オ〇ニストによる音楽批評

Totem Skin/Weltschmerz

2015/12/31 01:28 投稿

  • タグ:
  • クラスト
  • ブラックメタル
  • ハードコア



1. Always Ire
2. Longing Leans And Beckons
3. Reckless Recluse
4. The Mouth Of Man
5. Pretend
6. Distant Visitant
7. I De Blindas Rike Är Den Enögde Kung

スウェーデンはダーラナ地方のスクリーモ/ブラッケンドハードコアバンドの2nd。スウェーデン発祥のクラストハードコア/D-Beatsという音楽ジャンルの特徴と言えば、イエテボリメロデスからの叙情性や北欧特有の乾いた荒涼感が売りな漢のハードコアであるが、界隈の重鎮であるMartyrdödやWolfbrigade級にドス黒いクラストコアをブチかますのが、2012年に結成された6人組Totem Skinの2ndフル「Weltschmerz」で、ブラッケンドらしい暗黒性とスラッジメタル並の重量感を持たせたハードコアサウンドは否応にも聴き手の心を揺さぶっていく。ちなみにマスタリングにはSunn 0)))やOathbreakerといったダークな激重音楽を数多く手掛けるAudiosiegeを起用しています。静寂~クラスティな疾走パートへ雪崩込み、ポストメタルようのような激情轟音で締める冒頭の1. Always Ireから迫力十分で、2. Longing Leans And Beckonsでは、Wolfbrigade直系のクラスティな突進力で突っ走る暴走機関車さながらの暴れっぷりには胸が高まります。その後も木々をなぎ倒すかのようなブルータリティ溢れる怒涛の進撃は止む事なく、The Secretのようなダークハードコアで混沌へと突き落とす3. Reckless Recluse、まるでヴァイキングメタルでも聴いてるかのような勇壮感や哀成分高めのメロディがいい具合に入り込んだ4. The Mouth Of Man、静寂~轟音へと落差の激しい展開で、ネオクラストのような激情疾走パートは鳥肌が立つほどカッコいい5. Pretend、ソリッドかつファストに慟哭メロデスのようなアグレッシブな疾走を終始見せつける6. Distant Visitant、そしてアトモス系の浮遊空間を彷徨いながら重圧なポストメタルの渦に飲み込まれる7. I De Blindas Rike Är Den Enögde Kungまで熱量のある勇壮なハードコアで終始攻め込む捨て曲皆無、年間ベスト入り不可避な傑作に仕上がっています。ハードコアだけでなくスラッジ/ブラック、そしてスウェディッシュメタルのエッセンスまで貪欲に詰め込み昇華させた音像はとにかくカッコよくキマっていて、上記で挙げたようなハードコア常連バンド群にも劣らぬやかましさで十分メタルリスナーにアピールすることが出来ます。ですがいくらダークで有れど北欧特有の土着的な叙情性も滲ませているため、一定の聴き易さはキープしていると言う絶妙なバランスの上で成り立っているのが何とも心憎い。尚、アートワークはChris Panatierという方が手掛けたもので、決してBaronessの人じゃない(見事に勘違いしてたワイw)。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事