オ〇ニストによる音楽批評

Black Breath/Slaves Beyond Death

2015/12/20 21:17 投稿

  • タグ:
  • ハードコア
  • クラスト
  • デスメタル



1. Pleasure, Pain, Disease
2. Slaves Beyond Death
3. Reaping Flesh
4. Seed Of Cain
5. Arc Of Violence
6. A Place Of Insane Cruelty
7. Burning Hate
8. Chains Of The Afterlife

USワシントン州ワットコム郡の都市ベリンハム出身、現在はシアトルにて活動するデスメタル/クラスト/ハードコアバンドの3rd。もしかしたらBan対象になるかもと思ったのでアートワークの一部加工しております(最近この作業多いな全く...)。なので市場も貼りません。Slayerばりのスラッシーなキレの良さやデスメタルの暴虐性、クラストコアの突進力を兼ね備えたハイブリッドなハードコアサウンドを得意とする名門Southern Lord所属のバンドBlack Breathによる約3年ぶりとなる3rd「Slaves Beyond Death」なのだが、前作に引き続きConvergeのKurt Ballouがプロデュースしたと聞いた時は過去二作と同路線かと安心しきっていた。しかしいざ聴いてみたら、ソリッドでキレのあるデスロール/ブラッケンドハードコアの名盤だった2nd「Sentenced to Life」とは一味違う仕上がりとなっていました。というのもハードコアらしい激情性は秘めているものの、暴走気味とも言えたあのスピード感がかなり落ち込んでいる。代わりにスローテンポでどっしりと構えたデスドゥーミーな楽曲が大半を占める結果となっていて、1stから聴いてるリスナーにとっては賛否ある作風であることに違いないだろう。それでも1. Pleasure, Pain, Disease~2. Slaves Beyond DeathのようなGraveばりのジメジメしたデスメタルパートを抜けてからの快速クラストコアへと切り替わるあたりの高揚感は異常で、やはり気持ちいいの一言に尽きます。7. Burning Hateも中々。しかし個人的にはこういう緩急付けた楽曲が続くのであればもっと気に入ったのでしょうが、やはり後半以降になると盛り下がってくる感は否めないですね。2ndをその年のベストの一枚に加えるほど気に入っていたこともあって余計にそう思ってしまうのでしょうけど。といったかんじで、過去作と比べるとスピード感の減退のせいで即効性がだいぶ落ちていますが、スウェディッシュデスのようなおどろおどろしいダークな側面に振り切った肉厚重量感マシマシな本作も質は十分に高いです。


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