オ〇ニストによる音楽批評

Zombi/Shape Shift

2016/05/13 01:10 投稿

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1. Pillars Of The Dawn
2. Total Breakthrough
3. Mission Creep
4. Interstellar Package
5. Diffraction Zone
6. Toroidal Vortices
7. Shadow Hand
8. Metaverse
9. Siberia II

USはペンシルベニア州南西部ピッツバーグ出身、現在はイリノイ州シカゴにて活動するエレクトロニカ/ホラーシンセ/プログレッシブ/スペースロックユニットの6th。本作で初めて聴きます。Steve Moore(Bass/ Synthesizers)とA.E. Pattera(Drums/Synthesizers)の二人組によるユニットで、過去にはMaseratiとコラボ作品を出したり、今は懐かしのExtreme the DOJOで来日したこともあるらしく、そんでもってリリースが名門Relapseからだってんだからエクスペリメンタルと紹介にあってもなんだかんだでメタルに分類されるやかましい代物なんだろうと思っていました。しかし、スペイシーなシンセが彩りを加えながら徐々にスケール感を帯びてきて物語の始まりを告げる導入の1. Pillars Of The Dawnやその延長上の2. Total Breakthroughなどを聴くに壮麗なシンセサイザーの響きが生み出すシネマティックなスペースロックと言った予想外の音楽性で、NothingやTrue Widowの最新作にてまさかRelapseがこんなアーティストも取り扱ってるのねと驚いた記憶が蘇ってくる。同時にGoblinやTangerine Dreamを筆頭とするジャーマン系特有のクラウトロック然とした難解さや宇宙の彼方にまで無限に広がっていく途方もないスケール感はどう聴いたってプログレ以外の何物でもないのだが、一応プログレリスナーであるおかげか意外なほどにスッと耳に馴染んでいく。特に、ミステリアスなポップ調から突如コミカルなホラーシンセテイストへと変調していく5. Diffraction Zone(エログロB級ホラー系のチープなPVに草)やTodd Terie風味のニューディスコ調×プログレな6. Toroidal Vorticesの中盤あたりがいい具合に意表を突いてくる。そしてラスト9. Siberia IIは宇宙空間を彷徨うが如くアンビエントドローンの波にゆらりゆられて約15分でZombiプレゼンツ宇宙の旅は終わりを告げる。といったかんじで、本作をどういった層に薦めればいいのかはちと分かりませんが、映画のサントラあたりもチェックしてる通な方なら気に入る可能性がありそうですかね。何にせよ、好奇心を擽る面白い音源であることには違いないです。


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