オ〇ニストによる音楽批評

Deluge/Æther

2015/12/11 01:57 投稿

  • タグ:
  • ポストハードコア
  • ポストブラック



1. Avalanche
2. Appat
3. Melas | Khōle
4. Naufrage
5. Houle
6. Klartraumer
7. Vide
8. Hypoxie
9. Bruine

フランス北東部モゼル県メス出身のポストハードコア/ブラックメタルバンドの1st。2013年に結成されたポストブラック界の新人バンドDelugeのデビューフル作「Æther」が、エクスペリメンタル気味な洒落たアートワークから想像されるような淡いポストブラックとは一味違うハードコア/クラスト系のオラついた爆走パートと静寂を行き来する過激なブラックメタルだったので軽く紹介。本作の目玉は何と言ってもポストブラック界隈のボスAlcestのNeigeがゲスト参加しているという点で、ソレに釣られてしまったのは言うまでもないのだが、その3. Melas | Khōleでの透き通ったヴォーカル、そして今のAlcestでは聴けることが無くなってしまった高音スクリームをブラスト爆走に乗せて披露してくれるが、雨音のSEによるアンビエントパートを挟んで次曲へ移るため出番少なめです。ちと消化不良。他の曲に至っては、うっすらと孤独感を煽るようなアンビエントを挟むことでよりトレモロリフとブラストによるブラック疾走パートを際立たせるスタイルで、そのかなりの落差はかなりのもの。しかしポストブラックと言えどメロウなフレーズは極力抑えたビターな仕上がりであるため、Deafheaven周辺が得意とする甘美な旋律を期待すると面白くないかもしれない。7. Vide以降の後半戦に入るとスラッジ系の轟音やミドルテンポを導入してサウンドに幅を見せてくるが、こういう楽曲もやはりメロディ要素は薄く、個人的には印象に残り易いいざといアプローチを見せてくれても良かったかなってのが正直なところでありますが、デビュー作にしてこの高い完成度は今後に期待が掛かりますね。


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