ、だからそれなりの人物は来ているわけで

国政に経験はないかもしれないけど、無能ではない、と。

そのへんはちょっと違うね。

 

衆議院のかなりの部分が政治の素人によって構成されるっていうのは

僕はちょっと違うと思うんだけどね。